応募総数1337本!目下第一次選考中  ノルウェーからのゲスト、国際審査員のアニータ・キリ来日も決定  11月開催のコマ撮り映画祭の上映ラインナップ発表!

MORCコマ撮りアニメーションフェスティバル事務局のプレスリリース

MORCコマ撮りアニメーションフェスティバル事務局が主催する、クレイや人形アニメーションでおなじみのコマ撮りアニメに特化した映画祭が2023年11月18日~12月17日に東京のミニシアター、Morc阿佐ヶ谷にて開催いたします。
そして映画祭のメインイベントである国際コンペティションプログラムは94の国・地域から応募総数1337本、グランプリには副賞100万円、現在第一次選考中で、12月1日~4日にザムザ阿佐谷を会場にして上映やトークイベント等開催します。

【国内では未配給の作品もラインナップ。】
<長編アニメーションプログラム>
TAAF2023コンペティション部門グランプリを受賞した「イヌとイタリア人、お断り!」、新潟国際アニメーション映画祭とEUフィルムデーズ2023で上映されたチェコのベストセラーの児童書を映画化した人形アニメ「ネズミは天国がお似合い」の2本は国内未配給作品。

ネズミは天国がお似合い

イヌとイタリア人、お断り!

加えて今年公開したばかりの「愛しのクノール」はザ・プロディジーのミュージック・クリップ制作などを手掛ける女性映像作家 マッシャ・ハルバースタッドによるキュートで楽しい人形アニメ。そして第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート、新しいコマ撮り映画の潮流を予感させる「マルセル 靴をはいた小さな貝」、30年の歳月かけ完成させた特殊効果の巨匠フィル・ティペットによる「マッドゴッド」といったジャンル横断した手作りの人形アニメーション映画たち。

愛しのクノール

マルセル 靴をはいたちいさな貝

マッドゴッド

そして、故・川本喜八郎の呼びかけで集まった総勢35人のアニメーション作家による「連句アニメーション 冬の日」の久しぶりのスクリーン上映、特撮映画の古典、無声映画「ロスト・ワールド」を活弁上映。

連句アニメーション冬の日

ロスト・ワールド

その他、ヘンリー・セリック監督の名作「コララインとボタンの魔女」、数々の特殊造形アーティストとクリーチャーとの関係性に迫るドキュメンタリー「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」を含めた9本の長編作品を上映。

コララインとボタンの魔女

【国内外作家・スタジオ特集】
<短編アニメーションプログラム>
映画祭のメインは国際コンペティション、その審査員をつめる土屋萌児とアニータ・キリの短編をほぼ網羅する短編集や、国内の主要コマ撮りスタジオの作品集を上映。

■『土屋萌児の実験と挑戦(短編作品集)』
ポカリスエットwebムービー「スカフィンのうた」などのミュージックビデオやEテレ「シャキーン!」の「惑星家族」「はったけさん」など愛らしくもシュールなキャラクター、カラフルな色づかいと、描かれ切り抜かれた大量の素材によるアニメーションが圧倒する気鋭のアニメーション作家 土屋萌児の初期作品から最新作までおよそ18年間の表現の実験、手探りで見つけ出すその表現の変遷を10本以上の短編作品をまとめて上映します。
(土屋さんは今回の国際コンペティションの審査員も務めています。トークは12月3日予定)

スカフィンのうた

青春おじいさん (C)HojiTsuchiya

■ノルウェー発の切り紙アニメ『アニータ・キリ 作品集』
母と娘の関係や問題を抱えた家庭などの社会的な問題を温かみのある切り紙アニメで寓話的に描き出すノルウェーのアニメーション作家アニータ・キリによる1992年から2020年までの主要5作品を上映。
今回は国際コンペティションの審査員も務めており、12月1~4日のコンペティションプログラム期間中には来日も決定。(12月3日トーク予定)

AngryMan

Mother didn’t know

■『ドワーフ20周年記念プログラム(1)&(2)』
2003年に合田経郎がそれまでのCMディレクターのキャリアからアニメーションへと活躍の場を広げるべく立ち上げたドワーフは、今年でなんと20年。「どーもくん」や「こまねこ」などの数々の魅力的なキャラクターを生み出し、Netflixシリーズ「リラックマとカオルさん」、木彫り人形によるストップモーション時代劇「HIDARI」、ゼスプリ「キウイブラザーズ」TVCMや「コジコジ」、アニメ「BEASTARS」のOP映像など、卓越したコマ撮りの技術をもつアニメーションスタジオから、初期作品から代表作、新作まで2つのプログラムに分けてたっぷりご紹介。

こま撮りえいが こまねこ (C)dwarf

ドワーフ20周年記念 (C)dwarf

その1「こまねこコレクション」(「こま撮りえいが こまねこ」「こまねこのかいがいりょこう」他、こまねこシリーズ 計1時間27分。

その2「コマ撮りコレクション」は「ぼくもくま」や「とうときょう」「モリモリ島のモーグとペロル」などスタジオドワーフでの様々な短編集を。

■『スタジオTECARAT 作品集』
太陽企画にてCMディレクターとして活動する傍ら、様々なコマ撮りの手法も扱ってきた八代健志が2015年に立ち上げたスタジオで、主に映像・美術制作を行う。2019年制作、新美南吉原作の「劇場版 ごん GON,THE LITTLE FOX」は、世界中の映画祭で受賞し高い評価を得る。
八代による木彫りをベースとする人形が日本の里山といった作品世界と深く調和している。
プラネタリウムで上映されている数々短編映画やスタジオワークスや最新の作品などを2つのプログラムに分けて上映します。

ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~ (C)TECARAT

劇場版 ごん GON,THE LITTLE FOX (C)TECARAT

TECARAT作品集 (1)
「ノーマン・ザ・スノーマン~北の国のオーロラ~」「kanjigram1&2」「眠れない夜の月」「プックラポッタと森の時間」
TECARAT作品集 (2)
「ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~」「kanjigram3」「11月うまれの男の子のために。」「劇場版 ごん GON,THE LITTLE FOX」ほか

■『「PUIPUIモルカー」シーズン1 全12話一挙上映』
2021年に大ヒット。東京藝大大学院映像研究科卒の見里朝希監督や、熟練から若手までさまざまなコマ撮りスタッフも参加した1話2分40秒のコメディアニメ。シーズン1を全話一挙上映。スクリーンの大画面で楽しもう!

PUIPUI モルカー (C)見里朝希JGH・シンエイ動画/モルカーズ

【人形劇から、人形アニメーション映画へ】
■『高橋克雄 作品集』
1932-2015。テレビ開局時代、移動困難な人形劇を撮影して、人形劇映画を初放送。
EXPO’70大阪万博では多数の万博映画を制作。また日本の文化を海外へ紹介する目的で制作された「かぐやひめ」「一寸法師」は海外で多数配給され東洋人初の「レオニード・モギー賞」を受賞。
放送規格としての初のビデオ・アニメーション・システムを開発するなど、独自の撮影技法を展開。
その高橋の代表作「かぐやひめ」「野ばら」「一寸法師」「メルヘンシアター」「ピーターうさぎのおるすばん」など普段見ることのできない貴重な作品を上映。

野ばら (C)KatsuoTakahashi

その他『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ-発明中毒篇』や国際コンペティション審査員の、伊藤有壱、宮澤真理や一次選考員を務めるやたみほ、細川晋らの作品も上映。
審査・選考員プログラム「ハーバーテイル」「Walts」「アメチャウ国の王様」「DINO!」「ファウスト 蚤の歌」

★国際コンペティション作品は現在選考中です。11月上旬に上映作品を発表いたします。

ハーバーテイル (C)ITOON.ltd

Waltz (C)MariMiyazawa

■展示と特別上映「ねじ式」
1968年漫画界のみならず作家、芸術家らに大きすぎる衝撃を与えた、つげ義春の「ねじ式」を原作にした人形アニメーションが現在製作中。美術セットなどの企画展示や映像の一部を特別上映!
共同監督で熟練のアニメーター野中和隆ほかメインスタッフも多数登壇予定。

■そして選考員・審査員らによるトークイベント、ワークショップも開催!
ビギナー向けで親子でも参加できる毛糸アニメワークショップから、少しステップアップの方向けの半立体カットアウトや経験者向けのマスタークラスといった、コマ撮りを楽しむファンの方からはじめてみたい方、進行形の制作者の方まで参加できます。

11月23日(木・祝) 合田経郎「こまねこコレクション」上映後トーク
11月19日(日)   やたみほの毛糸でつくるポンポン人形アニメワークショップ
12月1日(金)    伊藤有壱オープニングセッション(上映+トーク)
         真賀里文子 トーク
12月2日(土)    八代健志 トーク(上映+トーク)
         宮澤真理 マスタークラス
12月3日(日)    土屋萌児 トーク(上映+トーク)
         アニータ・キリ トーク(上映+トーク)
12月4日(月)    野中和隆、角井孝博、中川晋介ほかメインスタッフ登壇
12月9日(土)    鈴木沙織 半立体マルチカットアウト ワークショップ
12月17日(日)   細川晋 マスタークラス
※ワークショップやマスタークラスへの参加には事前に申込みが必要なものもございます。
 スケジュールや料金などは映画祭公式サイトにて最新の情報をご確認ください。

<チケット種類>
・一般      1,200~1,500円/学生・シニア 1,000~1,300円/
         会員 800円~1,200円(※一部を除く)
・【回数券】   5回券 3,500円/3回券 2,500円
・【おやこ券】  1,500円(おとな1名+子ども(小学生以下)1名、
             子ども1名追加につき+500円)
・【フリーパス】 10,000円
※回数券、おやこ券、フリーパスはMorc阿佐ヶ谷の劇場窓口での販売のみとなります。
また回数券、おやこ券、フリーパスの方は鑑賞時オンライン予約できません。
(上映日を含め1週間前より窓口にて発券することで予約可能です)

■MORCコマ撮りアニメーションフェスティバル2023
開催場所:Morc阿佐ヶ谷、ザムザ阿佐谷、アート・アニメーションのちいさな学校
開催期間:2023年11月18日(土)~12月17日(日)@Morc阿佐ヶ谷
     映画祭コンペティションプログラム上映は12月1日(金)~4日(月)@ザムザ阿佐谷

映画祭公式サイト     : https://www.morcoma.jp/
Morc阿佐ヶ谷 ホームページ: https://www.morc-asagaya.com/

主催:株式会社ふゅうじょんぷろだくと
   アート・アニメーションのちいさな学校、Morc阿佐ヶ谷
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
   【芸術文化魅力創出助成】

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