日蓮聖人降誕800年。悩める現代人に贈る、異色の仏道マンガ『あなたは尊い 残念な世界を肯定する8つの物語』3月5日(土)発売。

徳間書店のプレスリリース

株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、数々の人気マンガを手がけた佐渡島庸平氏監修のもと、注目の新人・やじまけんじ氏が描いた、異色の仏道マンガ『あたは尊い 残念な世界を肯定する8つの物語』を3月5日(土)より発売致します。

『あなたは尊い』(徳間書店)カバー『あなたは尊い』(徳間書店)カバー

<あなたは尊い 残念な世界を肯定する8つの物語>
https://www.tokuma.jp/book/b601117.html

『あなたは尊い 残念な世界を肯定する8つの物語』は、仏教を足掛かりに、どんなときであっても強く健やかに生きるための心の在り方を探った、描き下ろしマンガです。
 いまこの世に生きている私たちは、ただそれだけで尊い──。これはいまからおよそ800年前、鎌倉時代に生きた僧侶・日蓮が文字どおり命を懸けて訴え続けた信念です。
 本書ではその日蓮にまつわる史実を題材にした8つの物語が織りなされます。日蓮は何と格闘し、何を残そうとしたのか。その姿に混迷の現代を生き抜くヒントがあります。
 この異色作ともいえるマンガの監修にあたったのは株式会社コルク代表取締役社長であり、マンガ編集者の佐渡島庸平氏。佐渡島氏は、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)をはじめ、数々の人気マンガを手がけたヒットメーカーです。
 なぜ佐渡島氏は本作で日蓮に焦点を当てたのか?佐渡島氏はその思いをこう述べます。
「ぼくはこの数年、ずっと仏教に惹かれてきました。仏教は人の悩みをすっきり解消してくれるわけではなく、あくまで悩みと向き合う手助けをしてくれるものだと思うんです。多様な価値観に彩られた現代では、何事においても答えは1つではありません。それどころか答えは無限にあります。それはつまり答えは自分で考えなくてはいけないということ。でもそれって孤独な営みですよね。その孤独に無条件で寄り添ってくれるのが仏教だと思っています。なかでも日蓮、法華経の精神というのは力強いんです。現実から目を背けず、まっすぐ物事に取り組もうとする意志にあふれている。そういう意味では、とても現実的で現代的な思想性があります」

 本作は、8編の短編マンガから成っています。それぞれ、「別れ」「青春」「孤立」「老いと死」「憎しみ」「恩返し」「親子の情」「人間の弱さ」といった普遍的な事柄がテーマです。
「お経は時代ごとにアップデートされてきました。そのときどきの時代性に呼応し、人々の心と精神に訴えかけてきた。このマンガでやりたかったのもまさにそれと同じです。マンガというカジュアルなスタイルをとることで、より多くの人に日蓮、法華経の精神をじかに感じてもらいたい。それが狙いでした。ただ実際に制作に着手してみると、その精神性をカジュアル化するという作業は、思いのほか難しいものでした。完成に漕ぎつけるまで、作者のやじまけんじさんをはじめ、スタッフたちは何度も試行錯誤を繰り返しました。でもそのおかげで、深みに到達できたと思います。年代を問わず、子どもから大人まで楽しんでもらいながら、人生について考えるきっかけになる仏道マンガになりました」(佐渡島氏)

 自分を愛し、他者を愛し、混迷の現代をいかに肯定するか。あらゆる受難、悩みをどう乗り切るか。本作にはそのヒントが詰まっています。

  • 商品情報

『あなたは尊い』(徳間書店)カバー『あなたは尊い』(徳間書店)カバー

[タイトル]   あなたは尊い 残念な世界を肯定する8つの物語
[漫画]   やじまけんじ
[監修]   佐渡島庸平/日蓮宗
[発売日]   2022年3月5日(土)
[定価]   本体1,375円(10%税込)
[判型/仕様]   A5判ソフトカバー
[発売]   株式会社徳間書店
[商品URL]https://www.tokuma.jp/book/b601117.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4198654190

  • 本書の構成

こんなにつらいのになぜ生きなくてはいけないのか。大切な人と離れ離れになった女性、やる気が起きず引きこも​

りがちな青年、やることなすことうまくいかず失意に暮れる中年などなど、彼らはどうやって再起を果たすのか。それぞれ困難に直面する人々の姿を通し、生きる意味を見つめる短編マンガ集。

「はじめに」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022「はじめに」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022

【目次】
■第1話 悲しい別れ
最愛の夫を喪った女は生きる気力を失っていた

■第2話 才能ってなんだ?
若者は引きこもり、何をすべきか途方に暮れていた

■第3話 思いが伝わらない
真面目で誠実な男。しかし周囲から孤立してしまう

■第4話 死の恐怖
病に苦しむ老人はどうしても死の恐怖を克服できない

■第5話 憎しみの正体
男は自分と意見の相容れない相手に刀を振りあげた

第2話「才能ってなんだ?」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022第2話「才能ってなんだ?」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022

■第6話 恩返し
信念を曲げてしまった老師は愛弟子をまえに口ごもる

 

■第7話 お母さんの味
いつか訪れる親との死別。その悲しみの先にあるもの

■最終話 人間は弱い。でも…
人は弱く、時にずるい。全部ひっくるめて人間は尊い

 

第6話「恩返し」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022第6話「恩返し」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022

 

 

 

第7話「お母さんの味」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022第7話「お母さんの味」より ©Kenji Yajima/Cork, 2022

 

 

 

  • 著者プロフィール

やじまけんじ  漫画家
20歳から10年間のフリーター生活を経て、2017年よりツイッター上で漫画を発表しはじめ、現在にいたる。ウェブトゥーン制作会社コルクスタジオに所属し、原作をネームに描き起こす「ネームマン」としても活動している。21年からLINEマンガで『お化けと風鈴』連載中。

オフィシャルHP  https://yajimakenji.com/
Twitter  https://twitter.com/yajima_kenji

  • 監修者プロフィール

佐渡島庸平(さどしま・ようへい)  株式会社コルク代表取締役社長/編集者
1979年生まれ。2002年、講談社に入社し、週刊モーニング編集部にて『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。12年、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。

Twitter  https://twitter.com/sadycork
note  https://www.sady-editor.com/
YouTube  https://www.youtube.com/channel/UC3mm_8VUTwXyHXFkGV_GbYA

日蓮宗(にちれんしゅう)
開祖である、日蓮聖人(1222年2月16日~1282年10月13日)の名前を冠した宗派。現在、日蓮宗の寺院は、国内5131ヵ寺、海外25ヵ寺で活動を展開し、その規模は、日本の伝統仏教教団中5番目に位置づけられる。総本山は、山梨県内の身延山久遠寺、事務所は東京都大田区池上。

オフィシャルHP  https://www.nichiren.or.jp/

  • 本件に関するメディア関係者のお問い合わせ先

<徳間書店PR窓口>
株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
メール pr★c-pub.co.jp (★は@に変換してお送りください)

 

 

 

 

 

 

 

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