公開20周年記念。GHOST IN THE SHELL2「イノセンス」がついに初の浮世絵木版画となり全世界限定数量にて発売!

株式会社トーキョー・ダブ・エージェントのプレスリリース

『AKIHABARA PREMIUM COLLECTION』にて、1995年に公開された日本が世界に誇る長編アニメ「GHOST IN THE SHELL」の続編『イノセンス』(2004年公開)の浮世絵木版画を3月23日(土)日本時間12:00より全世界同時発売いたします。

株式会社トーキョー・ダブ・エージェント(英:TOKYO DUB AGENT COMPANY, LTD. 代表取締役:高木 一芳、以下TDA)は、AKIHABARAオタクカルチャーと、日本人のモノづくりへの情熱を一点に集約させた究極の作品シリーズを展開するECプラットフォーム『AKIHABARA PREMIUM COLLECTION』にて、1995年に公開された日本が世界に誇る長編アニメ「GHOST IN THE SHELL」の続編『イノセンス』(2004年公開)の浮世絵木版画を3月23日(土)日本時間12:00より全世界同時発売いたします。

販売サイト:AKIHABARA PREMIUM COLLECTION
URL:https://www.akihabara-premium.com/blogs/archives/innocence-ukiyo_e

■公開20周年を迎える「イノセンス」初の浮世絵木版画
映画「イノセンス」の舞台は、人々が電脳化され、声を出さずとも、コンピューター端末を打たなくとも、ネットワークを通じたデジタルコミュニケーションが可能になる一方、肉体の機械化も進み、人とサイボーグ、ロボットが共存する、2032年の世界。

1995年公開の「GHOST IN THE SHELL」、そして最新作「攻殻機動隊 SAC_2045」の浮世に続き初の浮世絵木版画となって登場

■浮世絵木版画を制作するにあたって
日本を代表する伝統工芸である浮世絵。しかし今産業全体が危機に瀕し江戸時代から続くこの伝統技術を継承している職人は日本全体で数十人の規模まで縮小しています。
若手の育成にも注力している一方、日々原料を含めた生産量が縮小しその数は少なくなってきているのが事実です。

この浮世絵の木版技術を後世に伝えて続けようとしている現役の職人(絵師、彫師、摺師)の方々とともに、伝統的な技術と「イノセンス」を掛け合わせることで新たな角度から浮世絵の良さを世界中の人々に知って頂くこと。そして、日本が世界に誇るこの文化を途絶えさせず、発展の一端に寄与していきます。

あなたに届けたい。日本の伝統工芸の真髄。

■今回の作品のポイント
・浮世絵の絵柄として主人公「バトー」や代表キャラクター「草薙素子」ではなく、「アンドロイド」を選んだ理由

映画「イノセンス」は、愛玩用女性アンドロイド『タイプ2052・ハダリ』が暴走し発生した殺傷事件の捜査がメインストーリーの作品です。その事件を通じ、「人間」と「人形」、「魂」と「身体」との関係性が哲学的な視点から描かれています。作中でも印象的な会話が展開される検屍官ハラウェイとのシーンで登場したこのアンドロイドのカットは、まさに作品を象徴する場面の一つであるため、イノセンス浮世絵のモチーフとして採用しました。

作品の根幹にある普遍的な哲学性を、本作の繊細な職人の手仕事によって細部まで再現された浮世絵を通じてご鑑賞ください。

・浮き出しタイプの額装を選んだ理由
今回の作品は作品の上下左右、正面に空間を作る「浮き出し」という額装方法を施しています。前述したシーンでは、多くのアンドロイドが検死のために保存液とともに密閉され吊るされています。浮き出し額装は、そのようなシーンを彷彿とさせるだけではなく、魂がなく「空」となった人形を表現する上で最も効果的な仕様であると考えました。

■通常額装版とアーティストコラボの特別額装版の2種類
通常額装版

特別額装版

今回の浮世絵はアーティストコラボの特別額装版を世界限定30部で発売します。
彫刻家藤田朋一氏がアートフレーム「lattice -格子-」を本作のために手がけたました。

■「lattice -格子-」解説
「Ghost in The Shell」と「イノセンス」は、好きな映画だったので純粋に額装作品を作りたいと思いました。それと同時に、過去いろいろ額装作品は作ってきましたが、それとはまた違った表現をしてみたいなとも思いました。ずっと表現してきた中の神社というものの造形は、この額の中に入れたくて、どういう神社にしようかと思ったときに、イノセンスの劇中に出てくるお祭りのシーン、その中で山車が街を練り歩いている。そのお寺の造形が、すごく中国っぽくて、屋根の反り返りが派手なんです。これを一つモチーフとして使いたいなというのがありました。屋根の装飾とかが、どこかカラフルなので、そういうものもアクリルの色をビシッとコントラストにできたら面白いと思いました。

もう一つ、その額の中で表現しているのが、アジアンパターンの格子柄なんですが、これも劇中の中にすごく象徴的に至るところに風景の中に散りばめられているアジアンパターンの格子柄があって、それがどこかヨーロッパのゴシック建築と混ざり合ってるような表現をされてるんですよね。舞台は香港なのかわかりませんがそこの混沌としたものと混じり合っている風景が、すごく面白く、それを額の中に、ちりばめてみました。

■職人紹介

【彫師 – 菅香世子】
高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。
2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演 浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員 東京伝統木版画工芸協同組合員

【摺師 – 岡田拓也】
1983年 茨城県に生まれる。
高校卒業後、京都伝統工芸大学校(現名称) にて、仏像彫刻を学び、 卒業後、渡邊木版にて摺師の修行を積む。
2012年に独立。
約8年のキャリアを持ち、摺師として高い技巧を有してきている。
渡邊木版は川瀬巴水に代表される新版画の版元であり、新版画において用いられる多くのぼかし、かすれの技法を習得している。本作品における、金・プラチナの散布、固着の摺り技法は彼の提案によるものである。伝統技法に加え、新しい技法にも積極的に取り組む新世代の摺師である。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。
・東京伝統木版画工芸協同組合員

【書家 – 藤浦旅子】

【彫刻家 – 藤田朋一】
1976年 千葉県生まれ
飛騨国際工芸学園木工科 卒業
◆受賞歴
第24回岡本太郎現代芸術賞展 入選
◆展示歴
2015年グループ展「TENGAI2.0」天明屋尚企画(六本木ヒルズA/Dギャラリー 東京)
2016年個展「木から生まれる物語 -現代作家藤田朋一と県美収蔵作家のコラボ展示-」(千葉県立美術館)
2017年個展「様々な威厳」(千葉銀行ひまわりギャラリー(企画展) 東京)
グループ展「三越美術110周年-HOPES-次世代百選展」(日本橋三越)
2018年個展「城の男」(ギャラリーマルヒ(企画展)東京)
2019年個展「机上の誉」(Gallery MUMON 東京)
グループ展 「ブレイク前夜展-次世代の芸術家たち-」(六本木ヒルズA/Dギャラリー 東京)
2020年個展 「扶桑國-ふそうこく-」(日本橋高島屋 美術画廊X)
2021年グループ展 第24回岡本太郎現代芸術賞展(川崎市岡本太郎美術館)
2023年個展 「NEO TOKYO 」 (日本橋高島屋 美術画廊X ) (大阪高島屋 ギャラリーNEXT) 

◆インフォメーション
自分が生まれ、育った国、日本。

海外に目を向ける前に、より深く日本を知りたいと考えて、日本の各地の神社仏閣や伝統的な日本建築を訪ねています。

改めて各地に赴き、私が感じる疑問があります。
それは、歴史の中で、神社仏閣は、時代に合わせどう変化してきたのだろうか?建築様式は、日本が受容してきた科学や他文明に対してどう発展してきたのだろうか?人は、仏教や神道などとどう向き合い、信仰し、為政者たちは、民衆の心を掌握するために、権威の象徴としての宗教をどう利用してきたのだろうか?

これらの疑問に対しての答えを、伝統的な建築と歴史の事象を織り交ぜ、現代の素材や工芸技術を用いて表現を再構築して、私の作品としています。

■藤田朋一過去作品

■作品情報

イノセンス浮世絵木版画
『攻殻機動隊弐 無垢』通常版

販売価格:65,000円+TAX・送料
販売数 :全世界限定300部
額箱&浮世絵木版画証明書付き

仕様  :絵(W:約243mm × H:約363mm)
     額(W:約432mm × H:約547mm × D:40mm)
額   :木材、裏版・木製合板
マット :紙製
和紙  :人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
彫 師 :菅香世子
摺 師 :岡田拓也

浮世絵版元:株式会社版三

作品は浮世絵柄のオリジナルの額装箱にてお届けいたします。
伝統的な浮世絵木版画の技法を用いて制作されたことを証した証明書が付随しています。

イノセンス浮世絵木版画
『攻殻機動隊弐 無垢』特別額装版

販売価格:450,000円+TAX・送料
販売数 :全世界限定30部
浮世絵木版画証明書付き
仕様  :絵(W:約243mm × H:約363mm)
     額(W:約463mm × H:約560mm × D:60mm)

Artist  :藤田朋一 TOMOICHI FUJITA
     instagram:@studiofacid
Title : lattice -格子-
Material : acrylic 
Production year :2024

販売サイト:AKIHABARA PREMIUM COLLECTION
URL:https://www.akihabara-premium.com/blogs/archives/innocence-ukiyo_e

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