大日本印刷のプレスリリース
「Manga Planet India」は、インドの文化・風習を考慮した作品のラインアップや価格設定など、日本のマンガをインドのファンが一層楽しめるよう独自に設計しています。
【「Manga Planet India」サービス開発の背景と狙い】
近年インドでは、欧米等の数多くのアニメ・映画ストリーミングサービスが市場を広げていることをきっかけに、その原作マンガや関連作品に対する生活者の興味とニーズが拡大しています。一方、紙・電子ともに海外のマンガが十分に流通しておらず、特に日本のマンガは、アニメ化されている人気作品など、取り扱い点数等が限定的な上に比較的高額なため、現在は海賊版の違法ダウンロードが多くなっています。こうした流通等の課題があるため、インドの出版市場が2019年に約9,000億円(世界4位)という規模にありながら、マンガの売上はその1%未満にとどまっています。*3
DNPは、日本のマンガを正規の流通ルートで配信して世界中のマンガファンに楽しんでもらうことを目指し、2019年より「Manga Planet」のサービスを提供しています。今回、インドの読者のニーズに応えるとともに、適正な環境で配信する公式コンテンツを増やし、海賊版の閲覧・流通の抑止につなげることを目指し、「Manga Planet India」のサービス提供を開始します。
【サービスの特長】
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○価格 : 基本価格99インドルピー/月(≒1.19USドル/月、2023年10月現在の為替換算)。
インド市場で受け入れられやすい価格に設定。
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○作品ラインアップ : インドの多様な文化・風習・嗜好などを考慮した作品を選定して配信。
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○独自性 : インドのマンガファンに向けて、現地でのイベント等と関連した情報発信やインド限定作品の提供などを実施。
【今後の展開】
「Manga Planet India」の開始時は、サブスクリプションサービスおよび単巻販売サービスを提供します。その後、レンタルといった購入形態の多様化に対応したサービスや、インド限定のオリジナル作品の充実などを図っていきます。DNPは、さまざまなマンガ作品の楽しみ方をインドのファンに提供し、日本のマンガコンテンツの海外展開を推進します。
*1 Manga Planetについてはこちら → https://www.dnp.co.jp/news/detail/1193199_1587.html
*2 Manga Planet IndiaのWebサイトURL → https://mangaplanet.in
*3 出展元 : Value proposition of the Indian publishing(ey.com)と2019年度出版科学研究所調査による出版市場データを参照
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