オレンジ、総額29.2億円のプレシリーズA資金調達を実施

【特別マンガ付き】マンガに特化したローカライズ支援ツールの開発により、未翻訳作品の大量海外展開を目指す

株式会社オレンジのプレスリリース

株式会社オレンジ(本社:東京都港区、代表取締役:宇垣承宏)は、既存投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家とした複数のベンチャーキャピタル、事業会社の出資により、プレシリーズAラウンドで総額29.2億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。

本資金調達により、自社独自のツールを用いたマンガ翻訳の規模を拡大し、日本のマンガの現状英訳ペース(当社調べ)の約5倍となる月間500冊の翻訳を目指します。また、2024年3月に米国法人の設立を完了し、翻訳した作品を広めるための電子マンガストア「emaqi」を2024年夏に米国でローンチします。

 ▲電子マンガストア「emaqi」ロゴ

本資金調達の背景、およびマンガ翻訳を取り巻く市場課題については、本リリース付属の特別マンガ『がんばれ!オレンジくん』をご確認ください。

■ 投資家(順不同)

 出版社

  ・小学館

 ベンチャーキャピタル

  ・グロービス・キャピタル・パートナーズ

  ・ANRI

  ・SBIインベストメント

  ・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ

  ・みやこキャピタル

  ・千葉道場ファンド

  ・みずほキャピタル

  ・三菱UFJキャピタル

  ・GFR Fund

■ 特別読み切りマンガ『がんばれオレンジくん』

■ CEOコメント

自分たちが感動した、大好きな「すべてのマンガ」を、すべての言語にして届けたい。ありとあらゆるテーマの作品があるマンガ、表現の自由の極みといえるこの創作文化を、世界の言葉で届けたい。子どもから大人まで、当たり前のように日常的にマンガを楽しんでいる社会が、世界中に広まる協力をしたい。

2021年の創業以来そんな想いを持ち、ミッションを実現しうる各分野のエキスパートが集ってきた会社です。今後とも応援していただけるよう、努力してまいりますので、何卒宜しくお願いいたします。

■ 出資者コメント

グロービス・キャピタル・パートナーズ プリンシパル 磯田 将太氏

マンガは日本のソフトパワーの土台です。マンガやアニメで日本を好きになったという人にたくさん出会ってきました。そのマンガのポテンシャルを更に解放するミッションに強く共感しています。社員2人の時に投資をして同じ船に乗せてもらった身として、このミッションが出版社をはじめ業界関係者に受け入れられ、共感する仲間が集まり、投資家にも支持され、みんなの夢を乗せていく瞬間に立ち会えて幸せです。

スウェーデンから音楽の海賊版問題をテクノロジーで解決したSpotifyが、北欧発グローバル展開のガラスの天井を破ったように、オレンジが世界で起こってるマンガの海賊版問題を解決して、日本発グローバルの象徴になることを願っています。

ANRI 代表パートナー 佐俣 アンリ氏

マンガは日本が育てた最高の文化です。世界中で大きく伸びているマーケットに対して日本からしかできない挑戦をする。日本で一番マンガにコミットしている投資家としてオレンジの挑戦だけは、どうしても応援させてほしかった。うれしいです。 言いたいことはこれだけです。

 「では、教えてくれ。ポン酢の”ポン”とはなんのことだ。」

SBIインベストメント マネジャー 鈴木 喬太氏・中村 太洋氏

「Creating a world where everyone enjoys manga」のミッションに挑戦するオレンジの魅力に惹かれ、ぜひご一緒したいと思い、投資させていただきました。宇垣CEOと長谷川COOの強力なタッグをはじめとするこのチームだからこそ、世界最大のマンガ大国である日本のグローバル展開が加速できると確信しています。また、海賊版の問題によって日本のクリエイター事業者へ適正な還元がされないといった大きな社会課題を解決するビジネスであり、SBIグループ一丸となって全力でご支援させていただきます。

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ パートナー 末永 聡氏

マンガは世代を問わず幅広く親しまれており、作家、読者、出版社をはじめとする成熟したエコシステムに支えられ、日本が世界に誇るべき一つの文化として発展しています。このマンガ文化を世界に向けて発信・展開するうえで重要な鍵となるのがオレンジの開発したマンガ特化の生成AIモデルです。今回オレンジに投資させていただき、彼らのチャレンジを支援することで、より多くのマンガが世界に向けて発信され、世界中のより多くの人々にマンガが愛されるようになることを、投資家としても、なによりマンガファン個人としても、心より期待しております。

みやこキャピタル 代表取締役 菅谷 常三郎氏

最新のAI技術を活用し、日本の豊富なマンガコンテンツを用いてグローバル市場に進出するオレンジ社のビジネスモデルは、みやこキャピタルが支援を志す新時代の日本発グローバル・スタートアップの典型です。この事業が日本の文化を世界に広め、外貨獲得によって日本経済の更なる発展を促進することを確信しています。また、京都大学を含む国内外の学術機関との効果的な産学連携を深め、先進的なAI技術の実社会への応用を加速することにも積極的に取り組んでいく所存です。今後の事業展開に向けて、大きな期待を寄せております。

千葉道場ファンド 代表取締役 千葉 功太郎氏

今回千葉道場ファンドから、シードから計3回目の出資をさせていただきました。これだけの国内の投資家、そしてシナジーのある事業会社の皆様とご一緒できる事を大変嬉しく思います。

2021年の最初の出資から何一つ戦略とビジョンがぶれないオレンジですが、いよいよプロダクトもローンチし、グローバルでのチャレンジです。宇垣さんの「全ての名作マンガを全ての言語に翻訳し世界に届けたい」という想いを千葉道場ファンドとしても変わらず応援していきたいと思います。

みずほキャピタル インベストメントマネジャー 青木 優氏

みずほキャピタルはオレンジ社の「Creating a world where everyone enjoys manga」というミッションに共感すると共に、優れたローカライズツール、宇垣 CEO・長谷川 COO の卓越したリーダーシップに期待して、出資させていただきました。 日本マンガのグローバル展開は長きに渡って期待されながらも、様々な難題により本格化が進まない状況が続いていましたが、オレンジ社こそは難題を乗り越え、トップランナーとして業界の悲願を実現できると確信しております。 みずほキャピタルは総力をあげてオレンジ社の挑戦を全力でサポートし、日本マンガの更なる発展に貢献して参ります。

三菱UFJキャピタル 次長 山本 弘樹氏

マンガは単なる娯楽というだけではなく、私たち日本人一人ひとりの価値観や生き方にまで影響を与えてきた、国民的な文化資産と言って良いと思います。私自身も、自分の人生を振り返って、マンガが無ければ今の自分は無いと思っています。私以外にもマンガに大きな影響を受けた方は、少なくないのではないでしょうか。そんな素晴らしい日本のマンガですが、これからはオレンジ社の活躍により、より多くの日本のマンガが世界中の人に届き、その人生をより良いものにしていく。そんな未来が本当に楽しみです。この挑戦を、私たちとしても全力でサポートして参ります。

GFR Fund ジェネラルパートナー 筒井 鉄平氏、アソシエイト 田中 絹子氏 

今回のラウンドに参加できることを嬉しく思います。GFR Fundが北米で培ってきたネットワーク等を活かし、オレンジが目指す日本発のマンガのグローバル展開をサポートさせていただければと思っています。

■ 株式会社オレンジについて

オレンジは2021年の創業以来、「Creating a world where everyone enjoys manga」をミッションとして、大量翻訳出版を実現する「マンガに特化したローカライズ支援ツール」を開発しています。

多種多様でユニークな名作たちを世界に届けることで、国籍・年齢・性別を問わない一人ひとりのユーザーの人生を変える良質な物語との出会いを創出し、日本が生み出した「マンガ」という歴史あるアートフォームを通じた豊かなエンタメ体験を次世代へと残すことに邁進していきます。

■ 会社概要

・会社名     :株式会社オレンジ

・代表者     :代表取締役社長 宇垣承宏

・問い合わせ窓口: info@orange0.jp

・公式HP    :https://orange.inc/ja

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