虐待から逃げて親と“分籍”するまでを描いたコミックエッセイ『生きるために毒親から逃げました。』2月17日発売

株式会社イースト・プレスのプレスリリース

コミックエッセイ『生きるために毒親から逃げました。』が2月17日(水)に発売されます。
「毒親」という言葉が認知されてから何年もたちますが、いまだに虐待はなくならず、親という呪縛から逃れらずにいる人たちがいます。彼らは時に自分が虐待を受けていることにすら気づかず、傷ついた心と体を癒やす方法もわからず暮らしているのかもしれません。
そんな中、自分が幼少期から虐待を受けていたことに気づき、家に縛り付けようとする親から逃げることを決意し実行した女性がいます。彼女がどんな体験をし、どうやって逃げ出したか? そして連れ戻されることのないよう行政的手続きを行うまでを描いた1冊です。

◆虐待を受けた壮絶な体験談
 著者、尾添椿(おぞえ・つばき)さんへの虐待は、幼少期から始まりました。「言うこときかないなら、椿ちゃんを置いてお父さんとお母さんだけで海外へ行っちゃうよ」と笑いながら言われる、「ちがーう」と返事をしたら「『違います』だろう!」と怒鳴られる。
 

小学生の頃、無自覚のストレスによるひどい体調不良でベッドから動けなくなった時も、看病することなく放置されたり、中学生の頃、眠れずに自分で心療内科の診察を受けもらった薬を捨てられ「眠れないなら酒を飲みなさい」と強要されたり……。
 

肉体的な暴力はない、こうした心理的虐待は、じわじわと心身をむしばんでいきます。著者はその後も数々の体調不良や病気に見舞われますが、ストレス起因と考えられるものが散見されます。椿さんがりんごアレルギーを発症してからの行動にも驚くばかりで、世代として許されるわけにはいかない無理解さは信じがたいものです。

 

子ども個人の尊厳を損なう行動はどんどんエスカレートし、“家”に縛り付けようと高校卒業後は進学も就職も許さないという状況に。その理由はのちに(著者の確信的推測として)明かされますが、親の身勝手極まりないものでした。

母親の奇行でいよいよ命の危険を感じた著者は、逃げることを決意します。その時の行動は冷静で、メンタルクリニックの心理士さんに相談し、着々と行動に移します。
 

◆実用性のある行政的手続きも
本作では、家を出た後の行動、親と完全に決別するまでのやりとり、そして「現在の日本で可能な限り縁を切るため」の行政的手続きに至るまでを具体的に描きます。

負の連鎖を断ち切るためにも、親から逃げてもいいのです。それを実行する勇気と、ひとつの方法を伝えてくれる彼女の体験によって、救われる人がきっといるはずです。

 

壮絶ながら実用的、そしてある種の爽快感のあるコミックエッセイ『生きるために毒親から逃げました。』(尾添椿 著)2月17日発売です!

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定価/1000円(税別)
判型/A5判 頁数/168ページ
発売/イースト・プレス
ISBN978-4-7816-1956-9
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※おためし読みはこちらから
http://matogrosso.jp/dokuoya/01.html

 

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