朝日小学生新聞の4コマ漫画「ジャンケンポン」、ギネス世界記録™更新へ

株式会社朝日学生新聞社のプレスリリース

 株式会社朝日学生新聞社(東京都中央区)が発行する「朝日小学生新聞」の4コマまんが「ジャンケンポン」(作者・泉昭二)が3月31日、連載1万6362回で終了し、「ひとつの4コマ漫画として最も多く発行された回数」の分野で保持していたギネス世界記録の更新を目指して申請します。

 「ジャンケンポン」は小学校高学年の女の子「ジャン」、小学校中学年の男の子「ケン」、小学校に入る前の男の子「ポン」の3人のきょうだいが主人公のまんが。しっかりもののジャン、活発なケン、好奇心旺盛なポンの日常を、あたたかなユーモアで描いています。
 

 1967年に朝日小学生新聞が創刊した2年後、1969年9月に連載をスタート。2013年1月に毎日新聞の「まっぴら君」が作った1万3615回の連載記録を抜きました。2016年12月15日付で1万5千回を超えたのを機にギネス世界記録に申請、連載回数を数え直したところ、通し番号がなかった特別号なども含めると2016年11月24日付で既に1万5千回に達していたとして世界一に認められました。Most strips published for the same yonkoma manga series(ひとつの4コマ漫画として最も多く発行された回数)の分野で、今も抜かれていません。
 2019年9月30日には連載開始から50年を迎えました。

 泉さんの病気の治療のため、2022年1月29日付の1万6361回を最後に新作発表はストップして、過去の作品の中から「傑作選」を掲載してきました。2023年3月31日にジャンケンポンが朝日小学生新聞を卒業するにあたり、読者への感謝のメッセージとして、最後の新作(1万6362回)を描き上げました。改めてギネス世界記録に申請します。ぜひ3月31日の紙面をチェックしてみてください。

▼ギネス世界記録!連載まんが「ジャンケンポン」
https://www.asagaku.com/2019/jkp50/index.html

 泉さんは1932年4月生まれ、東京都荒川区出身。働きながら法政大学を卒業、会社員生活を送ったあと、33歳から東京デザインカレッジまんが科に通い、プロのまんが家になりました。太平洋戦争末期には福島へ学童疎開、13歳の夏に東京で終戦を迎えました。多感な時期に戦争や疎開を経験したことや、8人きょうだいの末っ子だったことが、3人きょうだいのジャンケンポンが織りなす平和であたたかいまんがにつながっています。

 2018年6月には半世紀近く小学生にまんがを発信し続けた功績が認められ、第47回日本漫画家協会賞特別賞を受賞しました。

【読者から寄せられているメッセージ】
ジャンケンポン終了を知った読者からは、「まだ文字が読めないときも、ジャンケンポンだけは見ていました」(5年)、「中学受験のときに、支えとなったのはジャンケンポンの明るい雰囲気でした」(中学1年)、「小学生のときの紙面企画で、泉先生からいただいた助言のおかげで、現在もイラスト・デザインの仕事をしています」(大人・元読者)、「娘が朝小を読み始めたときに一番おどろいたのはジャンケンポンがのっていたことです! なつかしくて、朝の楽しみになりました。親子二代で楽しませてくださった泉先生、ありがとうございました」(大人・元読者)など、多くの声が編集部に寄せられました。

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