海外向け日本のマンガ配信サービス「Manga Planet」をリニューアル

大日本印刷株式会社のプレスリリース

​大日本印刷株式会社(DNP)は、株式会社ファンタジスタと共同で運営する「海外向けマンガコンテンツ配信サービス Manga Planet(マンガプラネット)」に新たな機能を追加し、2023年4月3日にリニューアルしました。

「Manga Planet」は、日本の出版社等の人気マンガを英語に翻訳し、月額6.99米ドルのサブスクリプション(定額読み放題)で提供するサービスです。
今回「Manga Planet」は、ボーイズラブ(BL)作品専門サイトである「海外向けマンガコンテンツ配信サービス futekiya」を統合して作品数を拡大するとともに、マンガ作品1話ごとの販売、ポイント制、レンタルサービスなどの機能を新たに搭載します。

*2019年11月18日リリース : https://www.dnp.co.jp/news/detail/1193199_1587.html

*Manga Planetサイト → https://mangaplanet.com/

【新機能追加~リニューアルの背景】
海外に日本のマンガを配信するプラットフォームの多くはこれまで、サブスクリプション型、作品ごとの課金型など、限定的な販売方法で提供し、配信コンテンツも国内向け作品の一部に留まっていました。一方、近年の海外市場ではコンテンツ消費や読書スタイルの変化が加速しており、日本のマンガの需要が一層拡大し、プラットフォームで作品を購入して読むスタイルが定着しています。

自分に合った購入方法を選びたい、好きなジャンルの作品をもっと読みたいといった読者ニーズの拡大に対して、DNPは今回、「Manga Planet」についてコンテンツ数を拡大するとともに、複数の購入方法を選択できる新サービスにリニューアルします。

【新機能追加~リニューアルのポイント】
○1話・1巻ごとの個別課金やレンタル購入などに対応
サブスクリプションサービスに加え、会員からの要望が多かった1話・1巻単位での購入およびレンタル購入を可能にします。これら複数の購入方法を選べるサービスは、海外向けの日本のマンガ配信プラットフォームとして新たな試みとなります。今後は、サブスクリプションと個別課金を組み合わせたサービスとして、出版社等のコンテンツホルダーとユーザーの双方にメリットのある提供方法を構築していきます。

○ラブコメディやBL等の作品を中心にコンテンツ数を拡大
女性に人気の高いBLやラブコメディなどを中心に、2023年内に約1,000タイトル増やします。本サービス会員を中心に2012年から行ってきた海外マンガファンへの調査でも、今回追加するジャンルへのニーズが高いという結果が出ています。これまでは、海外で公式に販売されている当ジャンルの作品が限られていたため、今回のコンテンツ拡充によって、読者の読みたい気持ちに応えるとともに、適正な環境で配信する公式コンテンツを増やすことで、海賊版の閲覧・流通の抑止につなげていきます。

【今後の展開】
DNPは「Manga Planet」を軸に、日本のコンテンツのグローバル展開を推進し、2030年に60億円の売上を目指します。今後も、読書スタイルの変化を先取りしながら各種機能の拡充を進めるとともに、海賊版撲滅の推進、オンデマンドプリントやグッズ等の製造・販売、音声コンテンツ配信、ファンコミュニティの構築・運用など、新しい価値の創出に取り組んでいきます。日本の多様なマンガコンテンツを通じて、世界のマンガファンと作家・出版社・編集者等がコミュニケーションできる“グローバル・マンガコンテンツプラットフォーマー”を目指します。

 

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