駿河湾を舞台に深海について学び、深海魚博士を目指す親子参加型イベント まる子のきれいな海でおもてなし大作戦 めざせ!深海魚博士を開催しました!

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

一般社団法人静岡UPは、2023年8月27日に「まる子のペットボトル回収ボックスプロジェクト めざせ!深海魚博士」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
(公式サイト:https://shizuoka.uminohi.jp/)

  • イベント概要

・開催概要:深海や海のごみ問題について学び、楽しみながら理解を深めることを目的として開催

・日程:2023年8月27日(日)13:00~15:45

・開催場所:東海大学海洋科学博物館(静岡県静岡市清水区三保2389)

・参加人数:34人(親子17組)

・協力団体:東海大学海洋科学部博物館

  • 海洋ごみ問題の現状とミズウオ解剖

東海大学海洋学部博物館学芸員の手塚覚夫氏を講師としてお招きし、いま世界中で問題視されている海洋ごみ問題を身近な例を使ってわかりやすく説明いただきました。世界的な人口増加により、食べ物や水、エネルギーなどの問題発生が予想されており、中でも一番の問題はごみ問題だと言われています。海岸には、自然由来の漂着物だけではなく、私たちの生活から出たごみがたくさん落ちています。講演の後は、海岸に出て、実際にどんな漂着物があるか全員で調査をしました。流木や、海藻のほか、プラスチックの破片や発泡スチロール、釣り糸、ボールなど人間が作り出したごみが多く落ちていました。

教室に戻ってからは、目の前に流れてきたものを何でも丸のみにしてしまう深海魚「ミズウオ」を解剖し、胃の中の内容物を調べました。体内からは、餌として捕食したであろうフグの仲間が出てきました。このミズウオからはごみが出てこなかったものの、手塚先生によると、近年解剖するほとんどのミズウオの体内からはビニール袋をはじめとする海洋ごみが出てきていて、ごみが海の生き物たちに悪影響を与えていることが分かると言います。

東海大学海洋学部では、1964年から海洋汚染の現状などを調べるためにミズウオの解剖を行っています。手塚氏によると、1964年から1983年までに解剖したミズウオのうち胃の中にごみなどが残っていたのは62.2%でしたが、2001年から2019年の間に解剖したミズウオは71.9%の確率でごみを餌だと思い誤って食べてしまっているということが研究から判明しており、残念なことに海に流れ出るごみが年々増え続けているといえます。

海の底に沈んでしまったごみを、すべて拾い集めることは簡単なことではありません。しかし、これ以上海にごみを出さないために1人ひとりの行動を変えていくことが大切です。きれいな海を未来に引き継ぐため、そして大切な海の恵みを守っていくために、自分たちの生活を振り返って考える良い機会となりました。

  • バックヤードツアーで水族館の裏側を見学

学芸員の手塚氏・野口氏の引率で、東海大学海洋学部博物館のバックヤードツアーを開催しました。生き物たちの飼育はどうやって行っているのか、何トンもの水をどのようにして巨大な水槽に供給するのかの説明を受けながら、あまり表には出ない研究をする為の施設や、貴重な標本も見る事が出来ました。このツアーでは子ども達だけでなく、保護者の皆さんも非日常的な空間の中で興味津々な様子でした。

  • 深海魚博士任命状授与

イベントの最後には、深海魚や海についての理解を深め、学んだ証として「深海魚博士」の任命状を子どもたち全員に授与しました。しずおか海ごみゼロ 大使のちびまる子ちゃんより任命状が授与され、笑顔でイベントを無事に終えることができました。これからも、今回の学びを忘れずに、深海魚の魅力や海の環境について多くの人に伝えていってほしいと伝え、締めくくりとなりました。

  • 参加した子ども・保護者からの声

・思ったよりもミズウオが大きくて、大きな口で何でも食べてしまいそうだった。(11歳男児)

・海を歩いていて今までは気付かなかったごみもこれからは意識したい(40代女性)

・水族館の人の仕事場所がどんな所かが見れたので良かった。(10歳女児)

・今日のミズウオのおなかにごみが入っていなくてこれが当たり前になってほしいと思った(40代男性)

<団体概要> 

団体名称:一般社団法人静岡UP

URL:https://shizuoka.uminohi.jp/

活動内容:静岡県の豊かな海を未来に残すため、次世代を担う子供たちや若者を対象に、海に親しみその素晴らしさ、豊かさを知り、大切にする心を育てる運動を興し推進しています。

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。

産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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