株式会社10ANTZのプレスリリース
エンターテインメントのデジタル事業開発を行う株式会社10ANTZ(本社:東京都渋谷区渋谷3-12-18、渋谷南東急ビル4階、代表取締役社長:髙澤真)と、ゲームのイラスト・動画制作を行う株式会社キュービスト(本社:東京都新宿区西新宿3-2-4、JRE西新宿テラス3階、代表取締役社長:細野浩一)は、漫画やアニメーションなどの「線画」に色を施す「着彩」への人工知能(AI)活用で業務提携します。
■業務提携の背景・目的:
10ANTZ社は、「ひらめきとモノづくりで、世界中に新たな感動を」をVISIONに、「ファンとアーティストの“ありがとう”をつなぐ」をMISSIONに掲げ、2016年に国民的アイドルグループ 乃木坂46を起用した公式アプリゲーム「乃木恋」を開始し、950万ダウンロード突破。2018年には香港、台湾、マカオの3カ国で繁体字版の「乃木恋」を提供等、世界を市場に様々なアーティストゲームアプリを生み出してきました。
2021年には新型コロナウイルス感染拡大の影響でアーティストの対面式イベントに制限がかかる中、アーティストと1対1で会話ができるオンライントークアプリ「SHAKE」を開発・提供するなど、“エンタメDX(エンターテインメント×デジタルトランスフォーメーション)”推進企業です。
エンタメDX推進の取り組みの1つとして、顔認識、物体認識、写真のイラスト化などのAIモデルのエンタメコンテンツへの活用研究を進めています。
キュービスト(QBIST)社は、東証1部上場のポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社の全額出資子会社で、社名の由来は立体主義者を意味するCUBISTの造語、「ひとつの事象を多方面から見ていく人でありたい」という意味があります。また、QBISTの「Q」はQuality(品質)とQuick(早い)という基本方針示し、これまで数多くのイラスト制作を手掛けています。
線画の着彩へのAI活用について、10ANTZが確立している、影指定・色指定を行ったうえでの自動着彩や、パーツ・影要素ごとに分けた書き出しなどの主要技術と、キュービストが主要事業を通じて独自に蓄積・保有している線画・イラストのビックデータを掛け合わせていくことで高精度な着彩技術を実現するべく、業務提携することで合意いたしました。
AIによる着彩については韓国発のウェブトゥーンが一歩先を進んでいる市況のなか、10ANTZとキュービストは高品質の着彩を低コストで提供することにより、日本のデジタル漫画市場の底上げに寄与していくだけでなく、AI活用によって日本の漫画、アニメーション、ゲーム業界の担い手不足解消にも力を注ぎます。
■業務提携の今後の予定:
漫画やアニメの着彩について、日本では職人芸となっているケースが多く、AI活用は極めて少ない事例にとどまります。AIを活用した高品質化、効率化には課題が残されており、10ANTZとキュービストは法人向け商品制作への実用に耐えるレベルのクオリティーを低価格で実現するべく、本取組を推進していきます。カラー化が進む漫画業界や、ゲーム等のコンテンツ制作における大幅なコストカットによって、日本のアニメ産業をさらに活性化したいと考えています。
■株式会社10ANTZ 会社概要
・設立 :2013年(平成25年)7月
・本社所在地 :東京都渋谷区渋谷3-12-18、渋谷南東急ビル4階
・資本金 :5144万円
・代表取締役社長:髙澤真
・従業員数 :151人(契約社員、アルバイト含む、2022年4月末見込み)
・事業内容 :ゲームアプリ事業、プラットフォーム事業、映像・IP事業、デジタルマーケティング事業
・URL :https://10antz.co.jp/
■株式会社キュービスト 会社概要
・設立 :1995年(平成7年)1月
・本社所在地 :東京都新宿区西新宿3-2-4、JRE西新宿テラス3階
・資本金 :1500万円
・代表取締役社長:細野浩一
・従業員数 :86人(2022年1月末)
・事業内容 :Webコンテンツ、ゲーム攻略本、ゲームマニュアル、広告、動画、ゲームイラスト等の制作、
労働者派遣事業
・URL :https://www.qbist.co.jp/