1964年を振り返り、2020年に思いを馳せる 新旧タイトルがランクイン!東京オリンピックを舞台にした小説ランキング公開!

hontoPR事務局のプレスリリース

 大日本印刷株式会社(DNP)が株式会社丸善ジュンク堂書店、株式会社文教堂及び株式会社トゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto(https://honto.jp/)」(※1)は、hontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂、啓林堂書店とhontoサイトで購入された書籍や電子書籍のデータをもとに集計した「東京オリンピックを舞台にした小説ランキング」を発表します。(集計期間:2019年1月1日~2019年5月31日)

■ハイブリッド型総合書店honto広報担当が解説
 いよいよ東京2020オリンピックのチケット発売がはじまり、申し込みをした方は当選結果が待ち遠しいのではないでしょうか?
 今回は、オリンピック熱が徐々に高まりはじめた今、読んでおきたい、『東京オリンピックを舞台にした小説ランキング』を発表します。1964年の旧オリンピック部門、2020年(とそれ以降)の新オリンピック部門、2つを合わせた新旧総合部門の3部門のランキングを見ていきましょう。

 旧オリンピック部門では、小説家であり、有名作品を数々手がけた脚本家でもある月村了衛による、昭和の東京五輪開催で巻き起こる利権争いを描いた社会派小説、「悪の五輪」が第1位を獲得しました。
 2位以下には、同じくオリンピックの影を描いた『オリンピックの身代金(上・下)』や、実際に1964年の東京オリンピックの誘致に尽力した人物を描いたノンフィクション『東京にオリンピックを呼んだ男』、オリンピックの東京で働く女性を主人公としたオムニバス『リスタート! あのオリンピックからはじまったわたしの一歩』などがランクイン。旧オリンピックを舞台にした作品はどれも、当時の時代背景とそこで息づく人々の想いや暮らしがにじんでくるような傑作揃いでした。

 新オリンピック部門では、映画化もされた、人気作家吉田修一による青春小説の続編『横道世之介 続』が1位を獲得しました。注目は、2位の『東京の子』と、3位の『団塊の後 三度目の日本』。いずれも2020年以降の東京を舞台に、2020年のオリンピックによってその後の日本がどう変わるのかという、国民としては気になるテーマが描かれています。また4位には、更に先の2060年の未来が舞台の『僕はロボットごしの君に恋をする』がランクイン。新オリンピック部門では2020年だけでなく、オリンピックを通して日本の未来を考えるきっかけとなるアフターオリンピック作品が多くランクインしました。

 そして新旧総合部門トップ10を見ると、上位は新オリンピック部門作品となりましたが、旧オリンピック作品も5タイトルランクイン。2020年の東京オリンピックをきっかけにして、1964年を振り返る人も多いのかもしれません。
 さあ、東京2020オリンピックまであと1年強となりました。チケットが当たった人も、落選した人も、はじめから家で観戦予定の方も、開催までは小説で、観戦とは一味違うオリンピックの楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか?
(honto広報担当)

 

◆東京オリンピックが舞台の小説ランキング
・旧オリンピック部門トップ5
 

【第1位】『悪の五輪』
1963年、アジア初の五輪開催を翌年に控えた東京。ヤクザの人見は、五輪公式記録映画の監督に中堅クラスの錦田をねじ込むことで、興行界をのし上がろうとするが…。日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京五輪をモチーフにした、長編社会派クライムノベル。
著者:月村了衛
出版社:講談社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_29597051.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_29670933.html

 

【第2位】『おらおらでひとりいぐも』
「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」 捨てた故郷、疎遠な息子と娘、亡き夫への愛。震えるような悲しみの果てに、74歳の桃子さんが辿り着いた、圧倒的自由と賑やかな孤独とは。
著者:若竹 千佐子
出版社:河出書房新社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_28732349.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_28827039.html

 

【第3位】『オリンピックの身代金(上・下)』
兄の死を契機に、社会の底辺ともいえる過酷な労働現場を知った東大生・島崎国男。彼にとって、五輪開催に沸く東京は富と繁栄を独占する諸悪の根源でしかなかった。爆破テロを仄めかし、国家に挑んだ青年の行き着く先は?
著者:奥田 英朗
出版社:講談社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_26401296.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_27493532.html

 

【第4位】『リスタート! あのオリンピックからはじまったわたしの一歩』
離婚届けを突きつけられた愛子、調理師を夢見る栄子、タイピストの頼子…。苦悩や希望を抱いた彼女たちは、歓声に包まれたヒーローやヒロインたちに、何を見たのか? 昭和39年の東京オリンピックをモデルに描く5つの物語。
著者:伊多波 碧
出版社:出版芸術社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_29440412.html

 

【第5位】『東京にオリンピックを呼んだ男』
戦後日本の復興を印象付ける、1964年の東京オリンピック。その影には、一人の日系人の奮闘があった――。日本のスポーツ界や経済界に大きな影響を与えたフレッド和田の立志伝。
著者:高杉良
出版社:KADOKAWA
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_28819244.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_28896141.html

・新オリンピック部門トップ5

【第1位】『横道世之介 続』
横道世之介、24歳。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。
著者:吉田修一
出版社:中央公論新社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_29458528.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_29599038.html

 

【第2位】『東京の子』
2023年、東京。パルクール・パフォーマーを15歳で引退し、何でも屋として生計を立てる舟津怜は、失踪したベトナム人、ファムの捜索を依頼され…。アフターオリンピックの日本を描いた1冊。
著者:藤井太洋
出版社:KADOKAWA
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_29455504.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_29509909.html

 

【第3位】『コヨーテの翼』
2020年7月24日に開幕する東京オリンピック。その開会式に出席する日本の首相や世界各国のVIP殺害を画策する過激派は一人のスナイパーを雇う。スナイパーの正体は不明。そんなある日、警視庁にオリンピックの中止に応じない場合は、テロを仕掛けるとメールが入り…。
著者:五十嵐貴久
出版社:双葉社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_29377531.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_29498380.html
 

【第4位】『僕はロボットごしの君に恋をする』
2060年、東京。人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進む中、プロジェクトメンバーの健が想いを寄せる咲の勤務先にテロ予告が届く。目的を達するために、暴走する研究者の狂気。健はテロを防ぎ、咲を守れるのか?
著者:山田 悠介
出版社:河出書房新社
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_28640633.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_28752885.html

 

【第5位】『団塊の後 三度目の日本』
2020年東京五輪の後こそ深刻!「天国・日本」の重大危機に若き徳永総理が挑む“三度目の日本”とは? 202X年「三度目の日本」に向けて究極の選択が始まる。
著者:堺屋太一
出版社:毎日新聞出版
本の通販ストア:https://honto.jp/netstore/pd-book_28266666.html
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_28535467.html
 

 

■hontoブックツリーから、オリンピックをもっと楽しめる5冊をご紹介
『オリンピックを10倍楽しめる!マイナー競技の魅力がわかるコミック』
https://honto.jp/booktree/detail_00003883.html
4年に1度のスポーツの祭典であるオリンピックは、私たちに熱狂や感動を届けてくれます。そんなオリンピック競技のなかには、まだまだ私たちが知らないマイナー競技がたくさんあります。そこでオリンピックをより楽しく観戦する手助けになる、知名度は低いけれど魅力的な競技の世界を描いたコミックを紹介します。

 

①  レガッタ! 水をつかむ
レガッタの全1-3をセットにした商品です。飯塚有里が県内有数の進学校である美園女子で、ボート部に入部する。待っていたのは、1年365日ボートにささげる生活だった……。おしゃれして友だちと映画行ったり、他校の文化祭ひやかしにいったり、誰かを好きになったり、デートしたり……思い描いていたそんな青春を全部捨ててインターハイ優勝をめざしていく。
著者:  濱野京子、一瀬ルカ
出版社:講談社
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_25268724.html

 

②【期間限定 無料】のぼる小寺さん(1)
ボルダリング部に所属する小寺さん。クールなのかと思ったら、だれにでも礼儀正しく、部活には一生懸命。クラスで孤立している人とも仲が良く、部活には誰よりも先に来て、備品の掃除をしているような、心優しい普通の女の子。一体この子はなんなんだ……? 彼女の、ミステリアスでささやかな日常をそっと覗き見る、新感覚日常コメディ!
著者:珈琲
出版社:講談社
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_27236630.html

 

③木倉さんと三人三脚 1
野里宝児は、球技が苦手な高校一年生。だがその肩の強さを木倉華に見初められた宝児は、陸上部でやり投げを始めることになった。清楚で可愛い華だが、槍を持つと性格が一変し、宝児にHなご褒美をくれる大胆な一面を見せ…不思議なJKと陸上初心者の、やり投げラブコメ始動!!
著者:奥英樹
出版社:小学館
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_26573743.html

 

①  ジューリョーAGAIN 1
中学時代にゲームオタクで引きこもりだった佐倉要は、高校入学を機に「変わりたい」と考え、そのための第一歩として運動部に入ることを決意!! 紆余曲折を経て選んだのは…“どのスポーツよりも甘くて美味しい(?)”ウエイトリフティング部!? 果たしてその実態とは!? 泣き虫少年のウエイトリフティング部活動ストーリー、ここに開幕!!
著者:  友安よーいち
出版社:秋田書店
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_28002343.html 
 

①  Jumping[ジャンピング] 1
幼い頃から、引っ込み思案だった蘭は大学受験に失敗し、引きこもりになってしまう。そんな中、数少ない友達の小百合に青森に来て一緒に住まないか、と提案される。見知らぬ土地に不安しかない蘭だが、小百合の通う大学で出会った一頭の馬と一人の男の子に心を惹かれていく…
著者:  筒井旭
出版社:集英社
電子書籍ストア:https://honto.jp/ebook/pd_27735753.html
 

 

≪ランキング集計概要(調査概要)≫
ハイブリッド型総合書店honto(丸善、ジュンク堂書店、文教堂、啓林堂書店とhontoサイトの本の通販ストア、電子書籍ストア)において、ジャンル「小説・文学」/キーワード「オリンピック」の購買冊数のランキングを抽出。シリーズ本は冊数合算。<集計期間:2019年1月1日~2019年5月31日>
※本調査をご利用いただく際は、必ず「ハイブリッド型総合書店honto調べ」と記載ください。

 

<ハイブリッド型総合書店「honto」について>(※1)
「honto」は、ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と、丸善、ジュンク堂書店、文教堂、啓林堂書店などのリアル書店を連携させた総合書店です。「読みたい本を、読みたいときに、読みたい形で」提供するサービスで、本を愛する人をサポートします。
2019年6月現在、honto会員は約510万人、hontoサイトと共通で利用できるhontoポイントサービスは約180店舗で展開しています。
≪ハイブリッド型総合書店「honto」公式サイト https://honto.jp/

<大日本印刷株式会社 会社概要>
・会社名:大日本印刷株式会社(Dai Nippon Printing Co., Ltd.)       https://www.dnp.co.jp
・社長:北島 義斉
・所在地:〒162-8001 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号

<株式会社トゥ・ディファクト 会社概要>
・会社名:株式会社トゥ・ディファクト(2Dfacto, Inc.)               https://www.2dfacto.co.jp
・社長:田宮 幸彦
・株主:大日本印刷株式会社
・所在地:〒141-8001 東京都品川区西五反田3-5-20

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