「ジョージ秋山氏追悼企画」ビッグコミックオリジナル14号(7月4日発売)に掲載

株式会社小学館のプレスリリース

ビッグコミックオリジナル誌上で44年に渡って『浮浪雲(はぐれぐも)』を連載し、去る5月12日に逝去したジョージ秋山氏(享年77)を追悼する企画を7月4日発売のビッグコミックオリジナル14号に掲載いたします。

さいとう・たかを氏、ちばてつや氏、本宮ひろ志氏、高橋留美子氏など、41人の錚々たる漫画家からの追悼のメッセージ付きイラストを掲載するとともに、44年間に描かれた全1039話の中から編集部が厳選した1話を収録しました。

【編集部コメント】
ジョージ秋山氏の追悼号に『浮浪雲』の一話を再録することに決めたはいいものの、連載44年、全1039話の中からひとつを選ぶのは至難の業でした。『浮浪雲』という作品は、人間の営みを、つまり生と死をずっと描いてきた作品だからです。

「風のせい」という今回再録した一編は、まさに生と死を描いたものです。この作品の中で(1039話の中でも本当に滅多にないことですが)主人公の”雲”が涙を流して泣いています。

大切な人を失った時、大切な人を失った人を目の前にした時、できることは何もない。ただ「その死」を抱きしめて泣くことくらいしかできないのだと。今、痛感しています。

【ジョージ秋山氏略歴】
1943年4月27日、東京都生まれ、栃木県足利市育ち。1966年に『ガイコツくん』(別冊少年マガジン)でデビュー。1968年、『パットマンX』(週刊少年マガジン)で講談社児童まんが賞を受賞。1970年、漫画史に残る名作『銭ゲバ』(週刊少年サンデー)、『アシュラ』(週刊少年マガジン)を次々に連載。社会に衝撃を与えた。1973年にはビッグコミックオリジナルで代表作『浮浪雲』の連載を開始。1978年に同作で小学館漫画賞を受賞。1978年、1990年の二度にわたりテレビドラマ化もされた同作の連載は、2017年の最終回まで44年に及んだ。他、『ザ・ムーン』(週刊少年サンデー)、『ばらの坂道』(週刊少年ジャンプ)、『花のよたろう』(週刊少年チャンピオン)『ピンクのカーテン』(週刊漫画ゴラク)、『恋子の毎日』(漫画アクション)など数多の作品を執筆。漫画界に多大な功績を残した。2020年5月12日急逝。次回作を構想中であった。

【ビッグコミックオリジナル】
1974年2月創刊。毎月5日、20日発売。小学館
『釣りバカ日誌』『深夜食堂』『三丁目の夕日』『黄昏流星群』『風の大地』などの王道作品に加え、
近年は『昭和天皇物語』などの話題作も連載。
表紙イラストは村松誠。

【公式サイト】
https://bigcomicbros.net/magazine/bigoriginal/

「ビッグコミックオリジナル」2020年14号 7月4日発売
定価:400円(税込) 発行:小学館

 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。