海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
一般社団法人日本昔ばなし協会は、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「想い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションとして映像化しました。3月28日(火)福島県鮫川村にて鮫川村を舞台に制作したアニメ「鮫川のサメ伝説(化身した黄金の鮫)」の上映会フィールドワークを実施いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
<イベント概要>
日時 | 2023年3月28日(火)10時30分~ |
会場 | 鮫川村公民館大集会室 |
プログラム | ■上映会/フィールドワーク(小学生75名) 1.開会のあいさつ 2.民話上映①(鮫川のサメ伝説) 3.フィールドワーク動画上映 4.民話上映②(いわき鮫川のサメ伝説) 5.キャリア教育①(アニメができるまで) 6.キャリア教育②(声優のお仕事とは) 7.閉会のあいさつ |
<当日レポート(上映会)>
鮫川村の小学生を中心に村全域へ案内したところ、小学生からお年寄りまで幅広い世代に参加していただきました。
小学生たちは民話アニメの展開にリアクションを取りながら集中していました。お年寄りの民話に詳しい方(民話の語り部)は上映会終了後、「感動しました」と涙ながらに感想を語ってくださいました。
沼田監督の講演では、アニメはどう作られているのかという流れを子供たちは真剣に聞いている様子でした。
また、声優の冨田さんの講演では、発声練習やレクリエーション、生アフレコ披露といったコンテンツを交えたことで、子供たちは楽しみながら声優のお仕事について学ぶことができました。上映会終了後、生アフレコで冨田さんが声を当てていたセリフを真似して話す子供もいて、子供たちにとって貴重な経験となりました。
<当日レポート(フィールドワーク)>
民話に登場した「鮫池」現地へ赴き、海の民話を実際に五感で感じてもらうのがベストでしたが、整備がなかなか進んでおらず、子供たちを連れていくのは困難でした。そのため、アナウンサーと案内人が鮫池を目指す事前動画を制作し、フィールドワーク動画として海の民話上映後に放映しました。
子供でも見やすいような編集を意識したため、飽きずに子供たちに見てもらえ、終わった後に「行ってみたい」という子供たちの感想が何人かから聞こえてきました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会
URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/