IMAGICA GROUPのプレスリリース
6月12日よりフランスにて開催される同映画祭での上映が決定しています。
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リヴ&ベル (英題:Liv & Bell)とは?
リヴ&ベルは、NHK E テレ プチプチ・アニメにて放送中のコマ撮りアニメーションで、昨年2022年に放送10周年を迎えました。
監督・脚本・アートディレクションを喜田が手掛け、美術・撮影・編集・音楽・音響効果など全工程に関わるスタッフも10名に満たない少数チームで制作されています。
作品に登場する、全ての人形 (パペット)、背景セットなど、美術周りの造形や作画を手がけるのは、クリエイティブ・スタジオ Legolas inc.のアートディレクター・作画美術造形師を務める喜田直哉氏。画家としても活動しながら、数々の広告映像やグラフィック作品において、作画・デザイン・造形も担当しています。
作品のストーリーや世界観もさることながら、美術面にも深いこだわりを持った本作。世界に共通するテーマを、ハイクオリティな美術で語る作風が、海外でも高く評価されています。
■NHK リヴ&ベル 公式サイト
https://www.nhk.jp/p/petit/ts/5W3G371NR7/episode/te/GZPRKKG5K1/
<喜田夏記監督・コメント>
美術面はセットもパペットも全て手作りし、人形をひとコマひとコマ動かして撮影する、アナログな作業にこだわってきたので、デジタルを駆使する制作スタイルより時間はかかりますが、人間の手によるぬくもりや、紙や布、粘土など素材のテクスチャ感ある絵肌を大切にして制作しています。1年に1本のペースで作品のクオリティには決して妥協せずに少数精鋭でじっくり密度を上げるスタイルを貫いてきました。
<作画・造形師としての美術面でのこだわり>
『リヴ&ベル』 はシリーズを通してペーパークラフトのセットにPOP-UPの要素を盛り込み、動く絵本のような仕上がりを目指している。
キャラクターを含め画面上に登場する要素は、紙の平面性とレリーフの半立体感を融合させたイメージで制作する事で、ペーパークラフトのセットとの融和性を持たせると同時に、舞台美術のような階層的構造も表現出来るようにした。
特に人形の造形についてはマチエールを意識して仕上げ、レトロ・アニメーションの温かみとちょっとしたグロテスクな面白さを含ませ、デザインの可愛さだけに頼らないように心掛けている。
背景やセット、ガジェットなどのデザインについては、ペーパークラフトとしての立体感を出すことを前提にしなければならないので、敢えて奥行きを極端に大きくしたり、実際は同一平面上にあるべき階層をずらしてみたりするなどの工夫を施す必要がある。
元デザインの一枚絵としての良さをそのまま再現するだけでは成り立たないのが難しい所だが、逆に絵として成立していなくても立体になると効果的になったりするので、予想外の面白さが出る。
例えば空間の表現など、平面絵画のような遠近感を反立体で作る時にはクラフトを逆遠近で作って配置したり、常識的なバランス感覚を意図的に崩す事で、構図的な面白さが出る上に空間にも説得力が出る。
全てのカットが絵本の1 ページとして成立するように、背景の美術も細部まで描きこむのでデザインや作画の量はかなり多くなるが、その分、より強い世界観が表現出来るのだと思う。(文・喜田直哉)
■アヌシー国際アニメーション映画祭
https://www.annecyfestival.com/the-festival/competition/2023:tv
■P.I.C.S. – 喜田夏記
https://www.pics.tokyo/member/natsuki-kida/
■Legolas inc. オフィシャルサイト
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「リヴ&ベル」シリーズのこれまでの受賞歴
Liv&Bell 6「大きな洋服屋さんとふしぎなリボン」
・ポルトガル国際映画祭 2020 (ポルトガル) – Curtinhas Competition (Children Films) / オフィシャルセレクション
Liv&Bell 8「ベルくんのほそくてながいお友達」
・2021 韓国国際アニメーション映画祭 (韓国) / ‘Best Picture’ award in SICAF AnimatedFilm Festival’s Official Competition – Production Character Animation for TV テレビシ
リーズ部門 / グランプリ
・ロサンゼルス国際短編映画祭 2022 (アメリカ) / オフィシャルセレクション
・ファンタジア国際映画祭 2022 (カナダ) / オフィシャルセレクション
・SHORT to the Point 2021 (ルーマニア) – Children short チルドレン・ショート部門 / 最優秀作品賞
・バーバンク国際映画祭 2022 (アメリカ) / 短編アニメーション部門 – セミファイナリスト
・アラメダ国際映画祭 2022(アメリカ)短編アニメーション部門 ファイナリスト
・ゴールデンクッカー国際アニメーション映画祭 2022 (ブルガリア) / official competitionof the GOLDEN KUKER – SOFIA 2023 in the SHORT FILM MADE FOR KIDS category オフィシャルセレクション
・マドリッド映画祭 2021 (スペイン) / オフィシャルセレクション
・ベネチア国際短編映画祭 2021 (イタリア) / オフィシャルセレクション
・エスピーニョ・アニメーション国際映画祭 2021 (ポルトガル) / オフィシャルセレクション
・ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 (日本) / オフィシャルセレクション
Liv&Bell 9「恵みの森のあったかスープ」
・アヌシー国際アニメーション映画祭 2023 (フランス) / official competition of the 2023 Annecy International Animation Film Festival in the TV films category – 最優秀作品賞ノミネート
・ベネチア国際短編映画祭 2023 (イタリア) – ANIMATION SHORTS COMPETITION / セミファイナリスト
・ゴールデンクッカー国際アニメーション映画祭 2023 (ブルガリア) / official competition of the GOLDEN KUKER – SOFIA 2023 in the SHORT FILM MADE FOR KIDS category / 最優秀作品賞ノミネート
・モンストラ・リスボン・アニメーション映画祭 2023 (ポルトガル) / MONSTRINHA Competition Short Films for Children and Youth – 最優秀作品賞ノミネート
・ブカレスト・アニメーション国際映画祭 2022 (ルーマニア) / Minimest children’ s films competition – オフィシャルセレクション
当社グループは引き続き、グループの持つクリエイティビティとテクノロジーで、「世界の人々に“驚きと感動”を与える映像コミュニケーショングループ」を目指してまいります。
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株式会社ピクス
「独創性と革新性」を常に心がけ、新しい感受性を持った映像を通し、人の心に「楽しい驚き」を提供します。
・会社名:株式会社ピクス / P.I.C.S. Co., Ltd.
・代表者:代表取締役社長 平賀 大介
・所在地:〒150‐0022 東京都渋谷区恵比寿南3丁目9番19号 サイシンビル
・創立:2000年4月25日
・資本金:5,000万円
・事業内容:映像企画・制作、空間デザイン・設計、ライブエンタテインメントに関わる映像制作、デジタルコンテンツ企画・制作 (AR、MR、VR)、MV・テレビCM制作、IPコンテンツの企画 (劇場映画、TVドラマ)
・URL:https://www.pics.tokyo/
・Twitter:https://twitter.com/pics_tokyo
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株式会社IMACIGA GROUP
1935年の創業以来、新たな“映像”の価値創出に挑戦し続け、これからも「世界の人々に”驚きと感動”を与える映像コミュニケーショングループ」を目指してまいります。
・会社名:株式会社IMAGICA GROUP(東証プライム市場、証券コード:6879 イマジカG)
・代表者:代表取締役会長 長瀬 文男
代表取締役社長 社長執行役員 布施 信夫
・所在地:〒105‐0022 東京都港区海岸一丁目14番2号
・創 立:1935年2月18日
・資本金:33億6百万円
・事業内容:映像コンテンツ事業、映像制作サービス事業、映像システム事業等を営むグループ会社の事業の統括
・URL:https://www.imagicagroup.co.jp/
・Twitter:https://twitter.com/IMAGICAGROUP