株式会社BookLiveのプレスリリース
凸版印刷株式会社のグループ会社である、株式会社BookLive(本社:東京都港区・代表取締役社長:淡野 正)は、運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」のマンガ好きの会員(過去半年以内にマンガ作品を購入した会員)の男女2,129名を対象に「”2021年春、人との新たな出会い”に関する意識調査」を実施しました。
書店員選りすぐりの「出会いのシーンが印象的なマンガ」も併せて紹介します。
【1】仕事・学業・生活環境など、コロナ禍でも変化を迎えるこの春、「人との新たな出会い」を期待する人は4割
【2】コロナ禍によって「人との新たな出会いが減った」と感じる人は6割。必要なのは「気楽に付き合える友人」
【3】10代・20代の女性が「人との新たな出会い」に意欲的!ビデオ通話やSNSの活用、オンラインでの会合も
【4】「マンガで典型的な出会いのシーン」で理想の出会い方1位は「第一印象は最悪だが、徐々に打ち解けあう」
【5】”出会いあるある”「食パンくわえて猛ダッシュ⇒街角で衝突⇒再会」の少女マンガは実在しない⁉ベテラン書店員が解説
【6】ベテラン書店員が厳選、「出会いのシーンが印象的なマンガ」5選!「第一印象最悪系」から、「偶然再会系」まで
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ】とご明記ください。
【1】仕事・学業・生活環境など、コロナ禍でも変化を迎えるこの春、「人との新たな出会い」を期待する人は4割
「あなたはこの春、引っ越し・進学・転職など、何か生活環境に変化はありますか?」という質問をしたところ、27%の人が「ある」と答えました。また、「ある」と答えた人に具体的な内容をきくと、「就職・転職・部署異動・転勤など」といった仕事に関係する回答が1位、「引っ越し」が2位でした。今年はコロナ禍ならではの業務変更や、テレワークを意識した転居など、これまでとは違った新生活を迎えるという声も多数寄せられました。
さらに、3位は「新しい習い事や趣味を始める」でした。今年1月に調査した「”習い事・スキルアップ”に関する意識調査(https://booklive.jp/bkmr/report_2101)」でも顕著だったように、コロナ禍だからこそ何か新しいことを始めようとする意識がうかがえました。
4位の「進学・クラス替え」の中には、これまでのオンライン授業から初めて対面授業が始まるなど、やはりコロナ禍ならではの声も。また、「子供の入園や進学」にが5位にランクインし、子育て世代の場合はこうしたタイミングでも、生活リズムや人付き合いの仕方がガラリと変わるようでした。
その一方で、「変化は特にない」と答えた人の中には、コロナ禍で転職活動がストップしてしまっている人、引っ越しを先送りにしている人なども見受けられました。
・職場で異動があり、業務も色々変わる。コロナ禍のため、今までの仕事のやり方を見直すことに。(30代・女性)
・在宅勤務がまだまだ続きそうなため、快適に仕事ができる部屋に引っ越し。(20代・男性)
・家にいる時間が長くなったので、資格取得のためのオンライン授業に参加します。(30代・女性)
・大学の授業の一部が対面授業になるので、やっと同級生に会えることに、期待半分不安半分です。(10代・女性)
・子供が小学校入学。自分の生活リズムも、ママ友などの人付き合いも、大きく変わると思う。(40代・女性)
・転職活動をする予定でしたが、コロナ禍で思うように動けず、現状維持です。(30代・女性)
・コロナの影響で、引越しの予定を先延ばしにしている。(50代・男性)
次に、「あなたはこの春、人との新たな出会いがある事を期待していますか?」という質問には、「とても期待している」「まぁまぁ期待している」と答えた人の合計は4割にとどまり、「あまり期待していない」「全く期待していない」の合計が6割を占めました。
コロナ禍のため、いまだに様々な制限の中で生活をしなければならず、人との交流が減っているため、閉塞感を感じている声も多く届きましたが、その一方で、このような状況だからこそ「人とのつながり」を強く意識したり、現状をなんとかしたいという思いがうかがえました。
・去年入学した大学の授業がこの春から一部対面式になり、初めて他の学生や教員に会えるので、期待しています。(20代・女性)
・職場に新しい人が入ってくるので、どんな人か楽しみです。飲み会は当分できませんが、他の方法でコミュニケーションをとっていこうと思います。(30代・女性)
・環境の変化はないし、外出するのも前より控えている状況なので、あまり期待はできません…(30代・男性)
・在宅勤務なので、新入社員と顔を合わせる機会もなく、新たな出会いは無いに等しい。(20代・女性)
【2】コロナ禍によって「人との新たな出会いが減った」と感じる人は6割。必要なのは「気楽に付き合える友人」
実際に、コロナ禍によって「人との新たな出会い」がどのように影響しているのかを質問してみたところ、約6割の人が「出会いが減った」と答えており、「影響していない」と答えた人が約4割でした。「出会いが増えた」と答えた人はわずか3%、ごく少数派です。
「人との新たな出会い」が減ることについてどう思うか、を質問してみたところ、「とても嫌だ」と「まぁまぁ嫌だ」の合計が40%、「特に何も思わない」という人が32%、「とても気が楽だ」「やや気が楽だ」と答えた人は合計で28%でした。
「人との新たな出会い」が減っているという実情と、それを求める気持ちを持つ人々、相当なギャップがある事が見えてきましたが、では、「人との新たな出会い」から、どういった関係性になる事が望まれているのでしょうか。
「人との新たな出会い」から、どのような関係性になる事を望んでいますか?(複数回答可)という質問をしたところ、1位は「気楽に付き合える友人がほしい」でした。会食などもしづらく、気の置けない友人とのおしゃべりもままならない昨今、世間話など、ちょっとした事でもいいから「会話」がしたい、という声が多く寄せられました。
2位は「同じ趣味の仲間がほしい」でした。元々趣味をもっていながらあまり交流はしてこなかった人も、この機会に一歩踏み出してみよう、という人は多いようです。
3位は「困った時に頼りになる友人がほしい」、4位は「深く付き合える友人がほしい」、がランクイン。思い描いていたような交流がなかなかできない若い世代のほか、親友と呼べる存在の大切さを一層感じる40代以上の票が集まりました。
「恋人がほしい」「結婚したい」は下位にとどまりましたが、”まずは友人から”という段階を経るのが大切なのかもしれません。
・世間話など、軽い話をできるのがありがたい環境だったのだと感じました。バカ話をして笑いたい。(20代・女性)
・趣味を共有する仲間は欲しい。気楽に話せる友人がいたら嬉しい。(30代・女性)
・オンライン授業が中心で、同級生との交流もロクにできない。困った時に相談できる友人がほしい。(10代・女性)
・この歳になって、親友って大事だなあと思います…仕事に追われて疎遠になっていたことを反省。(40代・男性)
【3】10代・20代の女性が「人との新たな出会い」に意欲的!ビデオ通話やSNSの活用、オンラインでの会合も
コロナ禍で「人との新たな出会い」のために、積極的に取り組んでいる事はありますか?という質問をしてみたところ、「ある」と答えた人の比率は10代・20代の女性が最も高い結果が出ました。
「ある」と答えた人の比率は男女ともに、30代・40代となるにつれて下がっていきますが、50代で比率が上昇しています。仕事や子育てで大忙しの期間は、自分から交友関係を広げようという行動は限定的で、子育てを終えた世代になるとふたたび人と積極的に交流を持ちたくなる、という傾向がうかがえます。
コロナ禍で「人との新たな出会い」のために、どんな事に取り組んでいますか?(複数回答可)という質問をしてみたところ、1位は「zoom等、ビデオ通話ツールを使い始める」でした。ビジネスシーンから急速に広まったzoomですが、その他にも、従来からあったアプリや携帯電話のビデオ通話機能を頻繁に使うようになった、という声もありました。
2位は「SNS等を通じて、同じ趣味の仲間を増やす」でした。これまで以上にSNSを活用するようになったという人や、以前は情報を収集するだけだったのが、今は他の人と交流をするようになった、という人も増えているようです。
また、「オンラインでの会合への参加」が4位に上りました。ビジネスでの会合だけでなく、趣味の仲間の集まり、同窓会などもオンラインで開催されている昨今。最初は敷居が高く感じる人も多いかもしれませんが、「一回参加してみたら、直接出向くより気楽で良かった」という感想もありました。
5位の「マッチングアプリ」は、ニーズの高まりとともに各社サービスが拡充されています。これからは「ネットやアプリで知り合うこと」が決して珍しくはない、という世の中になっていくのかもしれません。
なお、【2】の質問で「出会いが増えた」と答えた3%の人も、ほとんどがビデオ通話・SNS・オンライン会合・マッチングアプリのいずれかを活用していました。
・最初は仕事のために使い始めたzoomだが、友達同士のオンライン飲み会などでも活用している。(20代・男性)
・親と電話する時にも、ビデオ通話で話すようになりました。コロナになるまで使った事がなかった。(30代・女性)
・今までSNSは情報を集めるために見ているだけでしたが、同じ趣味の人と感想を言い合うようになりました。(20代・女性)
・オンラインヨガを習い始めたのですが、レッスン後に先生と生徒たちみんなでオンラインでおしゃべりする時間も楽しいです。(30代・女性)
・オンライン飲み会は、服も化粧も適当でいいし、直接会うよりもとてもラクだという事に気付いた。(20代・女性)
・マッチングアプリを使うようになって、逆に出会いが増えました。まだコレという人は見つかっていませんが…(20代・女性)
【4】「マンガで典型的な出会いのシーン」で理想の出会い方1位は「第一印象は最悪だが、徐々に打ち解けあう」
「マンガで典型的な出会いのシーン」で、あなたの理想の出会い方は?(複数回答可)という質問をしたところ、1位は「第一印象は最悪だが、徐々に打ち解けあう」でした。学園モノでも社会人モノでも、恋愛モノでも職業モノでも、最初は「なんだコイツ」というところから、お互いを知っていく過程での心の変化を描いた人気作品も数多くあり、納得の1位となりました。
また、3位は「昔一度出会っている相手と、10年ぶりなど、年月が経ってから再会する」でした。これは現実でもたまに聞くエピソードです。オンライン同窓会などに積極的に参加してみるのも良いかもしれません。
4位は「芸能界や上流階級など、絶対に知り合うはずのない世界・身分の人と出会う」、5位には「日常から、異世界など非日常な世界へいざなわれる」、と現実離れした設定が「理想」としてランクイン。気を失ったら異世界に飛ばされてしまう”異世界系”や、スパダリ(整った容姿と高収入、高学歴を兼ね備えた”スーパーダーリン”の略)設定の作品の流行には、このような理想が投影されているのかもしれません。
なお、マンガの定番設定である「一目で運命の恋に落ちる」は、意外にも6位にとどまりました。容姿だけに惹かれる、というのは現在ではなかなか評価されづらいようです。
・第一印象は最悪だけど、実は…というギャップに弱いです。現実社会でも「まぁこの人もそんな悪い人じゃないのかも」と思えます。(30代・女性)
・バチバチのライバルから友情が芽生えたり、いけ好かない奴がいざという時に頼りになったり…が好きです。(40代・男性)
・そんな偶然だらけなんて、あるわけないじゃん!と思ってても、ついつい読み進めてしまいます。(20代・女性)
・ありえないとわかっていても、ハイスペックなスパダリキャラがやっぱり理想です。(30代・女性)
・異世界モノはやっぱり好きです。現実から逃れたい…(30代・男性)
・一目惚れは、昔は楽しく読めていたけど、今は「え、見た目だけ??」と思ってしまいます。(40代・女性)
【5】少女マンガの”出会いあるある”「食パンくわえて猛ダッシュ⇒街角で衝突⇒再会」は実在しない⁉ベテラン書店員が解説
「少女マンガで定番の出会いシーン」と言えば、
遅刻しそうな女の子が食パンをくわえて猛ダッシュしながら(遅刻遅刻~!)⇒見知らぬ男子と街角でぶつかり、第一印象最悪!(痛った~い!なによアイツ)⇒学校に到着すると転校生として彼が教室に入ってきて再会(朝のやなやつ!)⇒やがて恋に発展
…という一連の流れを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ではその少女マンガ作品のタイトルは?
年間2000冊マンガを読むブックライブのベテラン書店員・すず木にきいてみました。
「実は、それらが全て盛り込まれている“少女マンガ作品“は、存在しません。それぞれ一部分だけ描かれている作品であれば複数存在します。少女マンガの“あるあるネタ”として紹介されていくうちに、あたかも1つの作品であるかのようなイメージが定着してしまったようです。
しかし、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の最終回では、オマージュ的に一連のシーンが再現されており、その影響も大きいのかもしれません。」
※ブックライブ書店員・すず木調べ
驚きの回答でしたが、少女マンガの奥深さと、人の記憶の曖昧さ、両方を知る結論となりました。
【6】ベテラン書店員が厳選、「出会いのシーンが印象的なマンガ」5選!「第一印象最悪系」から、「偶然再会系」まで
「出会いのシーンが印象的なマンガ」①『王様に捧ぐ薬指』
著者名:わたなべ志穂
出版社:小学館
https://booklive.jp/product/index/title_id/294010/vol_no/001
【作品紹介】
ホテルのブライダル課勤務の綾華は、誰もが認める美貌の持ち主なのに性格は最悪。数多の男を手玉に取る姿から「悪女」と呼ばれている。そんな彼女に目をつけたのは、ホテルの新支配人にして街の権力者の息子・東郷!王様な彼が綾華に下した命令とは!?悪女VS王様のラブバトル、スタート!!
「出会いのシーンが印象的なマンガ」②『Bread&Butter』
著者名:芦原妃名子
出版社:集英社
https://booklive.jp/product/index/title_id/267329/vol_no/001
【作品紹介】
柚季は、ある事件をきっかけに教師を辞め婚活をはじめるがうまくいかない。自信をなくしかけた矢先、文具店の片隅でパンを焼く風変わりな洋一と出会う。少しずつ優しく分かり合っていく、大人の恋の行方は?
「出会いのシーンが印象的なマンガ」③『あせとせっけん』
著者名:山田金鉄
出版社:講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/60010713/vol_no/001
【作品紹介】
女性に絶大な人気を誇る化粧品&バス用品メーカー・リリアドロップに勤めるOL・八重島麻子(やえしまあさこ)は、重度の汗っかきなのがコンプレックス。デオドラント製品が手放せない生活の中、ある日、商品開発部の名取香太郎(なとりこうたろう)に、「君の体臭は素晴らしい!新商品の石鹸開発のため、これから毎日、君のにおいを嗅ぎに来ます!」と言われてしまう。でも、においを嗅がれるのは、そんなに嫌でもなくて…。
「出会いのシーンが印象的なマンガ」④『やわ男とカタ子』
著者名:長田亜弓
出版社:祥伝社
https://booklive.jp/product/index/title_id/513072/vol_no/001
【作品紹介】
モテない・サエない・自信ない……。こじらせ喪女の藤子が合コンで出会ったのは運命の相手――ではなく、おせっかいなオネエだった!?美形オネエ・小柳の力を借りて、自分を“女”と認められない藤子のジェンダートライが今、始まる…!こじらせ女(feat.オネエ)のリハビリ奮闘劇。
「出会いのシーンが印象的なマンガ」⑤『オオカミ彼氏と同棲契約』
著者名:村山犬
出版社:NINO
https://booklive.jp/product/index/title_id/10002844/vol_no/001
【作品紹介】
貯金もほぼゼロ、転職活動に追われる26歳のひとみは、過労の末に面接直前で倒れてしまう。搬送された病院で、担当医としてひとみの前に現れたのは幼馴染の蓮也。入院費が払えないひとみに蓮也が提案したのは、自宅での付き添い看病!!昔と変わらず優しい笑顔の一方で時折見せる思わせぶりな行動にドキドキのひとみ。お返しがしたいと伝えるひとみに蓮也が告げたのは「自分の婚約者になること」…!?
総合電子書籍ストア「ブックライブ」は、“いつも心に「マンガ部屋」を。”をコンセプトに、人生を豊かにする本との出会いと、心ゆくまで楽しむことができるサービスを今後も提供してまいります。
【調査概要】
・調査タイトル :“2021年春、人との新たな出会い”に関する意識調査
・調査方法:ブックライブ会員に対してアンケートメールを送付。フォームより回答
・調査対象 :過去半年以内にマンガジャンルの作品を購入したブックライブ会員
・有効回答数:2,129人(10代以上の男女) 男性回答者658人、女性回答者1,471人
・調査時期:2021年3月26~3月28日
・本調査レポート記事:https://booklive.jp/bkmr/report_2103
※過去の調査レポートアーカイブURL: https://booklive.jp/bkmr/category/report
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」概要】
ブックライブは、凸版印刷グループの総合電子書籍ストアです。2011年よりサービスを開始し、マンガ、書籍、ラノベ、雑誌など、国内最大級の品揃えを誇ります。読者の利便性を最優先に、いつでも、どこでも簡単に楽しめるサービスを提供しております。
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≪「使いやすい電子書籍ストア」No.1を獲得≫
2020年9月「電子書籍・電子コミックに関する調査」(実査委託先:ESP総研、調査対象:20~29歳)において、「使いやすい電子書籍ストア」部門で第1位を獲得しました。
【株式会社BookLiveについて】
BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。
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