海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
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イベント概要
・開催概要:鮫川村からいわき市へ流れる「鮫川」を、福島県の海ノ民話アニメーションに登場するポイントを見学したり専門家の話を聞きながら辿り、民話や、山と川と海のつながりを学ぶ体験プログラム。
・開催日程:2023年7月27日(木)10時~16時30分
・開催場所:以下のポイントをバスで移動(①鮫川村内、②~⑤いわき市内)
①鮫川村役場
②鮫川河川敷公園
③AC館(交流施設)
④岩間海岸
⑤馬頭観音
・参加人数:鮫川小学校に通う4年生~6年生 8人
・講師:夏井芳徳氏(医療創生大客員教授)ほか、アクアマリンふくしま、鮫川村の皆様
・主催:一般社団法人日本昔ばなし協会 / 鮫川村・海ノ民話のまち実行委員会
・共催:日本財団 海と日本プロジェクト
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「鮫川」を辿って鮫川村からいわき市へ
本プログラムでは、福島の海ノ民話アニメーション「鮫川のサメ伝説『化身した黄金の鮫』」の舞台となった鮫川村の子どもたちが、「いわき鮫川のサメ伝説」の舞台のいわき市を目指して進みます。
バスの中では、鮫川がどんどん幅が大きくなっていて水力発電にも使われていることなど、鮫川のことについて学びながら移動しました。河口にほど近い鮫川河川敷公園では、海に出る直前の鮫川の様子を観察し、村で流れる川との違いや、村から海まで続いているつながり・規模を実感しました。また、川にはペットボトルなどのごみもわずかに散見され、鮫川村など街で捨てられたごみもこうして海へ流れていくのだという事実を知りました。
AC館(交流施設)では、いわき市の魚である「メヒカリ」と、福島県が全国消費量トップクラスを誇る「カツオ」の竜田揚げを味わい、福島の海の恵みを体感。その後、全員で今回のツアーのきっかけとなった2作のアニメーションを観て、改めて今回の旅の意義を確認しました。
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海ノ民話アニメーションの舞台でビーチクリーン活動
鮫川河口の岩間海岸に到着し、いわき民話の会夏井芳徳さんから福島の民話についての話を聞きました。いわき市の海の成り立ちや、すぐそこに見える火力発電所に関するお話に、子どもたちは神妙な様子で聞き入っていました。
その後、アクアマリンふくしまの皆さんによる、「川と海を行き来する魚」と民話に登場した「サメってどんな生き物?」についてのお話。実際に民話に登場した、川へも入り込むサメの仲間の骨格標本や、ネコザメの標本を実際に触りながら、様々な海の生き物について学ぶことができました。子どもたちは海を見ながら「アニメの鮫はここから来たのか」と、民話に登場した鮫が泳ぐ様子を想像していました。
話を聞いた後、ビーチクリーン活動がスタート。子どもたちはそれぞれいろんなところに入り込んで、様々なごみを集めてくれました。黙々と浜辺のごみと向き合い、最終的に回収したごみ袋は全部で8袋になりました。
鮫川村役場の皆さんもいっしょに汗だくになって、暑い日差しのなか、元気にごみ拾いを行いました。海水浴客の皆さんにも、「昔から多くの人がきれいにしてきた海を自分たちの手で守っていこう」というメッセージを発信することができました。
この日の模様は、8月18日(金)の「海と日本プロジェクトinふくしま」の中で放映予定です。
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参加した子どもの声
「海岸のごみが多くて、しかもいろんなごみがあったことに驚いた。」(小4女子)
「実際に触ったりして、サメのことを勉強できてよかった。サメには川にも来る種類があることがわかってびっくりした。もっとサメについて知りたい。」(小6男子)
「民話のことを、鮫川から海まで巡っていくことで、より深く学ぶことができた。」(小6男子)
「丁度河口にいたときにペットボトルが流れてきて、海のごみは山から来るんだということが分かった。ごみが落ちていたら拾おうと思った。」(小5女子)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会
URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
海ノ民話のまちプロジェクト
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。日本中に残された海にまつわる「民話」「伝承」を選定し、
次の世代を担う子供たちから、さらに次の世代へと語り継ぐ機運醸成を図ります。この活動を多くの方に知っていただき、「海」との関わりを考える機会にしていただくために活動しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。