海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
一般社団法人日本昔ばなし協会は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化しました。3月9日(木)山梨県市川三郷町にて市川三郷町を舞台に制作したアニメ「娘に化けた大ウナギ」の上映会を実施いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
日時 | 2023年3月9日(木)8時50分~9時35分 |
会場 | 上野小学校 住所:山梨県西八代郡市川三郷町上野4916 |
プログラム | <参加者>15名(小学6年生) <出演者>武田智宏 様(市瀬山光勝寺住職)沼田心之介(アニメ監督) <司会>そーすけ <実施内容> ①海ノ民話のまちプロジェクトの説明(沼田監督) ②地域と民話のつながりについて(武田住職) ③娘に化けた大ウナギアニメの上映 |
<当日レポート>
上映会では、海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会で、日本昔ばなし協会の代表理事・アニメ監督の沼田心之介と事業プロデューサーの柴田英知がプロジェクトについてやアニメ化に際してのポイントなどを解説しました。沼田監督は「娘に化けた大ウナギでは、物語ももちろんだが市川三郷町の特産でもある花火や舞台となった光勝寺の山道も取り入れているのでそういったところの再現性も見てほしい。このアニメを通して海について少しでも知ってもらう機会となってほしい。」と話しました。
次に民話の舞台となり、代々物語を口伝で伝えている光勝寺の武田智宏住職が地域と民話の繋がりについて講演しました。武田さんは実際にうなぎ沢へ行き撮影した動画や写真を用いながら昔と現代の環境の変化について触れ、なぜうなぎが山梨に来られなくなってしまったかについてはダムや堰の建設が理由にあると話しました。
【参加者の声】
・うなぎと市川三郷町につながりがあるとは思わなくて驚いた。
・民話についてもっと自分でも調べてみようと思った。
・地域に伝わる別の民話もないか調べてみたい。
・こういった話を帰ったらお父さんやお母さんに話して民話を知ってもらいたい。
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人日本昔ばなし協会
URL :https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/