メディアドゥ、手塚プロダクション、コピンコミュニケーションズ、手塚治虫の傑作マンガ『どろろ』を縦スクロールコミックで現代を舞台にリメイク決定

株式会社メディアドゥのプレスリリース

株式会社メディアドゥ(東証プライム 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣、以下「メディアドゥ」)は、株式会社手塚プロダクション(本社:東京都新宿区、代表取締役 松谷 孝征、以下「手塚プロダクション」)、韓国の大手縦スクロールコミック制作スタジオ・株式会社コピンコミュニケーションズ(本社:韓国・ソウル市グロ区、代表取締役 ユ・ヨンハク、以下「コピンコミュニケーションズ」)と共同で、「マンガの神様」と尊称される巨匠・手塚治虫の傑作ダークファンタジーマンガ『どろろ』を縦スクロールコミックでリメイクすることを決定しましたので、お知らせいたします。2022年12月より日韓同時配信を開始し、以降その他の国々でのグローバル配信も予定しております。

メディアドゥは満を持して縦スクロールコミック市場に参入します。第一弾は、日本が誇る不朽の名作マンガ『どろろ』を、国を超えた強力な制作体制で縦スクロールにリメイクします。スマートフォンでの読書に慣れ親しんだ若年層のみならず、より幅広い世代の支持も得て、新たなブームを巻き起こしたいと考えます。メディアドゥは今後もグループ会社や国内外の出版社、制作スタジオ、電子書店などとの連携により、制作・流通の両面からIP価値の最大化と健全な市場の拡大に貢献してまいります。

■リメイク版『どろろ』のコンセプト

 

リメイク版『どろろ』キービジュアル(※画像は制作段階のものです)リメイク版『どろろ』キービジュアル(※画像は制作段階のものです)

体の48箇所を魔物に奪われた百鬼丸が、魔物退治の旅を続ける手塚治虫の名作マンガ『どろろ』、その続編を縦スクロールコミックで現代ファンタジー風にリメイクします。『どろろ』のコンセプトとテーマを生かしながら、原作からは未来となる現代へ舞台を移し、闇の社会を背景にした妖怪との闘いが描かれます。
科学という名の新しい魔法が世界を支配する現代、人間ではない様々な存在(妖怪)は悪人と結託し権力者として生き残りながら、依然として暗躍を続けています。主人公「ハッキー(百鬼丸)」も原作の物語から数百年間、体の一部を取り戻しつつ妖怪たちを追い続け、不老不死のまま現代まで生き延びました。作中で「ハッキー」は、かつて苦楽を共にした「どろろ」にどこか似た印象を与える「ろろ」と出会い、一緒に新たな旅へ出ます。
原作提供・監修:手塚プロダクション
企画・制作・流通:コピンコミュニケーションズ、メディアドゥ

■リメイク版『どろろ』の概要

作品タイトル どろろ
ジャンル 現代ファンタジー/バトルアクション
配信開始時期 2022年12月(予定)
配信開始時話数 10~15話(予定)
配信形式 毎週1話連載(配信先書店は確定し次第お知らせいたします)

 

■リメイク版『どろろ』のサンプルイメージ
本作は韓国の人気縦スクロールコミック『月光彫刻師』の脚本などで知られるストーリー作家で、手塚治虫の大ファンでもある李度京(イ・ドギョン)氏(ARC STUDIO代表)が脚本・絵コンテを手がけます。さらにファンタジージャンルに強みを持つ韓国の大手縦スクロールコミック制作スタジオ・コピンコミュニケーションズとメディアドゥ、手塚プロダクションが連携しています。
『どろろ』は縦スクロールコミックでも特に人気ジャンルのバトル・ファンタジー要素を持ち、縦スクロール化に適した魅力的な世界観と拡張性があることから、リメイク版も幅広い国や世代で受け入れられる作品となり得ます。リメイク版は縦スクロールコミックの先進地、韓国の知見を最大限に生かした、インパクトと臨場感あるシーンがふんだんに織り交ぜられた作品となっています。

 

■『どろろ』原作について

1967年から1968年に「週刊少年サンデー」(小学館)、1969年に「冒険王」(秋田書店)で連載。テレビアニメや映画、ゲームにもなった、手塚治虫の時代劇作品の中でも特に著名な作品です。
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<あらすじ>
戦国武将に仕える醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、生まれて来るわが子の体を48匹の魔物に与えてしまう。こうして生まれた子供は、体の48ヵ所の部分が足りず、川に流され捨てられてしまった。
時は流れ、一人の少年が戦(いくさ)の世を旅していた。百鬼丸という名のこの少年こそ、魔物に体を奪われた赤ん坊の成長した姿であった。1匹の妖怪を倒すごとに失った体の1ヵ所を取り戻せるという宿命を負いながら旅を続ける百鬼丸は、どろろと名乗る泥棒少年と出会う。一緒に旅をすることになった二人だが、彼らの行く手には次々と妖怪や死霊が襲いかかって来るのであった。
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■縦スクロールコミックについて
縦スクロールコミックは、「ウェブトゥーン」の名称でも親しまれる韓国発の新たな電子コミックの一種です。縦にスクロールして読むスマートフォンに最適化されたスタイルで人気を集めています。韓国の縦スクロールコミック市場は2020年時点で1兆538億ウォン(1,054億円)と、2017年の3,799億ウォン(380億円)から3年で2.8倍の急成長を遂げています(※1)。グローバルでの市場規模は2021年の36.73億米ドル(約4,000億円)から2028年には262.13億米ドル(約3兆2,700億円)と約7.1倍になると予測されています(※2)。国内においても2021年の4.16億ドル(約460億円)から2028年には25.67億ドル(約3,200億円)と6倍以上になることが予想され、出版市場拡大の新たな起爆剤として注目されています(※2)。

※1 出典:韓国コンテンツ振興院「2021 ウェブトゥーン企業実態調査報告書」(1ウォン=0.1円として換算)

※2 出典:QYResearch「Global Webtoons Market Size, Status and Forecast 2022-2028」(2021年:1米ドル=110円、2028年:1米ドル=125円として換算)

【株式会社手塚プロダクション概要】
手塚プロダクションは手塚治虫作品、思想、業績の普及により、世界の子どもたちの健全な育成とその環境づくりに貢献し、地域社会から海外を含む人々との相互理解による世界平和の実現に努力します。
会社名:株式会社手塚プロダクション
所在地:東京都新宿区
代表:代表取締役 松谷 孝征
事業内容:『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『ブラック・ジャック』など、手塚治虫の創作した著作物の版権を管理
URL:https://tezuka.co.jp/

【株式会社コピンコミュニケーションズ概要】
コンテンツに関する全てをカバーするデジタルコンテンツの専門企業。幅広いジャンルのウェブトゥーンを高品質で制作し、各国の電子書店に配信。2022年末までに配信作品が100以上に達する見込み。代表作に『伯爵家の暴れん坊になった』『皇女、反逆者に刻印する』『魔族の契約』など。キャラクター、絵文字、ウェブ小説の制作なども手がける。
会社名:株式会社コピンコミュニケーションズ
所在地:ソウル市グロ区
設立:2014年
代表:代表取締役 ユ・ヨンハク
事業内容:ウェブトゥーン、キャラクター等制作、プラットフォーム展開

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