LINE Digital Frontier株式会社のプレスリリース
LINE Digital Frontier株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:金 俊九(キム・ジュンク))は、6月1日から3日まで開催された「B Dash Camp 2022 Summer in Sapporo」(主催:B Dash Ventures株式会社)に参加し、スタートアップ関連企業の参加者に向け、webtoon(ウェブトゥーン)を軸としたグローバルビジネスの現況と今後の展望の観点から、グローバルに向けて日本発でマンガ市場を盛り上げていきたいと呼びかけました。
「B Dash Camp」は、B Dash Ventures株式会社が主催する、インターネット業界の第一線で活躍される経営者や著名人が集結する日本最大規模の招待制カンファレンスです。本カンファレンスを通じ、これまで多くの出会いが作られ、新たなビジネスの機会が創出されてきました。
今回で11回目を迎える、札幌で開催された「B Dash Camp 2022 Summer in Sapporo」では、日本発で新たなビジネスを生み出そうという本カンファレンスの趣旨、取り組みに賛同し、LINE Digital Frontier株式会社と株式会社イーブックイニシアティブジャパンから経営陣が参加させていただき、新たな文化・ビジネスの両面からいま注目を浴びる「webtoon」の現在と未来ついて、トークセッションを展開しました。
また、スペシャルゲストとして、韓流ドラマのヒットメーカーであり、『愛の不時着』『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』『女神降臨』などのドラマ/映画制作を手がけるスタジオドラゴンから姜哲求(カン・チョルグ)氏、そして、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で大好評連載されていた『Dr.STONE』(原作:稲垣理一郎、作画:Boichi)のBoichi先生のお2人にもご登壇いただきました。
まず、モデレーターであるLINE・Zホールディングスの舛田淳取締役が、“webtoon”の形式、歴史、市場価値などの基本情報を紹介しました。次いで、日本を含め、グローバルでNo.1のwebtoonプラットフォーム戦略を担当してきたLINE Digital Frontierの金信培(キム・シンベ)取締役が「各国でアマチュアクリエーターを発掘し、一緒に作品を作り、その作品が誕生した国でだけ展開するのではなく、私たちのグローバルプラットフォームを活用して世界各国に展開することの重要性」を力説し、さらに、日本のプラットフォーマーの立場から、イーブックイニシアティブジャパンの高橋将峰社長が、「日本従来のマンガ市場の創作と消費文化全般における革新の潮流、さらにグローバル市場では既に大きく成長しているwebtoonをベースとした新しいIPのエコシステムによるバリューチェーン(IPを核とした多面的な付加価値連鎖)の創造」について語りました。
また、IP展開/ドラマ制作の立場からカン氏が、ドラマの原作として何故webtoonが人気なのかについて、「ストーリーのクオリティが市場で既に検証済み」であり「視聴者の共感も得やすいから(ヒット確率が高い)」との見解を述べられ、今後も、「LINEマンガや日韓の優秀なクリエイターたちとともに素晴らしいストーリーを世界の人々に提供していきたい」と抱負を語られました。
さらに、クリエイターの立場からBoichi先生は、「約70年間同じシステムを維持してきた日本のマンガ業界が変わりつつある」とし、「日本のマンガ業界とwebtoonが、海外に進出する上で何が大切なのか、変化にどう対応すべきなのか、何を受け入れるべきなのかについて、ともに考え、成長していくことが非常に重要だ」との見解を述べられました。また、ご自身が初めて「LINEマンガ」とwebtoonに挑むというビッグニュースをこの場で初めて発表され、会場からはその挑戦に対し大きな拍手が贈られました。
※Boichi(ボウイチ)先生と尹仁完(ユン・イナン)が夢のタッグ!2023年に、webtoonオリジナル・コラボ作品の連載をスタート!
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000063705.html)
「LINEマンガ」は、全世界に向け10カ国語でサービス展開する電子コミックを中心としたプラットフォームの連合体“WEBTOON worldwide service”の一員として、プラットフォームとコンテンツの両面にて着実に成長を遂げることで、日本のマンガ市場をより一層盛り上げていきます。また、日本発のマンガ、webtoon作品をグローバルにも積極的に展開していくことで、マンガ市場のさらなる発展と活性化を目指し、引き続き様々な取り組みを強化していきます。
- WEBTOON worldwide serviceについて
全世界に向け10カ国語でサービス展開する、電子コミックを中心としたプラットフォームの連合体。代表的なプラットフォームは、「LINEマンガ」(日本/LINE Digital Frontier株式会社)、「WEBTOON」(北中南米・欧州/WEBTOON Entertainment Inc.)、「NAVER WEBTOON」(韓国/NAVER WEBTOON Ltd.)、「LINE WEBTOON」(東南アジア)など。各プラットフォームを合算した月間利用者数(MAU)は8,200万、累計ダウンロード数は2億超、ひと月の流通額は100億円を超え、同市場で圧倒的な世界1位の規模を誇る。
- LINEマンガについて
「LINEマンガ」は、スマートフォンやタブレットで気軽にマンガ作品が楽しめる電子コミックサービスです。グローバルでの月間利用者数8,200万、累計ダウンロード数2億超、ひと月の流通額が100億円を超える、同市場で圧倒的世界1位の規模を誇るプラットフォームサービスの連合体 “WEBTOON worldwide service”の一員として日本市場で展開しています。
2013年に国内でサービスを開始し、現在70万点以上を配信。その中でもLINEマンガでしか読めないオリジナル作品や独占配信作品、先行配信作品を700タイトル以上取り揃えており、幅広い支持を得ています。また、スマートデバイスでの閲覧に適した、上から下に読み進める縦スクロール形式でカラーのデジタルコミック”webtoon(ウェブトゥーン)”の作品にも力を入れています。