ワントゥーテンのプレスリリース
XRやAI等の先端技術で社会課題の解決に取り組む株式会社ワントゥーテン(本社:京都府京都市、代表:澤邊芳明)は、2021年7月22日から松屋銀座で開催されたポケモンの企画展「POKÉMON COLORS」へ企画制作で参画いたしました。
発売から今年で25周年を迎え、今なお人気を博すポケモン。
本展は「POKÉMON COLORS」と題して、色をテーマに4つのアクティビティと1つのインスタレーションをポケモンと楽しむ体験型企画展です。
それぞれのコンテンツでは、来場者が身体を動かすことによってプロジェクションや映像が変化。体験を通して画面内にポケモンが現れ、目の前の世界にカラフルな色があふれていきます。
ワントゥーテンは企画展全体の、クリエイティブディレクション、プランニング、アートディレクション/デザイン、体験設計、開発などクリエイティブとテクニカル全般を担当しました。
「POKÉMON COLORS」は松屋銀座を皮切りに全国を巡回する予定で、2021年秋からは大阪での開催が決定しています。
アーカイブ動画
【クリエイティブディレクション•アートディレクション】
いろいろな色が、「色づき、混ざり合い、響き合う世界」
800種以上の多種多様な個性を持つカラフルなポケモンのキャラクターたちからインスパイアされ、「色」をテーマに企画。
会場のアクティビティに設置された様々なセンサーにより来場者の動きをセンシング。体験者が身体を動かす毎に映像、照明、音楽がシンクロし演出され、色のない世界がカラフルに色づき変化していきます。
フィジカルとデジタルが融合し、「いろいろな色が、色づき、混ざり合い、響き合う」これまでにない新たなポケモンの世界の体験をデザインしました。
いろいろな色
本展のロゴマークは、「COLORS」という「いろいろな色」の象徴としてモンスターボールをモチーフに 透明感のあるグラデーションで表現し「いろいろな色が、色づき、混ざり合い、響き合う」世界をシンボライズしています。
様々な色が混ざり合う様を、透明感のあるグラデーションで表現し、シンプルでありながら強いインパクトを持ったデザインとなっています。
色づく
本展のアクティビティは、丸や三角、四角などシンプルな形で描かれています。各体験は真っ白な世界から始まり、来場者が楽しみながら身体を動かす毎にプロジェクションや映像が変化します。
体験を通して画面内にポケモンが現れ、真っ白な世界が少しずつ色づき、カラフルな色があふれていきます。
混ざり合う
本展のアートワークは、ポケモンの色を参考にシルエットとグラデーションで表現しました。ポスターなどの広報物や会場デザイン、オリジナルグッズに展開されています。
インスタレーション「COLORS CIRCLE」も、このアートワークで構成されています。1つ1つ異なる色の12のモニターが、円形で1つに繋がることで色相環をイメージしています。画面に触れるたびに、いろいろな色が混ざり合う美しい変化を楽しむことができます。
響き合う
広い空間を活かし、ロゴマークのモンスターボールをモチーフに円形を意識した会場設計をなっています。造作はコンテンツ内のCGの世界観と連動したカラフルでプリミティブな形状となっており、まるでプロジェクション内の世界観が飛び出したようなデザイン。
また本展の音楽は、様々なポケモンの楽曲のメロディを参考にオリジナルで制作しました。ポケモンのタイプ数と同じ18種類の楽器を中心に構成されています。カラフルに色づく映像と照明にシンクロし、「音色」が会場全体で響き合います。
【4つのエリアで体験するアクティビティと1つのインスタレーション】
COLORS ROAD ―カラーズロード―
自転車に乗って道路を進むアクティビティ。
道路の両端にはリズムと連動し配置されたポケモンたちが数多く並んでおり、すれ違うタイミングで設置されたボタンを押すことで、世界が色付き、心地よいエフェクトやサウンドがインタラクティブに生成されます。
自転車には3種類の音楽が用意され、それぞれの自転車で異なる音楽が流れますが、全体として1つの音楽が成立しています。複数人で体験する事でより心地の良いサウンドやヴィジュアルの変化をダイナミックに体験し、楽しむことができます。
COLORS LAKE ―カラーズレイク―
静かな湖に竿をおろし、手応えがあったらリールを巻いて、ポケモンを吊り上げることができます。
そして吊り上げる度に、真っ白な湖がカラフルに色づいていきます。
オリジナルデザインの釣竿型デバイスは、CG内の釣竿と連動しているため、ポケモンがかかると臨場感のある触覚フィードバックがインタラクティブに体感できます。
体験者ごとに異なる色の釣竿と、連動した波紋や水泡モチーフのカラフルなエフェクト、心地良いサウンドがシンクロし体験を演出します。
COLORS FOREST ―カラーズフォレスト―
バルーンで模した木を揺らすと画面内で木の実が落ち、隠れているポケモンたちも現れます。
バルーンには揺れの強さを感知するセンサーを設置しているため、体験者が木を揺らしポケモンが姿を現すたびに、体験している世界にカラフルな色があふれていきます。
COLORS CITY ―カラーズシティ―
ボールを画面に向かって投げると、隠れていたポケモンたちが飛び出します。ポケモンが姿を現すたびに、街はカラフルで鮮やかな世界に変化していきます。
街はプリミティブな形状の積み木をモチーフにデザインされ、ダイナミックなカメラワークを用いて画面に奥行きや広がりを表現しています。
COLORS CIRCLE ―カラーズサークル―
「COLORS of TIME ~時の彩り~」をテーマに時計をモチーフとして制作された円形の映像インスタレーション。
12のディスプレイと照明、音、映像がシンクロして、インタラクションパートとショーパートが色鮮やかに演出されます。
インタラクションパートでは、1分間に1周のペースで、キャラクターがディスプレイを横断し回転します。接触検知を行っているディスプレイはユーザーがキャラクターに触ることで、グラデーションのカラーがモニター上に美しく広がりインタラクティブに変化。ショーパートでは12のディスプレイ、バルーン、照明、音、他のコンテンツとも連動し、会場全体を活用して、15分毎に時を知らせるように華やかな演出が行われます。
引地耕太 Kouta Hikichi
「POKÉMON COLORS」クリエイティブディレクター/1→10 ECD コメント
世界的認知度と人気を誇るポケモンと、
「デザインの松屋」というコミュニケーションワードを掲げていらっしゃる松屋銀座。
およそ2年にわたり、どのような企画展を開催しようかと模索しつづけ、
最後の最後に残ったのが、多種多様な個性を持つカラフルなポケモンのキャラクターと、
デザインの重要要素であり世界共通言語の「色」。
その接点から導き出されたテーマが「いろいろな色=COLORS」でした。
私たちの住む世界はいろいろな色であふれています。
空の色、水の色、草木や果物の色、街の色、目や肌や髪の毛の色、音色という音の色。
真っ赤な夕陽に涙したり、自然の緑に心が安らいだり、美しい音色に感動したり。
色はただそれだけで私たちの心を動かす力を持っています。
いろいろな色が、
色づき、混ざり合い、響き合う世界。
子供も大人も、カラフルな色の美しさや音色を、素直に楽しんでいただきながらも、
世界に溢れる「いろいろな色」に目を向け、少しでも考えるきっかけになると幸いです。
【展覧会概要】
名称:POKÉMON COLORS
展覧会公式HP:https://pokemon-colors.com/
会期:2021年9月30日(木)-10月20日(水)
会場:大丸ミュージアム〈梅田〉大丸梅田店15階
開場時間:午前10時00分‐午後8時00分(最終入場は午後7時まで)
(初日は昼12時開場、最終日は午後6時閉場、入場は閉場の1時間前まで)
※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により営業日・営業時間が変更となる場合がございます。詳しくは大丸梅田店HPをご覧ください。
主催:「POKÉMON COLORS」大阪実行委員会
企画制作:ワントゥーテン
入場料:一般1,200円、中高生1,000円、小学生500円
その後、下記会場へも巡回します。
福岡会場:2021年12月22日(水)-2022年1月10日(月・祝) 博多阪急 8階 催場
【株式会社ワントゥーテンについて】
最先端テクノロジーを軸に、AI技術を駆使した新サービスの開発や、プロジェクションマッピング・XRなどを活用した商業施設やイベントのデジタル演出などを行っている近未来クリエイティブカンパニー。羽田イノベーションシティの体験型商業施設「羽田出島|DEJIMA by 1→10」、前橋市にオープンした知育エンターテインメント施設「ENNICHI by 1→10」、夜の旧芝離宮恩賜庭園や名古屋城でのライトアップイベントなど、日本伝統文化をアップデートする「ジャパネスクプロジェクト」や、パラスポーツとテクノロジーを組み合わせた新しいスポーツエンタテインメントの「CYBER SPORTSプロジェクト」などを展開。
また、市川海老蔵氏主演の「歌舞伎座百三十年 七月大歌舞伎 夜の部 『通し狂言 源氏物語』」でのイマーシブ(没入型)プロジェクションや柔道金メダル3連覇の野村忠宏氏と阿部一二三選手、阿部詩選手との柔道イベントでのプロジェクションマッピング演出なども行っている。
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