【HMV&BOOKS書店員が選ぶ今月の5冊】”2020年に書店員が読んだお薦めしたい本”5選

株式会社ローソンエンタテインメントのプレスリリース

[12月後半のテーマ] ”2020年にHMV&BOOKS書店員が読んだお薦めしたい本”5選

 

今回のキュレーターは、HMV&BOOKS SHINSAIBASHIの書店員 柴田健太郎。

今年も残すところ、あと1週間となりました。
今回は、HMV&BOOKS SHINSAIBASHI書店員の柴田健太郎が今年に読んだ本の中から、ぜひ皆さんにも読んで欲しいなと思う本を5冊厳選しました。年末年始の休暇にゆっくり読書はいかがでしょうか。

HMV&BOOKSでは、提案型の売り場を通じて、お客さまに本との”出会い”や”発見”を提供しています。本企画によって、オンライン上でも店舗と同じように、お客さまと本との”出会い”のきっかけを提供できればと考えています。
 

  • [小説] 夏への扉 / ロバート・A・ハインライン (出版:早川書房 発行:2020年12月)【新刊】

タイムトラベル小説の古典であり「猫SF」としても有名な名作。1950年代に発表されてから、SF小説のベストランキングでは常時上位に登場する作品です。名作すぎて、2020年に発売された『夏への扉』はなんと8バージョン目。新版の魅力は、内容はもちろんですが、まずはその表紙。作品にも登場する愛らしい猫と主人公のイラストが他の文庫本ではみたことのないデザインであしらわれています。しかも表紙から作品世界に入っていけるかのようなこの造本。ぜひ文庫本で。2021年2月山﨑賢人さん主演で、ついに世界初映画化が決定しています。

https://www.hmv.co.jp/product/detail/11297263
 

  • [漫画] 怪獣8号 / 松本直也 (出版:集英社 発行:2020年12月)【新刊】

12月4日に第1巻が発売され早くも話題沸騰のコミック。舞台は怪獣大国・日本。街中に突如発生する怪獣が日常を破壊していきます。主人公は、「怪獣専門清掃業」で働く日比野カフカ。若くないカフカは、かつて夢見た防衛隊員になることを目指しますが、謎の生物により、自分自身が怪獣化してしまうことに…。作品内で怪獣のことは「本獣」と「余獣」と呼び分けられ、発生順に「号」と名付けられることからも、怪獣は私たちの日常を襲う「災害」を思わせます。怪獣というあり得ない設定なのに、不思議なリアルさで迫ってくる手に汗にぎる一冊です。

https://www.hmv.co.jp/product/detail/11325894
 

  • [エッセイ] あやうく一生懸命生きるところだった / ハ・ワン (出版:ダイヤモンド社 発行:2020年1月)

韓国でベストセラーとなり、HMV&BOOKS SHINSAIBASHIでも2020年のロングセラーだった本書。「頑張って!」「ベストを尽くして!」「我慢しろ!」という声を疑わずに必死に生きてきた著者。サラリーマン生活時代のエピソードから退職をしてからのさまざまなエピソードは、時におかしく、ときに哀しく。けれど、シビアな内容も飄々とした筆致とイラストで、重くなく読めてしまいます。「我慢してやみくもに努力することだけが能力ではない」との悟りと、自分自身を肯定することの大事さを教えてくれます。2021年に著者のその後の人生を描いた『今日も言い訳しながら生きてます』が発売予定です。

https://www.hmv.co.jp/product/detail/10399832
 

  • [趣味・娯楽] リュウジ式悪魔のレシピ / リュウジ (出版:ライツ社 発行:2019年11月)

TwitterやYouTubeでも大人気の料理研究家リュウジさん。「悪魔的においしいのにとんでもなく実用的」を目指して作られた116のレシピ。驚くことにほとんどのレシピが3工程でまとめられています。包丁すら使わず2工程で完成する「野菜たっぷりタンメン」のなんと美味しそうなこと! さらにレシピの半数は低糖質という至れり尽くせりっぷり。2020年料理レシピ本大賞・料理部門大賞も納得の1冊です。

https://www.hmv.co.jp/product/detail/10409895

 

  • [専門書] 10代から知っておきたいあなたを閉じこめる「ずるい言葉」 / 森山至貴 (出版:WAVE出版 発行:2020年8月)

本書の紹介Tweetが7万いいねを超えて、話題になった一冊。人から言われて悪い意味で気になる言葉ってありますよね。その場で言い返せなかったけど、あとあとまでもモヤモヤする言葉。この本では、そういった言葉に隠された思い込みや偏見、責任逃れなどを丁寧に紐解いていきます。タイトルには「10代から知っておきたい」とありますが、大人が読んでも大丈夫。大人だからこそ「ずるい言葉」で他者を閉じこめないよう、自分自身の良心の点検にも使いたいですね。

https://www.hmv.co.jp/product/detail/11092226
 

 

[今回の選書担当店舗]HMV&BOOKS SHINSAIBASHI
〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目4−3 心斎橋オーパ 8F
https://www.hmv.co.jp/fl/34/73/1/

書籍を中心に、音楽・映像ソフト、雑貨、チケットなど幅広いエンタメ商材を取り扱う複合店舗。
店内には、展示スペース「hmv museum」やイベントステージを常設し、定期的に展示やイベント、インストアライブなどを実施しています。

 

 

  • HMV&BOOKS書店員が選ぶ今月の5冊 について

本企画では、毎月2回それぞれのテーマを決め、全国のHMV&BOOKSで働く書店員が選書した5冊を紹介いたします。時節や気分にあわせたテーマによる選書が、新たな本との出会いのきっかけになればと考えています。

■HMV&BOOKS 選書店舗一覧
・HMV&BOOKS SHIBUYA(東京・渋谷)
・HMV&BOOKS HAKATA(福岡・博多)
・HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(東京・日比谷)
・HMV&BOOKS SPOT 伊丹空港(大阪・伊丹)
・HMV&BOOKS OKINAWA(沖縄・浦添)
・HMV&BOOKS SHINSAIBASHI(大阪・心斎橋)
・HMV&BOOKS online(ECサイト)

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