実写化が成功したと思うアニメ・漫画作品を発表。3位『カイジ』2位『銀魂』そして堂々の1位は……。

株式会社vivianeのプレスリリース

​国内最大級のエンタメ情報サービス「ciatr( https://ciatr.jp/ )」を運営する株式会社viviane(本社:東京都渋谷区 代表取締役:田辺大樹)は、アニメ・漫画が好きな全国10代〜50代の男女300名(有効回答数:300)を対象に2021年6月2日(水)〜2021年6月3日(木)まで、アニメ・漫画作品の実写化についてのWebアンケート調査を実施しましたので結果を公開致します。

以前​弊社のサービス、ワンスクリーン( https://1screen.tv )主導で行ったアンケートによると、「次にハリウッドで実写化して欲しいアニメ・漫画作品」の1位は「なし」という結果になりました。実写化に対して厳しい声が多い中、ファンは実写化のどの部分に不安や不満を感じているのでしょうか。そしてどんな実写化なら、観てみたいと思っているのでしょうか。

今回はそんな疑問に応えるために、アニメファンの男女300人に対して実写化に関するWebアンケートを実施しましたので、結果を発表していきます。

■質問内容
・実写化が成功したと思う作品は?

・アニメ・漫画を実写化する際に大事にして欲しいことは?

・こんな実写化は許せない!と思うことは?(完全版に記載)

■質問1(有効回答数=300)
実写化が成功したと思う作品は?

■調査結果:

1位:『るろうに剣心』38.0%(114票)
回答理由:
「るろ剣の圧倒的なまでの徹底した作り込み要素の多さには胸を震わせるものがあるから。」(20代)

「るろうに剣心(原作)に近いビジュアルやストーリーで良かった。」(30代)

「今まで見た実写化映画の中で唯一成功したと思える作品でした。」(30代)
「迫力満点、アニメを超えている」(60代)

2位:『銀魂』16.0%(48票)
回答理由:
「俳優陣全員がキャラになりきっていて、すばらしいと思いました。」(20代)
「アニメと同じような素晴らしいビジュアルや性格のキャストを集め、演技が上手だったのでとても原作通りの忠実な映画になっていた」(20代)
「監督の人選のセンスの良さがピカイチだった。」(30代)

3位:『カイジ』7.7%(23票)
回答理由:
「原作に忠実ながらほどよくリアリティも高かったから」(20代)
「主演俳優さんの思い切った演技が本当にハマり役でよかったと思います。何度も見返してるくらい好きな作品です。」(30代)
「やはり藤原竜也の演技力がすべてを物語ってると思います。」(40代)

4位:『キングダム』7.0%(21票)
回答理由:
「引き込まれた。肉体改造している役者さんもいてよかった。」(20代)
「ストーリーもキングダムの原作に忠実に沿っていてキャラクターもそれぞれ再現度が高く、アクションシーンもとても素晴らしかったからです。」(20代)
「漫画、アニメを観て期待していたのですが、特に信と政のイメージがピッタリすぎました。アクションも素晴らしかったです。」(30代)

5位:『今日から俺は!!』5.7%(17票)
回答理由:
「原作通りのぶっ飛び具合がとても好きです。また、選ばれていた役者もぴったりだったと思います。」(30代)
「むしろ漫画よりよかったのではないかというイメージ。俳優陣が演技が上手かった」(30代)
「今日から俺は!30年近く前の漫画だったのでなぜ今実写化なのか疑問でしたが、映画化もされて成功だったと思います」(40代)

■分析
今回行ったアンケートによると、全体の38.0%が「成功した実写化作品」で『るろうに剣心』を選ぶという結果になりました。2012年に実写化第1弾が公開された本作は、主人公・緋村剣心役を務めた佐藤健の圧倒的な演技力で人気を博しシリーズ化されています。2021年には最終章である「The Final」「The Beginning」が公開されました。

この作品を選んだ理由を見てみると「世界観の作り込み」「役者の演技力」「原作の忠実性」の3つが多く挙げられていることが分かりました。特に原作ファンが多い『るろうに剣心』や『銀魂』などを実写化する際には、如何に原作をリスペクトできているか、という点にファンは着目しているようです。

また世界観という意味でも、明治時代の日本が舞台である『るろうに剣心』、そしてキャラクターの年齢層が高い『銀魂』や『カイジ』は、撮影でリアルを追及できたり原作の設定通りの女優・俳優の起用ができるなど、日本の映画界で実写化しやすい作品だったと言えます。

■質問2(有効回答数=300)
アニメ・漫画を実写化する際に大事にして欲しいことは?

■調査結果

1位:ストーリーの忠実性 51.0%(153票)
回答理由:
「原作に忠実なほうが違和感なく見られる」(20代)
「ストーリーを改変することは別作品として形を変えるのと同義だから。」(20代)
「原作を読み込んでいる場合、漫画やアニメのイメージ、原作を壊されるのはファンとしては受け入れ難い。」(30代)
「キャラクターは二次元と三次元の壁があり表現できないのは仕方ないと思うがストーリー改変は二次創作にみえて萎えてしまう」(30代)
「せっかく素敵な原作があるので、それをあえて改造したりはしないで欲しい」(40代)

2位:キャラクターのビジュアル 46.3% (139票)
回答理由:
「アニメや漫画は、キャラクターの魅力が大きいから。実際にビジュアルの再現度が高いと話題になった『銀魂』や、『約束のネバーランド』のママなどは、ビジュアルで納得したから。」(20代)
「ビジュアルにリアリティがないと漫画の世界観やストーリーが全く入ってこないので。」(30代)
「原作と比べてそっくりだ!!はまり役だ!!となってほしい。」(50代)

3位:3Dなどの演出 1.7%(5票)
回答理由:
「すぐに3Gとわかる演出だと急につまらなくなってしまいます」(30代)
「アクションの迫力が無かったり、映像に違和感があると残念に思います。アニメや漫画ででアクションや格闘シーンがあるものでは、臨場感があったり迫力があるのに、実写化する事で迫力が無くなることも多いです。」(30代)
「せっかく実写化するので、演出は大切」(30代)

4位:その他 1.0%(3票)
回答理由:
「ビジュアルを寄せすぎて不自然になるよりは、作品のテイストやキャラクター性がしっかりしていればそれが一番良いと思います。ストーリーについても実写にすることで漫画的表現が難しくなるのであれば、実写に適したように改変されるのはありだと思います。」(30代)
「原作のキャラを忠実に再現しつつ、役者の独特の表現力も出してほしい。」(40代)

■分析
「アニメ・漫画を実写化する際に大事にして欲しいことは?」という質問に対し、51.0%が「ストーリーの忠実性」と回答しました。実写化成功作品の回答理由にも「原作に忠実だった」という意見が挙がっているように、大幅に設定を変更したオリジナルストーリーではなく、原作通りの物語を期待しているファンが多いことが分かります。またアニメや漫画作品には多くの名言・名シーンが登場するので、それが設定の改変に伴いカットされてしまって作品の魅力が半減する、というケースもある様です。

次に多かった意見として、「キャラクターのビジュアル」が46.3%を占めるという結果になりました。特にキャラクター人気の高い作品では、誰が自分の“推し”を演じるのかに注目しているファンが多く、「話題性だけで配役を選ばないで欲しい」という意見も挙がりました。

■総評
今回ciatr編集部では、アニメ・漫画の実写化についてファンの本音を調査しました。「ストーリーの忠実性」「キャラクターのビジュアル」に重きを置いているファンが多い中、その両方で高評価を受けている『るろうに剣心』が第1位に選ばれたことは納得の結果と言えます。

今後アニメや漫画を実写化する際には、奇抜なアイデアやオリジナル要素ではなく、原作の魅力をどこまで再現できるかが成功の鍵になりそうです。

※「実写化が成功したと思う作品は?」TOP10と「こんな実写化は許せない!と思うことは?」の調査結果を含む全文は、弊社メディアciatr( https://ciatr.jp/topics/318384 )にて公開しています。

■調査概要
対象者:全国10代〜50代までの男女
回答数:300名(うち有効回答数=300)
調査方法:Webアンケート
アンケート実施期間:2021年6月2日(水)〜2021年6月3日(木)

※今回の調査内容をご利用いただく場合は、弊社サービスのクレジット「ciatr( https://ciatr.jp/topics/318384 )」を表記いただくようお願いします。

■ciatr[シアター]概要
国内最大級のエンタメメディア。さまざまな気分からおすすめの映画・ドラマ・アニメを探したり、おすすめのVODや電子書籍を紹介したりと、好きな作品を深く知ることができるコンテンツなど幅広く提供しています。
URL: https://ciatr.jp/ 

【会社概要】
会社名:株式会社viviane
本社所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-25-5 島田ビル5階
代表取締役:田辺大樹
設立:2012年3月14日
URL: https://viviane.jp

※前回ワンスクリーン主導で行なったアンケートの調査結果: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000042456.html

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