累計800万部『わたしの幸せな結婚』の顎木あくみが贈る、帝都を舞台にした和風恋愛ファンタジー『人魚のあわ恋』発売!

人魚伝説✖️運命の恋✖️シンデレラストーリーの新シリーズが開幕

株式会社文藝春秋のプレスリリース

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)は、顎木あくみさんの文春文庫書きおろし小説『人魚のあわ恋』を本日、2月6日(火)刊行いたします。
コミカライズ、Netflixで配信中のアニメ化、目黒蓮・今田美桜など豪華キャスティングによる実写映画化などでシリーズ累計800万部をほこる『わたしの幸せな結婚』。その著者の本領発揮とも言うべき、帝都を舞台にした和風恋愛ファンタジーの開幕です。

『人魚のあわ恋』顎木あくみ イラスト:花邑まい『人魚のあわ恋』顎木あくみ イラスト:花邑まい

  • あらすじ

 帝都・東京。美青年の国語教師の噂で沸きたつ夜鶴女学院に通う16歳の天水朝名。8年前に人魚の血を引く証の痣が左手に現れて以来、家族から「化け物」と呼ばれ虐げられていました。そんな朝名の唯一の心の支えは、幼い頃に自分に手を差し伸べてくれた美しい簪の青年の思い出。ある日、朝名に見合いの話が訪れます。「人魚の涙」という万能薬で巨額の富を築いた天水家は黒い噂が絶えません。しかし多額の持参金と共に婿入りする酔狂な人物が現れたのです。
 見合いの席に現れたのは輝くばかりに美しい青年。その長く煌めく髪には、朝名に見覚えのある簪が――。

  • 顎木あくみさんが語る、本作ができるまで(「あとがき」より)

 今回のお話をいただいてから企画を提出するまで――実に一年ほどの期間、自分なりに考えてみて肝心なことに気づきました。
 初心にかえる。これです。
 私の好きなもの、好きなことはなんだったか、どんな気持ちで小説を書き始めたのだったか。忙しくしているうちに、いつしかすっかり忘れていました。
 ――ああ、そうだ。和風が好きだ。不思議なものも好きだし、おどろおどろしいものも好きだ。そういう好きなものを、さらに自分好みに表現したくて小説を書き始めたのだった。
 であれば、和風で、伝奇っぽくて、ちょっと不気味……だけど美しい、そんな物語を書こう。そう思い立ちました。
 人魚や八百比丘尼といった題材は、私がもともと『不老不死』というモチーフが好きなのと、今回のイメージにぴったりなので採用しました。いいですよね、ほのかに血腥さがあるところとか。怪奇的であり、神秘的でもあるところとか。
 また、企画を練るうちに西洋の人魚姫の儚い恋のイメージも加わって、よい雰囲気が作り出せたのではないでしょうか。

  • さらに、本作のコミカライズも決定!

イラスト:タムラ圭イラスト:タムラ圭

漫画版の作画を手掛けるのは、小学館やスターツ出版で活躍中の人気漫画家・タムラ圭さん
コミカライズ版は2024年中の連載開始に向け、鋭意制作中です。続報をお待ちください!

  • 著者プロフィール

顎木あくみ (あぎとぎ・あくみ)
長野県在住。『わたしの幸せな結婚』(KADOKAWA)でデビュー。コミカライズ、アニメ化、実写映画化などで大きな話題となる。著書に『宮廷のまじない師』シリーズ(ポプラ社)がある。

  • 書誌情報

出版社:文藝春秋
書 名:『人魚のあわ恋』
著 者:顎木あくみ
判 型:文庫判
発売日:2024年2月6日
定 価:803円(税込)
ISBN:978-4-16-792168-2
書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167921682

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