PROJECT ATAMI実行委員会のプレスリリース
この展示は、BEAMSのカルチャープロジェクトである「BEAMS CULTUART」と共同企画されました。BEAMS CULTUARTは、2022年12月に始動し、グローバルにBEAMSのカルチャー領域を広げることを目指しています。また、2023年11月には熱海で開催されたアートフェスティバル『ATAMI ART GRANT 2023』を後援し、アーティストの制作活動を支援しました。
今回の展示では、過去3回の『ATAMI ART GRANT』に参加したアーティストから選りすぐりの9組が、BEAMS CULTUARTの協力により作品を展示・販売します。これらの作品は、現代社会における新しい視点や見逃されがちなテーマを探求したものであり、多様なアーティストの才能が一堂に会します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
また、私たちは「令和6年能登半島地震」による被害に深い悲しみを覚えており、その復興支援の一環として、本展の作品販売収益の一部を公益社団法人CIVIC FORCEに寄付させていただきます。
【概要】
開催期間:2024年2月23日(金:祝)〜3月17日(日)
会場時間:11:00-20:00 ※会期中無休
開催店舗:ビームス ジャパン(新宿)5F『B GALLERY』
住 所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目32−6
U R L:https://maps.app.goo.gl/dym3MkMQGmc4hE1m6
【参加作家(50音順)】
●石毛健太 / Kenta Ishige
アーティスト、エキシビジョンメーカー、他副業多数。参加するプロジェクトにUrban Research Group、SCAN THE WORLD、インストールメンツがある。主な個展に『アイオーン』(2020,BIYONG POINT)、『Chrono Reticulate Sight-System』(2024,A倉庫)。主な企画に『WHITEHOTEL』(2022,WHITEHOUSE)、『ジャンクス・ポーツ』(2023,ANOMALY)などがある。
●河野未彩 / Midori Kawano
視覚ディレクター/グラフィックアーティスト。音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから創作活動を始め、2006年に多摩美術大学プロダクトデザイン専攻を卒業。近年の主な個展は「NOTHING in SOMETHING」(LOVUS gallery、東京、2023)や<<脳内再生>>(HARUKAITO、東京、2022)、「←左右→」(CALM & PUNK gallery、東京、2021)など。
●キーニュ / Keeenue
1992年神奈川県出身、茅ヶ崎在住のアーティスト。ミューラル制作、ペインティングや立体作品の発表、アートワーク提供など多岐にわたる活動を展開する。Keeenueは本名KANAのカタカナ読み(ケーエーエヌエー)からできた造語。スタイルやジャンルに捉われずに変化し続ける独創的な世界観は国内外問わず多くの人々に支持される。またNike、Facebook、サッポロビールなど数多くのコラボレーションも注目を集める。主な個展やプロジェクトに「六本木アートナイト」(2023)、「やんばるアートフェスティバル」(2023, 2024)、「The Me in the Mirror」(OIL by 美術手帖/2022)、「ODD ONE OUT」(HARUKAITO by island/2021)、「Story in Story」(hpgrp GALLERY TOKYO/2019)、「PROJECT ATAMI」(2022)など。
●SCAN THE WORLD
石毛健太(1994年、東京都生まれ)とBIEN(1993年、東京都生まれ)の2名のアーティストが中心となって行っている、街をスキャニングするプロジェクトの総称。SCAN THE WORLDは路上表現の現在形のうちの一つであり、同時に新しい遊びの実践でもある。主な個展に『SCAN THE WORLD [NEW GAME]』(2022,金沢21世紀美術館)など。
●竹久直樹 / Naoki Takehisa
1995年生まれ。美術家。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒、2019年よりセミトランスペアレント・デザイン所属。
「撮影」という概念を通じて、インターネット普及以降のイメージやそれらをめぐる人間の意識とコミュニケーションの体系を主題に制作と研究を行う。また様々な美術館やギャラリーにおいて展覧会の記録撮影を継続的に担うほか、他分野のアーティストとの共同制作も行っている。
近年の主な個展に「ホームスチール」(The 5th Floor、東京、2023)、「スーサイドシート」(デカメロン、東京、2022)、グループ展に「逆襲」(SNOW Contemporary、東京、2023)、「しじし」(con_、東京、2022)、「惑星ザムザ」(小高製本工業跡地、東京、2022)、「ATAMI ART GRANT」(来宮神社 他、静岡、2022)「エクメネ」(BLOCK HOUSE、東京、2020)など。また展覧会企画に「power/point」(アキバタマビ21、東京、2022)、「ディスディスプレイ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2021)などがある。
https://pointlessimages.com/
●光岡幸一 / Koichi Mitsuoka
名前は、字がすべて左右対称になる様にと祖父がつけてくれて、読みは母が考えてくれた。(ゆきかずになる可能性もあった。) 宇多田ヒカルのPVを作りたいという、ただその一心で美大を目指し、唯一受かった建築科に入学し、いろいろあって今は美術家を名乗っている。矢野顕子が歌うみたいに、ランジャタイが漫才をするみたいに、自分も何かをつくっていきたい。一番最初に縄文土器をつくった人はどんな人だったんだろうか?
2016年東京藝術大学大学院油画科修了、受賞歴は群馬青年ビエンナーレ奨励賞(2015)、豊田文化新人賞(2020)、写真新世紀優秀賞(2021)、広島市現代美術館企画どこ×デザ(2021)、近年の個展は「ぶっちぎりのゼッテー120%」(guardian garden、東京、2023)、「魂心の一撃」(SACS、東京、2023)など。
●みょうじなまえ / Namae Myoji
2019年東京藝術大学絵画科油画専攻卒業。
自身のこれまでの体験を契機として、女性の身体、性、アイデンティティとその消費をめぐる問題をテーマに作品を制作している。
主な展覧会に「ATAMI ART GRANT2023」(熱海、2023)、「SICF23 Exhibition 部門グランプリ個展 バベルとユートピア」(スパイラル、2023)、「CAF 賞 2022」( 代官山ヒルサイドフォーラム、2022 )、「六甲ミーツアート芸術散歩 2022」(六甲山、2022)など。
●森山泰地 / Taichi Moriyama
1988年東京生まれ。自然環境下でのアースワーク的な作品や、自然物を用いたインスタレーションを主に制作している。
取り扱う素材は石や木などの自然物の他に、海岸に落ちているプラスティックや、街中のコンクリート片なども多い。近年はこれらの素材を用いた平面、立体作品も制作している。また、アーティストユニット「鯰」のメンバーとしても活動している。主な展覧会に「木を見て森を見る」(Kana Kawanishi gallery、東京、2021)、「木を見て森を見る」(DEN5、東京、2017)、「尊景地水」(BLOCK HOUSE、東京、2016)などがある。
https://www.instagram.com/moriyama_taichi/?hl=ja
●米澤柊 / Shu Yonezawa
東京生まれ。アーティスト、アニメーター。現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と、現実空間の生き物が持っている心の身体性と感情について、またそれらアニメーションが生きるための空間の空気を制作している。
主な作品/個展に「ハッピーバース」(PARCO museum tokyo , 2023)、「うまれたての友達」(BLOCK HOUSE, 2023)、「名無しの肢体」(Tokyo arts and space本郷[OPEN SITE7], 2022)、「絶滅のアニマ」(小高製本工業跡地[惑星ザムザ], 2022)、「劇場版:オバケのB′」(NTT ICC, 2022)。
http://snowcontemporary.com/exhibition/current.html
【BEAMS CULTUARTについて】
ビームスのアートやエンタメ、デザインといったカルチャーの領域を、グローバルに推進するプロジェクトです。 新たな時代に向けて、現代アートやアニメ、音楽、グラフィックといった要素を、セレクト、ミックスすることで、未知の思考・感情・感性と出会う幸せを提供します。
【ATAMI ART GRANTについて】
PROJECT ATAMI実行委員会は、2021年3月より、滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいます。「ATAMI ART GRANT」は、アーティストの制作活動支援を目的とした取り組みで、3年目となる2023年は「巡-Voyage ATAMI」をテーマにアーティストを公募し、20組の認定者を決定。認定者20組とRESIDENCEアーティスト33組の合計53組100名を超えるアーティストたちによって制作された作品は、本取り組みに共感してくださった行政・企業・個人のご協力のもと、熱海市内において広く展示されました。PROJECT ATAMI 実行委員会では多種多様なアーティスト間の交流を通じて、さまざまな角度から熱海の魅力を表現、発信する機会を提供しています。