株式会社小学館のプレスリリース
2020年12月3日に惜しくもこの世を去った漫画家・花村えい子氏(享年91歳)。少女漫画の黎明期から中心作家の一人として活躍した氏の作品は、可憐な少女、色彩豊かな花々、妖艶な大人の女性と、そのエンターテインメント性溢れる華やかな表現と繊細な作風で人気を博し、さまざまな世代の女性たちがそれぞれに抱える葛藤をも描き出しました。
その多岐に渡る活動から、今では全てを追うことが非常に困難となっている花村氏の偉大な軌跡をたどる本、漫画家本スペシャル『花村えい子本』が本日発売されました。
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少年サンデーコミックススペシャル
漫画家本スペシャル
『花村えい子本』
定価:1760円(税込)
A5判 192ページ
2021年7月21日発売
小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09850614
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美しいカラーイラスト、単行本未収録の短編作品などの作品に触れながら、作品リストや関連資料についても多数収録。気鋭の漫画研究者らによる各時代の作品についての論考、花村氏の人物像を知る関係者による証言など、「漫画家・花村えい子」を多角的に照射します。また、交流のあった里中満智子氏、さいとう・たかを氏、ちばてつや氏、わたなべまさこ氏による寄稿や、楳図かずお氏の特別インタビュー、1980年「プレイコミック」に掲載された、「雪の花」を再録など、大変盛りだくさんの一冊です。