仙台フィル 51年目「進」時代に向けて ~バンダイナムコピクチャーズのクリエイションを活かしたコラボレーション~

株式会社バンダイナムコピクチャーズのプレスリリース

公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団(宮城県仙台市、理事長:高橋宏明、以下仙台フィル)と、バンダイナムコグループのIP創出企業である株式会社バンダイナムコピクチャーズ(東京都杉並区、代表取締役社長:佐藤弘幸、以下バンダイナムコピクチャーズ)は、本日の仙台フィルの記者会見の中で2024年度に2つの取り組みを行うことを発表いたしました。本リリースは仙台フィルハーモニー管弦楽団との共同のものです。

  • ①『クラシカロイド』がフレンドシップコラボレーション!

 ■クラシック・ミヂカニスルンダー『クラシカロイド』

仙台フィルと、バンダイナムコピクチャーズ制作によるアニメーション『クラシカロイド』は、“クラシック・ミヂカニスルンダー”としてフレンドシップコラボレーションすることとなりました。

『クラシカロイド』は2016年から2018年にNHK Eテレにて放送されたアニメーション。本作は「ベートーヴェンやモーツァルトなど有名な作曲家がもしも現代によみがえったら」という奇想天外な物語となっており、「現代でクラシック音楽がどのように再生するか、再生させるか」という点で、まさに現代のクラシック業界と共通の意味を持っています。

そこで、『クラシカロイド』に対し音楽文化普及のためのコラボレーション、つまり“クラシック・ミジカニスルンダー”としてのコラボレーションを、仙台フィルより提案。アニメの視聴者のみなさんに劇中曲“ムジーク”だけでなく、クラシック音楽をはじめとしたさまざまな音楽文化に触れる機会を持っていただくための仲介役を期待したものです。
アニメ『クラシカロイド』としても、クラシック音楽や名作曲家たちをより身近な存在にしたい、というのは作品のテーマのひとつであり、その点が仙台フィルの目標と合致したことで今回のコラボレーションが実現いたしました。

コンサートで配布されるブックレットへのキャラクターたちによる楽曲、作曲家などの紹介ページ掲載や、コンサート会場施策、配信番組などを計画しております。これからの活躍をご期待ください。

■仙台フィル本気の演奏陣!クラシックをより身近に楽しく!響けムジーク!

   <仙台フィル特別演奏会『クラシカロイド』>

仙台フィル新シリーズ「エンターテインメント定期」第0回

             ×

   仙台フィル新シリーズ「名曲トラベル」第0回

名曲とエンターテインメントを掛け合わせたアニメーション作品である『クラシカロイド』のコンサートを開催いたします。

24年3月20日(水・祝)日立システムズホール仙台にて、本コラボレーションの記念および、仙台フィルが2024年度に新規にスタートさせる演奏会、「エンターテインメント定期」シリーズと「名曲トラベル」シリーズ合同の第0回公演として『クラシカロイド』コンサートを開催することとなりました。

仙台フィル常任指揮者である高関健氏の指揮のもと、『クラシカロイド』にてショパンのムジークプロデューサーを務めていたEHAMIC氏や第8回仙台国際ピアノコンクール第3位の太田糸音氏、ソプラノの宮地江奈氏、バリトンの又吉秀樹氏、更には仙台フィル首席奏者がソリストを務め演奏いたします。

管弦楽、声楽、器楽など様々な演奏形式を織り交ぜながらのクラシック音楽と『クラシカロイド』の音楽“ムジーク”をお楽しみください。

※公演の詳細概要は本リリースの最後をご確認ください。

  • ②演奏家キャラクター化プロジェクトスタート!

クラシック音楽を身近にする目的のため、演奏家をキャラクター化するプロジェクトをバンダイナムコピクチャーズがプロデュースします。その第一弾は仙台フィル常任指揮者の高関健氏と仙台フィル指揮者の太田弦氏です。

それぞれ“たかせきくん”、“おおたくん”としてキャラクター化。今後、衣装やポーズが異なるヴァージョンも制作中ですので、両氏の様々な側面を見せてくれる予定です。

キャラクターデザインは『クラシカロイド』にて作画監督やキャラクターデザインなどを務めた山本美佳氏。山本氏の得意とする特徴を活かしながらディフォルメされたキャラで、仙台フィルの指揮者の魅力を最大限アピールします。

  • メッセージ

・生地俊祐(バンダイナムコピクチャーズ)

…『エンターテインメント定期』共同発起、『クラシカロイド』プロデューサー

アニメーションやゲームなどの音楽によるオーケストラの定期シリーズを創れないだろうか?長年抱いていたそんな妄想に対して「是非一緒にチャレンジしてみましょう!」と言ってくださる仙台フィルハーモニー管弦楽団さまとの出会いによって「エンターテインメント定期」が結実しました。

これは音楽だけでなく作品やIPに対しても仙台フィルさまが多大な愛と理解をお持ちだったからこそです。そして弊社も含めたバンダイナムコIPプロデュースユニット各社との協力が生まれました。

また、『クラシカロイド』はクラシック音楽の【楽曲】【作曲家】の2つにフィーチャーし、「作曲家たちはこんなに面白い人たちなんだ」「日常で耳にして聞き馴染んでいる“あの曲”“この曲”は実はベートーヴェンたちなんだ」などと感じて貰い、興味を持って貰うことが最大テーマでした。

ですので、クラシックの世界とコラボレーションさせていただけることは光栄の至りです。

更にまさかの展開で、念願であったオーケストラコンサート開催のお申し出までいただいてしまい、加えて常任指揮者の高関マエストロ自ら指揮をしていただけることとなり感謝感激でございます。

私個人としてはクラシックコンサートに日々通う身なので恐縮もしておりますが、クラシック音楽とアニメーションの異文化コミュニケーションを通して、仙台フィルの楽団員の方々、仙台フィルファンの方々とご一緒に楽しい化学反応を起こしながら、オーケストラミュージックの世界をトラベルしていければと思います。

高関、太田、両マエストロをキャラクター化させていただきました“たかせきくん”“おおたくん”を筆頭に、やや突飛なアイディアも盛り込んでいくかもしれませんが、これからよろしくお願い申し上げます!

・美濃部敦(仙台フィルハーモニー管弦楽団)

 …『エンターテインメント定期』共同発起、『名曲トラベル』発起人、チーフインスペクター

「クラシック音楽は敷居が高い」だなんて、そんなことはない!その音楽を聴いてみたら知っていると気づくクラシック音楽だってたくさんある!でもなかなか浸透しない!「なぜだ!」その問いに対する答えを探る中で出会ったのがバンダイナムコグループさんであり、「クラシック音楽という長い歴史の中で作られてきた音楽と、現代文化の中で形作られてきた音楽は、対極にあるように見えて実はとても近しいところにあるものだ」と気づかせてくれたのが『クラシカロイド』でした。

そして仙台フィル51年目以降のプロジェクトを考える中で、もう一度クラシック音楽を見つめなおす機会として出来上がったのが「名曲トラベル」であり、オーケストラと現代日本特有の音楽を見つめる中で出来上がったのが「エンターテインメント定期」、そしてその交差点で私たちを導いてくれるのが『クラシカロイド』です。

仙台フィルが東北の地に宮城フィルとして創立されて50年が経過し、今は日本を代表するオーケストラの一つとして仙台から音楽文化を発信しています。そして51年目、バンダイナムコグループさんという現代日本文化をけん引するエンターテイナーと共に、仙台から日本、そして世界に向けて仙台フィルは文化を発信してまいります。今後の活躍にご期待ください!

  • リンクURL

・仙台フィルハーモニー管弦楽団ホームページ

リンクURL https://www.sendaiphil.jp

・仙台フィルハーモニー管弦楽団2024年度「進」時代へ!プロジェクト発表記者会見アーカイブ動画

 

◆「小犬のカーニバル~小犬のワルツより~」<アコースティックVer.>

『クラシカロイド 原曲全集』 2023年12月6日(水) 発売  UCCS-1341/6  定価 ¥6,290(税込み)

発売元:ユニバーサルミュージック

『クラシカロイド』“ムジーク” の原曲クラシック音楽が、ユニバーサルミュージックより “ドイツ・グラモフォン” “デッカ” などの音源でCD6枚組全集化。12月6日(水)発売予定。
そこには2023年に公開された海外映画作品のサウンドトラックに採用され話題となった、ショパンの“ムジークプロデューサー”EHAMIC氏による「小犬のカーニバル ~小犬のワルツより~」をボーナストラックとして収録。更にその「小犬のカーニバル ~小犬のワルツより~」をEHAMIC氏自らと仙台フィルの奏者たちによって演奏したアコースティックVer.も新録し収録されます。

演奏:ピアノ:EHAMIC

   <仙台フィルわんサンブル>

   チェロ:三宅 進、吉岡知広 コントラバス:田中洸太郎 フルート&ピッコロ:宮嵜英美

   オーボエ:西沢澄博 クラリネット:鈴木雄大 トランペット:浦田誠真 

   トロンボーン:紺野駿人 パーカッション:佐々木 祥、前田秀明 応援:神成大輝

収録風景のショート版を配信中です。CD発売後にロング版も公開予定です。

なおCD収録音源と映像で使われている音源は別Ver.となります。

・「小犬のカーニバル~小犬のワルツより~」<アコースティックVer.>収録風景動画 ショート版

◆『クラシカロイド』概要

『クラシカロイド』は2016年10月および2017年10月から各半年間、NHK Eテレにて放送された、「ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、リスト、シューベルト、バッハ、チャイコフスキー、バダジェフスカが現代に存在したら」をテーマに様々な要素を組み合わせたオリジナルアニメーション作品。第2シリーズではワーグナーとドヴォルザークも登場。作品を楽しみながら作曲家とクラシック音楽を身近に感じられるコメディ。

有名クラシック楽曲を現代風にアレンジした“ムジーク”というクラシック音楽への新たなアプローチを確立。世界で誰もが知っている名曲を、布袋寅泰、tofubeats、浅倉大介、EHAMIC、つんく♂、千聖、蔦谷好位置など“ムジークプロデューサー“がボーカル、ロック、ダンスミュージック、ボカロ楽曲など様々な姿で再創造。視聴者にとっては様々な音楽ジャンルの“本物のサウンド”に触れつつ、キャラクターとしての親しみやすさによって、どの作曲家が作った曲なのかを知るきっかけとなった。                 

アニメーション制作は、TVアニメ「銀魂」、「アイカツ!シリーズ」、「ケロロ軍曹」などのバンダイナムコピクチャーズ。

2024年度、仙台フィルハーモニー管弦楽団とクラシック・ミヂカニスルンダーとしてフレンドシップコラボレーション!作曲家とクラシック音楽の振興へ更なるチャレンジを行う。

・バンダイナムコピクチャーズ『クラシカロイド』ホームページURL

http://www.classicaloid.net/

◆『クラシカロイド』コンサート概要

2024年度新シリーズプレ企画として3月にコンサートを開催!

2024年3月20日に両シリーズの第0回公演として、名曲とエンターテインメントを掛け合わせたアニメーション作品である、NHK E テレにて放送された『クラシカロイド』のコンサートを行います。

2024年3月20日(水・祝)15:00開演(14:00開場)

会場:日立システムズホール仙台・コンサートホール

指揮:高関健(仙台フィル常任指揮者)

管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団

ソリスト:太田糸音(ピアノ)、宮地江奈(ソプラノ)、又吉秀樹(バリトン)、三宅進(仙台フィル チェロソロ首席)、西沢澄博(仙台フィル オーボエ首席)

ゲスト:EHAMIC(ムジークプロデューサー)

全席指定:8,000円

※本公演ではアニメーションなどの映像演出はございません。

演奏曲目(予定):

布袋寅泰、スティーヴ・リプソン:「ClassicaLoid~クラシカロイドのテーマ」<アコースティックVer.>

ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード(Vc.三宅進)

シューベルト:ます(Bar.又吉秀樹)

ベートーヴェン、布袋寅泰 編曲:「豊穣の夢~エリーゼのためにより~」<アコースティックVer.>(Sop.宮地江奈)

リスト:ラ・カンパネッラ(Pf.太田糸音)

ショパン、EHAMIC編曲:「小犬のカーニバル~小犬のワルツより~」<アコースティックVer.>(Pf. EHAMIC)

モーツァルト:オーボエ協奏曲第1楽章(Ob.西沢澄博)

ベートーヴェン、布袋寅泰 編曲:「皇帝の美学」<アコースティックVer.>(Bar.又吉秀樹)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」第1楽章~抜粋(Pf.太田糸音)

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」第4楽章

ほか

・『クラシカロイド』コンサート 仙台フィル公演概要ホームページURL 

https://www.sendaiphil.jp/em_0

主催:公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団 

エンターテインメントパートナー:バンダイナムコピクチャーズ、バンダイナムコミュージックライブ

共催:公益財団法人仙台市市民文化事業団

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