東京都で初の認定!足立区長を表敬訪問し「海ノ民話のまち 認定証贈呈式」を実施しました

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

一般社団法人日本昔ばなし協会は2023年7月20日(木)、東京都で初めて「海ノ民話アニメーション」の舞台となる足立区に対して「海ノ民話のまち 認定証贈呈式」を実施しました。この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

中央:認定証を持つ日本昔ばなし協会 沼田心之介代表理事、足立区長 近藤やよい氏中央:認定証を持つ日本昔ばなし協会 沼田心之介代表理事、足立区長 近藤やよい氏

  • 実施概要

一般社団法人日本昔ばなし協会は、「海」にまつわる民話や「海」が関係している内陸を舞台とした民話をアニメーション化し、それら民話が伝承されている自治体を「海ノ民話のまち」として認定しています。今年度制作する「海ノ民話アニメーション」25本のうち、24本はアニメが完成する12月以降に「海ノ民話のまち 認定証贈呈式」を行いますが、「海の日」を記念し、東京都足立区のみ先んじて実施しました。

・開催日程:2023年7月20日(木)13時~13時30分

・開催場所:足立区役所

・出席者:東京都足立区長 近藤やよい氏、日本財団海洋事業部長 中嶋竜生氏、一般社団法人日本昔ばなし協会代表理事兼「海ノ民話のまちプロジェクト」アニメ監督 沼田心之介

・主催:一般社団法人日本昔ばなし協会

・共催:日本財団 海と日本プロジェクト

  • 足立区の民話「千住大橋と大亀」を、海ノ民話アニメーションに

今回、海ノ民話アニメーションの原案に選んだのは足立区に伝わる民話「千住大橋と大亀」です。

いまも海の水が登ってくるエリアの、古の治水事業を伝える民話を現在に継承している取り組みなどが決め手となり、足立区の民話のアニメ化「海ノ民話のまち」としての認定に至りました。

アニメの完成時(12月頃)に、再度足立区長を表敬訪問しお披露目。完成後は、アニメの上映会や海への学びを深めるための体験型フィールドワーク開催のほか、地元企業と協働してアニメを元にした商品開発を予定しています。作品を広く周知し、「海ノ民話アニメーション」から「海」との関わりを考える人を増やすことを目指します。

<「千住大橋と大亀」のあらすじ>

かつて隅田川は、氾濫や洪水が頻繁に起こっており「荒川」などと呼ばれていました。そんな隅田川に初めてかけられた橋が千住大橋です。橋をかける大工事の際、どうしても橋杭が入っていかない場所がありました。その川底には大きな亀がひそんでおり、甲羅が杭に当たっていたのです。甲羅を避けて杭を打ち込み、1年後、ようやく橋が完成しました。江戸城側から数えて3番目と4番目の杭の間が大きく開きました。その杭の間は「亀の間」と呼ばれ、人々から畏れ敬われていたそうです。また、当時隅田川の水流が激しかったことも、大亀がいたためと言われています。

  • 近藤区長コメント

日本の歴史を知っている人は多くても、地元の民話を知る人は思ったより多くない。今回の認定を機に、足立区の地元の民話を掘り下げていきたい。

海ノ民話アニメーション完成後は、区内の施設で子どもたちを対象に上映会を実施したい。また、区としても、広報誌を使ってPRしていきたい。

商品化についても、今後アイディアを出していきたい。

<団体概要>

団体名称 :一般社団法人日本昔ばなし協会

URL :https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/

海ノ民話のまちプロジェクト
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。日本中に残された海にまつわる「民話」「伝承」を選定し、

次の世代を担う子供たちから、さらに次の世代へと語り継ぐ機運醸成を図ります。この活動を多くの方に知っていただき、「海」との関わりを考える機会にしていただくために活動しています。

https://uminominwa.jp/

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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