株式会社カラーのプレスリリース
大ヒット公式書籍「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」が重版出来!
西暦2021年『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、コロナ禍のもとで2度の延期や上映制限を余儀なくされたにも関わらず、劇場鑑賞者数約673万人、興行収入102.8億円という大ヒットを記録しました。
この、巨大かつ規格外のプロジェクトは、いかにして完成に導かれたのか? 本書は『シン・エヴァ』を制作した株式会社カラー自ら関係者への綿密なインタビューを行い、多くの貴重な証言をもとに紐解かれたプロジェクトとしての『シン・エヴァ』を振り返る、公式報告書籍です。
本書籍にてインタビューにお答えいただいた関係者のコメントを一部抜粋!
◆鶴巻和哉(株式会社カラー取締役作画部長、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督)
庵野は今はカラーの代表取締役社長なので、制作費を出資する経営者としてその回収や利益を考えることは当然です。しかし、カラーを作るずっと以前から庵野はそれを持ち続けていました。
◆前田真宏(株式会社カラー作画部、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督)
庵野はフレームを作ったりフレームに収めたりということが実はとても得意な人です。コスト、スケジュール、リソースの逆算が上手く、計算高い。夢見る庵野だけでなく、冷静に現実を見通す庵野という面がある。
◆川上量生(株式会社カラー社外取締役、株式会社ドワンゴ顧問、株式会社カドカワ取締役等)
庵野さんは人が好む要素についての分析が済んでおり、その組み合わせを駆使してなるべく多くの人に訴求する画面を作っているのです。つまり庵野さんの作り方は工学的で、マーケティング思考的です。
◆緒方智幸(株式会社カラー代表取締役副社長)
『シン・エヴァ』では制作費だけでなくプリント費と宣伝費(P&A費)まで含めて作品に関連する全てをカラーで自社出資することで、カラーが決定権を持ち、仕組みとしてカラーがイニシアチブを取れるようにしています。つまり、やった方がいいと僕らが考えたことはやれるし、やらない方がいいと考えたことはやらないでいられる。
書籍情報詳細ご案内ページ https://www.khara.co.jp/project-eva/
■プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 目次
本書の位置付けと概要
本書の試み プロジェクト遂行の記録及び、プロジェクト知見の共有に向けて
1章 プロジェクト概要
2章 プロジェクト実績
3章 プロジェクト省察
4章 内部評価
・評価者 鶴巻和哉(株式会社カラー取締役作画部長)
・評価者 前田真宏(株式会社カラー作画部)
・評価者 轟木一騎(株式会社カラー取締役企画部長)
・評価者 安野モヨコ(株式会社カラー取締役)
・評価者 緒方智幸(株式会社カラー代表取締役副社長)
5章 ライセンスと宣伝
・『シン・エヴァ』のライセンスについて/神村靖宏(株式会社グラウンドワークス:代表取締役)
・『シン・エヴァ』の宣伝について/島居理恵(株式会社カラー 宣伝・音楽制作担当)
6章 外部評価
・評価者 川上量生(株式会社カラー社外取締役、株式会社ドワンゴ顧問、
株式会社カドカワ取締役等)
・評価者 尾上克郎(株式会社特撮研究所取締役)
・評価者 高橋望(特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構研究員、
フリープロデューサー)
・評価者 紀伊宗之(東映株式会社映画企画部ヘッドプロデューサー)
・評価者 鈴木敏夫(株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団副理事長)
7 章 プロジェクト総括 庵野秀明 ver1.00(2023年1月20日版)
終章 シン・エヴァンゲリオン劇場版 全参加スタッフ一覧
・付録Ⅰ 株式会社カラーの沿革(年表)
・付録Ⅱ 総監督による指示と修正の実例
・付録Ⅲ 編集ラッシュに合わせて更新された画コンテの実例
※役職等は2023年3月時点のものです。
書籍『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』のご購入は
全国書店、EVANGELION STORE(オンライン/池袋PARCO)、Amazon(紙書籍/電子書籍)にて。
■カラー公式書籍「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」
・副題:-実績・省察・評価・総括-
・ジャンル:ビジネス書籍
・定価:1,760円(税込)
・好評発売中
・ISBNコード:978-4-905033-31-8
・仕様:A5判 ソフトカバー / 本文352P/ モノクロ / 紙書籍(※電子書籍版あり)
・株式会社カラー編
・発行:株式会社カラー
・販売:株式会社グラウンドワークス:
・権利表記:©カラー