ヤギのプレスリリース
株式会社ヤギ(以下、当社)は、すみだ北斎美術館で4月 20日(火)から 6月 27日(日)まで開催される、「しりあがりサン北斎サン -クスッと笑える SHOW TIME!-」 展に協賛し、世界的な浮世絵師として評価の高い葛飾北斎の作品をしりあがりサンのセンスで現代のアパレルにアレンジした展示物の制作に協力しました。このコレクションは、北斎作品から、今の時代を象徴する巣籠り・飛沫・つながりなどをテーマに、当社の抗菌素材や防水素材などを使用して製作した作品を展示。世相をクスッと笑い飛ばせる愉しい作品が並びます。
当社が参加する背景
今回の展覧会において、当社と関係する2社(東京ブランドラボ、株式会社FMB)と協業、連携する事により、日本の伝統芸術を当社ならではの技術によって現代に蘇らせるサポートをしたい、という思いから、今回の協賛をさせていただきました。制作した計11点の作品は、生地製品に加えてFMBによる3DCGも含まれ、ファッション産業で既に活用されはじめた新技術が、芸術・文化の分野でも活用出来る事を表現しています。
当社制作協力作品の一例
「諸国瀧回り」シリーズから「飛沫どころか滝マスク」
「冨嶽三十六景 凱風快晴」の「赤富士マスク」
展覧会の概要
世の中の不条理や不合理をゆる~いタッチで描き出す、マンガ家でありアーティストのしりあがり寿 氏。 2018年にすみだ北斎美術館で開催された展覧会で発表された、北斎のパロディ作品「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」に、今回は更に「青富士」「瑠璃富士」などの新作や、原案となった当館所蔵の北斎作品等、より大きな構成で約160点が展示されます。「東海道五十三次」「諸国瀧廻り」 などの浮世絵から『椿説弓張月』などの版本まで、世界に名だたる北斎の画業の幅広さもご覧いただきつつ、しりあがり流に解釈した北斎ワールドがお愉しみいただけます。
しりあがり寿「しりあがり寿肖像画」(渓斎英泉「北斎肖像画」国立国会図書館デジタルコレクション)
しりあがり 寿(しりあがり・ことぶき)
1958年静岡市生まれ。神戸芸術工科大学専任教授、日本大学藝術学部非常勤講師。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後、食品メーカーでデザイン、広告、商品開発等をてがける。1985年単行本『エレキな春』で漫画家デビュー。1994年に独立後はマンガ、イラストなどに幅広く活動。2016年に「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」(練馬区立美術館)、2018年「ちょっと可笑しなほぼ三十六景しりあがり寿北斎と戯れる」展(すみだ北斎美術館)、2020年「古典×現代 2020時空を超える日本のアート」(国立新美術館)に出展、現代美術にも活動の幅を広げている。2011年、東日本大震災や原発をテーマにした『あの日からのマンガ』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2014年、紫綬褒章受章。
渓斎英泉「北斎肖像画」国立国会図書館デジタルコレクション
葛飾 北斎(かつしか・ほくさい)
1760~1849年。本所割下水(現在の墨田区北斎通り)付近で生まれる。生涯に引っ越しを93回したと伝わるが、多くの時間をすみだで過ごした。勝川春章に入門し勝川春朗を名乗った後、勝川派を離れ江戸琳派の頭領である俵屋宗理を襲名。 独立後、北斎の名で活動したが、そのあとも改名を繰り返し、生涯で使用した画号は30にのぼるという。幅広いジャンルの作品を手掛けたが、浮世絵に風景画のジャンルを確立させたことや、読本挿絵の芸術性を飛躍的に高めたことは大きな功績の 1つである。主な作品に、「冨嶽三十六景」、『北斎漫画』など。
すみだ北斎美術館
(英 The Sumida Hokusai Museum)
開館時間:9:30~17:30 (入館は 17:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始
所在地:〒130-0014 東京都墨田区亀沢 2-7-2
問い合わせ:03-6658-8936 9:30~17:30 ※休館日を除く
公式サイト: https://hokusai-museum.jp/
弊社制作の展示物に関する問い合わせ
株式会社 ヤギ アパレル第ニ事業本部 第二事業部 429課
槇野 亜有子 makinoa@yaginet.jp
03-3667-4602
以上