永岡書店 エンタメ系児童文学の新シリーズ展開

株式会社永岡書店のプレスリリース

株式会社永岡書店(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:永岡純一)は、2023年6月より小学校の中・高学年を対象としたエンタメ系児童文学シリーズを新しく展開していきます。第1弾は韓国の小学生の間で「怖い。けど読みたい」と大人気となったホラーミステリ―『しーっ! 霧の中の小学校』(ボリン作・センゲ絵・渡辺麻土香訳)全3巻です。

韓国で大ヒットとなった児童読み物がついに日本上陸!

本作は、教師による行き過ぎた指導やSNSトラブル、家庭内暴力など今の世相を反映する内容について、学校で巻き起こる怪談と絡めて紡いでいく物語。読後はあっと驚く結末と感動が用意されており、韓国国内でも多数のメディアで取り上げられ、子どもたちから絶大な支持を得ました。

【あらすじ】

365日のうち、360日は霧に包まれている、できてから100年以上もたつ“霧の中の小学校”。ある日、転校生が来てから不思議な怖いことが次々に起こりはじめ、そして……。

◆1巻「黒い目の正体」

不気味な現象を引き寄せてしまうことからいつも孤独だったジウン。5つめの転校先で、はじめてできた友達は、クラス中からなぜか避けられている不思議な少年、マグだった。心を許し、はじめて楽しい学校生活を送っていたジウンだが、マグの恐ろしい一面を見てしまい……! 担任の先生の失踪、つきまとう「目」…おどろおどろしい霧の中の小学校で、次々と起こる事件。

◆2巻「白い足の持ち主」

孤独だった転校生ジウンは、不思議な力を持つマグと奇妙な絆で結ばれ、それなりに平穏な学校生活を送っていた。ある日突如としてジウンの目の前に現れた“歩き回る足”を見るまでは―ー。足の正体は、「家出」をしたくてもできない本人に代わって家を出てしまう「家出足」だというマグ。ほうっておいてしまうと持ち主は「歩き方」を忘れてしまうという……。ジウンとマグは持ち主を探るうちに、寡黙で人を寄せ付けない学級委員長のユジュが気になりはじめ……。やがて恐怖の「遠足の日」がやってくる。家庭内暴力にさらされてしまう非力な子どもの悲しみにスポットをあてた2巻では、恐怖と謎、そして友情が加速していきます。

◆3巻「笑う人食い卵」

転校生ジウンと不思議な力の持ち主マグ、リアリストの学級委員長ユジュはクラスで“みそっかスリー”と呼ばれ、浮いた存在ながらも確かな友情を築いている。反対に芸能活動もしているクラスメイトのレオは学校のアイドルで人気者。そのレオが拾った“笑う卵”にクラスメイトが次々と食べられてしまった……! 人を次々と飲み込んでいく卵の謎を追うと、レオの秘密や裏の顔が明らかになっていき―ー。SNSトラブルから発した恐怖があらわになる本巻、最後にはジウンの出生の秘密につながり、1巻から続く「霧の中の小学校」そして、ジウンを取り巻く全ての謎が解き明かされ、伏線が回収されていく完結巻。

【著者プロフィール】

作:ボリン
児童文学作家。2009年『プルチ』で「プルン文学賞未来の作家賞」を受賞し、作家デビュー。著書に、童話『おばけ図書館』『カップねこ じゅるるっ』『ねこ家長の不思議なお金かせぎ』1~3、絵本『100ウォンコインで おかしを買おう』など。

絵:センゲ
マンガ家、イラストレーター。マンガ『Go Bananas』を連載、数多くの作画も担当している。童話『星明かりの戦士ソ・ウナ』ではイラストを担当)。

訳:渡辺麻土香
神奈川県横浜市出身。東京女子大学現代文化学部卒業。書籍やウェブ小説、テレビ番組の字幕など幅広いジャンルの翻訳に携わっている。訳書にキム・ヨンソプ『アンコンタクト 非接触の経済学』(小学館)、キム・ドユン『マンガで学ぶ恐竜の生態』(マイナビ出版)、ハン・ミファ『韓国の「街の本屋」の生存探究』(クオン)、オリガ・グレベンニク『戦争日記 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々』(河出書房新社)など。

【書誌情報】

『しーっ! 霧の中の小学校』全3巻

作・ボリン/絵・センゲ/渡辺麻土香

発売日:2023年6月10日

判型:B6判

ページ数:128ページ(3巻のみ144ページ)

定価:1078円(税込み)

1巻ISBN:9784522440414

2巻ISBN:9784522440421

3巻ISBN:9784522440438

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