西村純二×押井守 WOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」第1話「旅立ち」の先行無料配信がスタート!さらに、明楽役とEDテーマを務める坂本真綾のインタビューを公開

株式会社WOWOWのプレスリリース

http://hikarinoou-anime.com/

日向理恵子による長編ファンタジー小説を、監督・西村純二と構成/脚本・押井守がタッグを組んでアニメ化する、WOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」の第1話「旅立ち」がWOWOW公式YouTubeチャンネルにて先行無料配信(期間限定)をスタートした。さらに、本作で明楽(あきら)役として声優出演しながら、エンディングテーマ「まだ遠くにいる」を担当している坂本真綾のインタビューも公開!
第1話「旅立ち」はWOWOW公式YouTube(URL:https://youtu.be/2_yM7MwerDY)にて配信中。

【坂本真綾さんインタビュー】

――原作小説をお読みになったご感想をお聞かせいただければと思います。
全4巻からなる長編ファンタジー小説ということもあって、読み始める前は「全部読めるかな?」と少し不安だったのですが、思いのほかのめり込んで、どんどん物語の先が知りたくなって、一気に読んでしまいました。 登場人物も多いですし、複雑な部分もあるんですけど、一貫して「生きろ!」みたいな強いメッセージもありますし、自分がどのキャラクターに感情移入するかによって見えてくる景色が違う、という感じがして。本当に子どもから大人まで幅広い方が楽しめる作品だなと思いました。

――お読みになった際は、どのキャラクターに感情移入して読まれましたか?
一番、目線として入りやすかったのは、やはり明楽(あきら)ですね。その時は、自分が明楽の声を担当することになるなんて、全然思っていませんでした(笑)。彼女の魅力は、すごくサバサバした性格と情に厚いところで、仲間を命がけで守る強さと優しさにも惹かれました。小説を読んでいると、ずっと彼女の表情が見えているような感じがあって、とても身近に感じていました。あと、明楽の狩り犬のてまりですね。私も犬を飼っていて、うちの子にそっくりだと思って。もし『火狩りの王』が実写化する時は、ぜひうちの子をてまり役に使って欲しいなって思いながら読んでいました。

――エンディングテーマの「まだ遠くにいる」では、歌唱だけでなく作詞も手掛けられていますが、歌詞に込めた思いなどをお聞かせください。
私は、小説を全部読んでから歌詞を書きましたが、「まだ遠くにいる」がエンディングテーマとして流れるのは、物語の中盤までなので、ネタバレするわけにもいかず(笑)。でも、どんどん灯子たちの冒険が続いていくという物語が紡がれていく中でのエンディングテーマということで、作品が持つスピード感や勢いみたいなものを止めずに聞くことのできる、物語に寄り添った曲にしたいなと思いました。そして、テーマもメッセージもスケールが大きい作品なので、ちょっと普通の曲では似合わないな、というのがあって、変わった展開だったり、ちょっと派手なアレンジだったりというものを作品のイメージに合わせて作っていったら、こんな難しい曲になっちゃったっていう感じです。
歌詞に関しては、私自身が小説を読んで『原作者の日向理恵子さんは、このような思いがあったのかな』と想像しながら書いてみました。これまでも人間の歴史の中にはひどい争いがあって、そのまっただ中で青春時代を過ごしてきた人たちは必ずいて、その時ってどうだったのかなとか想像した時に、やっぱり誰だって生まれる時代は選べないわけだけど、それでも生まれてきたからには、与えられた命を懸命に輝かせて生きていたのだろうなあと思ったんです。生まれたら、もう否応なく、その場所で咲くしかないっていうことは酷だけど、でもそれは、誰にでも与えられている、命が持ってる救いだということを込められたらいいな、と思いました。

――「まだ遠くにいる」というタイトルに込められた思いをお聞かせください。
自由に解釈していただけるといいな、という感じのタイトルなんですけど、言い切らないというか、何のこと言ってるのかなっていう疑問を持つようなものにしたかったんです。何かの気配だけがあって、それが良いものなのか悪いものなのかもわからない。 だけど確実に近づいてきてる、そういうイメージですかね。

――明楽役を演じると決まった際の率直なご感想をお聞かせください。
音響監督の若林さんから、私に演じてもらいたいキャラクターがある、と聞かされた時は『私が演じられる役、あったかな…』と思いました。登場人物の年齢層も若いですし、最近、私にお話が来るキャラクターって悪役が多いので(笑)。明楽を演じさせていただけるとわかったときは、とっても嬉しかったです。先ほどもお伝えしましたが、明楽は、原作小説の段階から好きなキャラクターでしたし、とっても素敵な役だと知ってたので、ありがたいなあと思いました。

――坂本さんが思う「火狩りの王」の魅力をお聞かせください。
原作小説を読んでいると、子供から大人まで楽しめる物語だと思います。そして、最終戦争後という近未来が舞台の話なんですけれど、妙にリアリティがあって、今私たちが生きている現代と陸続きというか、灯子や煌四、そして明楽たちが体験するできごとが他人事のように思えないんですよね。登場人物たちが最後どうなるのか? こんなに一生懸命生きている人たちが報われなかったら嘘だろうって思いながら。でもそうかもしれない。そのぐらい残酷かもしれないっていう、期待と不安で、とにかく一度触れたら最期までもう共にしていただくしかないという作品。

――「火狩りの王」の放送を待ち望んでる皆さんにメッセージをお願いします。
私が最初、『火狩りの王』という作品がアニメ化されます、と聞いた際に最初に入ってきた情報が『あの押井守さんが大変惚れ込んでいる作品なんです』というお話だったので、『もう、それは間違いない!』という気持ちになったことを覚えています。きっと押井さんが『火狩りの王』をアニメにすることで描きたかったものがあって、小説から飛び出してきた、躍動感を持ったキャラクターたちが私たちに、その思いを伝えてくれるんだろうなと思うと、私も楽しみです。小説の世界観をそのままに、さらにスピード感を味わえるアニメになっていますので、一度小説を読んだ方にも、ぜひ映像でも楽しんでほしいなあと思います。

【番組情報】
WOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」
放送・配信日:2023年1月14日(土)午後10時30分より放送・配信スタート(第1話無料放送)
毎週土曜 WOWOWプライムで放送 WOWOWオンデマンドで配信

【あらすじ】
最終戦争時に開発・使用された、人体発火病原体。その生物兵器により作り変えられた人類は、そばで火が燃えるだけで人体発火を起こし死に至る。人が、火の明るさもエネルギーも失った世界。安全に使える唯一の燃料でもある、異形の獣たち“炎魔”の体液を集める“火狩り”が、生き残った人々の生活を支えるなか、彼らの間でこんな噂がささやかれるようになっていた。「最終戦争前に打ち上げられ、永らく虚空を彷徨っていた人工の星、〈揺るる火〉が、帰ってくる。そして、〈揺るる火〉を狩った火狩りは、〈火狩りの王〉と呼ばれるだろう」
ある日、薬を探すために結界に守られた村から森に入り込んだ11歳の少女・灯子。彼女は、突然現れた炎魔に襲われるも、見知らぬ火狩りの男・灰十に救われる。しかし、灰十は“狩り犬”かなたと、金色に光る鎌、そして守り石を遺して命を落としてしまう。
時を同じくして、わずかに残った文明を頼りに人々が暮らす首都で生まれ育った15歳の少年・煌四は、いつ帰るかわからない父の代わりに、工場毒で死んだ母を見送る。生まれつき病弱な妹・緋名子をたった一人で守らなければならなくなった彼は、ある計画に力を貸すことを決意する。灯子と煌四。運命に導かれた二人の出会いが、世界の秘密を明らかにしていくことになる――。

【第1話「旅立ち」あらすじ】
立ち入りを禁じられた森の中で、唯一安全な燃料となった炎魔の体液を集める“火狩り”の男に命がけで救われた11歳の少女・灯子は、男の狩り犬・かなたと形見を返すため、首都へと旅立つ。一方、首都に生まれ育った15歳の元学生・煌四は、工場毒によって母を失ったばかりだった。生まれつき病弱な妹・緋名子と共に失踪中の父親を待つ彼のもとに、首都でも有数の富豪として知られる燠火家の当主・油百七からの手紙が届く。

■キャスト
灯子:久野美咲
煌四:石毛翔弥
明楽:坂本真綾
炉六:細谷佳正
綺羅:早見沙織
緋名子:山口愛
クン:國立幸
照三:小林千晃
火穂:小市眞琴
油百七:三宅健太
火華:名塚佳織
焚三:宮野真守
灰十:三木眞一郎
紅緒:原優子
ほたる:宮本侑芽
炸六:真木駿一
炎千:上田燿司
火十:綿貫竜之介
ヤナギ:大原さやか
キリ:嶋村侑
ひばり:石田彰
語り:榊原良子
■スタッフ
原作:日向理恵子(「火狩りの王」ほるぷ出版 刊)
キャラクター原案:山田章博
監督:西村純二
構成/脚本:押井守
キャラクターデザイン:齋藤卓也
総作画監督:齋藤卓也・黄瀬和哉・海谷敏久
エフェクト作画監督:小澤和則
イメージイラスト/プロップデザイン:岩畑剛一
美術設定:中島美佳
メカニックデザイン:神菊薫
クリーチャーデザイン:松原朋広
美術監督:小倉宏昌
色彩設計:渡辺陽子
筆文字:勝又まゆみ
劇中画:水野歌
CG監督:西牟田祐禎
CG制作:レイルズ
タイトルデザイン/2Dワークス:山崎真紀子
特殊効果:櫻井英朗
撮影監督:荒井栄児
編集:植松淳一
監督助手:菅野幸子
音楽:川井憲次
音楽制作:フライングドッグ
音響監督:若林和弘
音響制作:プロダクション I.G
アニメーション制作:シグナル・エムディ
■楽曲
オープニングテーマ:「嘘つき」家入レオ(ビクターエンタテインメント)
エンディングテーマ:「まだ遠くにいる」坂本真綾(フライングドッグ)
■公式サイト:http://hikarinoou-anime.com/
■公式Twitter:@HikarinoOuAnime
■アニメイト会員様 限定プレゼントキャンペーン実施中!:http://wowow.co.jp/cp/animate/
■コピーライト:Ⓒ日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW

【関連特集】
■オリジナルアニメ「火狩りの王」放送記念!西村純二&押井守特集
<押井守監督作>
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
1月10日(火)午後7時30分 [WOWOWシネマ][WOWOWオンデマンド] 『イノセンス』
1月11日(水)午後7時15分 [WOWOWシネマ][WOWOWオンデマンド] 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
1月12日(木)午後6時45分 [WOWOWシネマ][WOWOWオンデマンド] <押井守監督/西村純二演出作>
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』
1月13日(金)午後7時15分 [WOWOWシネマ][WOWOWオンデマンド] <西村純二監督作>
『アニメ「Extreme Hearts」』(全12話)配信中 [WOWOWオンデマンド]

【関連番組】
■「火狩りの王」放送直前!クリエイターズトーク:西村純二×押井守 放送・配信中[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド]

【関連情報】
■絵師・山田章博の世界「十二国記」(全45話)配信中 [WOWOWオンデマンド]

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