「ホワイトで描く!?」藤田マジックも伝わる原画の高精細画像を多数収録! さらに単行本未収録の短編『キャンディ ケイン』ついに掲載!
株式会社講談社のプレスリリース
藤田和日郎が初めて小学館以外の雑誌で描いた物語、大英帝国伝奇アクション『黒博物館』シリーズは、どのように誕生したのか? アイデアスケッチや、ストーリーの構想が描き込まれた「考察ノート」、高精細画像で原稿そのままの迫力が伝わる原画ギャラリーなどを通して、創作の核心に迫るビジュアルブックが登場します! 担当編集者とシリーズの創作秘話を語りあったり、「考察ノート」の習作に副音声的なコメントを入れたりと、サクシャ・藤田和日郎の魅力が全開! さらに、3rdシリーズ『三日月よ、怪物と踊れ』を象徴するファクターである回転剣術<月動(ベグーシャヤ・ルナー)>の考案者で、舞踏設定・振り付けを担当したTAKAHIRO氏、同じく『三日月〜』で軍事・風俗考証を担当した磯野圭作両氏のインタビューやコラムも収録。シリーズ唯一の単行本未収録作品『キャンディ ケイン』は、「モーニング」掲載時と同様にカラーページもそのまま完全収録。綿密な歴史考証と、縦横無尽のアイデアから生まれる藤田ワールドをじっくりと体験できる贅沢な一冊です。
ついに! 幻の短編作品『キャンディ ケイン』完全収録
2018年「モーニング」2・3合併号で発表されて以来、これまで単行本に収録されていなかったシリーズ唯一の短編作品『キャンディ ケイン』を初掲載。学芸員が主役の、異色の作品をお楽しみください。
ペンとホワイトの迫力が圧倒的! 原画ギャラリー
原画を高精細画像で掲載した「原画ギャラリー」では、数々の名シーンを圧倒的な迫力で楽しめます。ホワイトの盛り上がりまでわかる3D画像のような体験です。
あの『漫勉』で話題になった「デオンの目」の原画も掲載!
NHK Eテレで2015年9月に放送された『浦沢直樹の漫勉』で番組ホストの浦沢直樹先生を驚愕させた“ホワイトで描く”藤田マジックの本領がわかる『ゴースト アンド レディ』の名シーンも掲載!
単行本ではエルシィはいない!? カラー口絵のために描きなおされた貴重な原画も
3rdシリーズ『三日月よ、怪物と踊れ』最終話の冒頭シーン。実は中央部分に描かれている主人公・エルシィの姿は単行本6巻に収録されている同シーンでは存在しない。これは「モーニング」本誌掲載時、カラー口絵のために描き加えられたもので、書籍に掲載されるのはこれが初!
『三日月よ、怪物と踊れ』第1話のネームをまるごと公開!
「ネーム」は、話ごとのセリフやコマごとの構図、コマの配置などを決めるための設計図、下書きのこと。ネームと同じシーンの原画も掲載されているので、見比べる楽しさも味わえます。
世界的なプロダンサー、TAKAHIROが語る藤田作品の魅力とは?
『三日月〜』で「舞踏設定協力/振り付け」というクレジットで掲載されているTAKAHIRO氏は、マドンナの専属ダンサーも務めた世界的なダンサー。異色のクレジットで漫画作品に参加することになった経緯とは? 特別インタビューを掲載!
軍事考証家が解き明かす超絶マニアックな英国軍の不思議
クリミア戦争が主要な舞台として描かれる2nd シリーズ『ゴースト アンド レディ』と、『三日月〜』で「軍事及び風俗考証・資料提供」を務めた磯野圭作氏は、英国軍に焦点をあわせてコラムを寄稿。
『館報』の著者・久我真樹が監修・制作した「黒博物館年表」
圧倒的な深度で日英米の文献を渉猟し、『黒博物館 館報』(小社刊)ではヴィクトリア朝の暗黒面を紐解いた英国文化研究者、久我真樹氏が史実と創作が織りなす黒博物館の世界を年表化!
『黒博物館 図録』
藤田和日郎 著
2024年2月22日
講談社 刊
本体3,000円(税別)
B5判 本文256P(うちカラー48P)
ISBN978-4-06-533521-5