株式会社KADOKAWAのプレスリリース
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、2023年3月1日(水)に『声優、東大に行く 仕事をしながら独学で合格した2年間の勉強術』(税込1,650円)を刊行します。カバーイラストは映画『花の詩女 ゴティックメード』で佐々木望氏が声を務めたトリハロン。永野護氏がこの本のために描き下ろしたものです。
本書では、東大受験を決めるまでの経緯から、仕事と両立しながら独学した勉強術、社会人として大学に通いながら学んだことを詳細に明かします。時間の作り方や英語への取り組み方など勉強術のノウハウ集としても、ワクワクしながら新しい環境に向かうひとりの声優のエッセイとしても読むことができます。全編、佐々木望氏本人による書き下ろしです。
巻末には、東大法学部の恩師・中里実名誉教授との特別対談を収録。大人が「学ぶ」ことの意義、在学中の佐々木さんがどんな学生だったかが語られています。
- 目次
PROLOGUE
CHAPTER 1 ある始まり
そのときそこにいた、という偶然/声と演技を学び直す/東大受験を思い立つ
CHAPTER 2 合格までに必要なもの
受験に必要な科目/本当に受験できるだろうか/勉強の「目的」
CHAPTER 3 快適な環境をつくる
自分のやり方を見つける/集中できる時間をつくる/集中できる道具を選ぶ
CHAPTER 4 自分にあった学び方を見つける
始めるまでがいちばん大変/記憶力を発動させる/考えない勉強/未来の自分を信じない/忘れる。しかしそれでいい
CHAPTER 5 科目別の勉強法
英語/国語/数学/社会
CHAPTER 6 入試・合格・東大
社会人受験の実際/東大の授業
EPILOGUE
つながってもつながらなくても/東大法学部で学んだこと
恩師との対談 中里実(東京大学名誉教授)・佐々木望(東京大学法学部卒業生)
- 著者からのメッセージ
2020年に卒業してすぐに執筆のお話をいただいていたのですが、受験勉強や仕事のエピソードなどの私の個人的な経験談にすぎないことを世の皆さまが読んでおもしろいのだろうか、いやおもしろくないよきっと、と思って最初はなかなか書き出すことができませんでした。あまりに進まかったので、編集者さんから「取材をもとにブックライターがまとめる形式にしませんか」と提案されたのですが(たしかに、その方がずっとずっと早く本になっていたでしょう)、結局すべて自分で書くことにしました。私ができたことや学んだことだけでなく、できなかったこともわからなかったことも悔やんだことも、そのまま自分の言葉でお伝えしたかったのです。
声優の私がどんな経緯で東大に行こうと思うようになったのか、仕事と勉強のバランスをどう考えていたのか、そして、なぜ勉強を楽しむことができたのか。これまでの人生で起きた数々のできごとを振り返りながら書いていきました。
今でも、本当に本になるんだあと不思議な気持ちなのですが、楽しく読んでいただけたらうれしいです。
- 書誌情報
書名:声優、東大に行く 仕事をしながら独学で合格した2年間の勉強術
著者:佐々木望
発売日:2023年3月1日
定価:1,650円(本体1,500円+税)
ISBN:9784041109397
発行:株式会社KADOKAWA
KADOKAWAオフィシャルサイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000509/
Amazonページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4041109396/
- 著者プロフィール
佐々木望(ささき のぞむ)
1986年デビュー。『幽☆遊☆白書』浦飯幽助、『AKIRA』鉄雄、『銀河英雄伝説』ユリアン、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ハサウェイ、『MONSTER』ヨハン、『花の詩女 ゴティックメード』トリハロン、吹替『ビバリーヒルズ青春白書』デビッドなど多くの作品で主要キャラクターを担当。英検1級、全国通訳案内士資格を持つ。仕事をしながら独学で東京大学文科一類を目指し、2013年に合格。休学期間を挟みつつ声優業と学業を両立し、2020年に東京大学法学部を卒業。