株式会社新潮社のプレスリリース
芸人で漫画家であり、大河ドラマ「光る君へ」への出演でも話題の矢部太郎さん。3月27日に新潮社より刊行した新作コミックエッセイ『プレゼントでできている』をめぐり、5年ぶりに相方・入江慎也さんとの対談が実現しました。
芸人で漫画家の矢部太郎さんは、手塚治虫文化賞短編賞を受賞し大ヒットとなった『大家さんと僕』はじめ、『ぼくのお父さん』『マンガ ぼけ日和』など話題作を次々に発表しています。また、現在、大河ドラマ「光る君へ」に主人公・まひろ(吉高由里子)の従者役として出演中で、芸能活動以外にも活躍の幅を広げています。
そんな矢部さんは人からよくモノをもらう。大家さんやお父さん、先輩芸人や共演者の方々、それに、大切なあの人――。『プレゼントでできている』では、有形無形を問わない様々な「もらう・あげる」の体験を時にほのぼのと、時に深く描きます。
そのなかに、相方の入江慎也さんとの思い出も描かれています。それについて矢部さんは、「入江君に読んで欲しくて描いた」と話します。一方入江さんは、「確実にあの言葉に救われた」と矢部さんからのある「プレゼント」についても言及。出会いから「カラテカ」結成、入江さんが矢部さんに嫉妬心を抱いていた20代の頃のアフリカロケ、良かれと思った“プレゼント”が迷惑につながる恐ろしさ、自暴自棄になりそうだった入江さんを救った矢部さんの言葉など、二人が今の気持ちを語り合いました。
・矢部さんと入江さんの対談はこちらから
https://www.bookbang.jp/review/div/776807
■養老孟司さんと岸田奈美さんからの推薦コメントはこちら
養老孟司(解剖学者)
マンガの雰囲気がいい。これを受けいれられるような気分が、メンタルにもよいのです。
岸田奈美(作家)
優しさを受けとるのも、優しさ。
優しさに気づけるのも、優しさ。
■矢部太郎さんからのコメント
プレゼントを開ける時にドキドキするのは、プレゼントがとても嬉しいことでもあるし、とても怖いことでもあるからのような気がします。
たくさんの皆さんからプレゼントをもらって僕にできたのは、こうして新しいマンガを描くことでした。開けてみてもらえたら嬉しいです。
■試し読み
「プレゼントでできている」の1〜3話がこちらからお読み頂けます。
第1話
https://www.bookbang.jp/div/776774
第2話
https://www.bookbang.jp/div/776774/2
第3話
https://www.bookbang.jp/div/776774/3
◾️書籍内容紹介
〈なにかをもらうことは、きっと、なにかをあげること――。
深くてほっこり、3年ぶり待望のエッセイ漫画! 〉
僕はよく、ものをもらう。モンゴルの絨毯、鹿の角、大家さんの柚、あの人の言葉……。もらったものは買ったものより捨てにくいし、何かをもらうと何かをお返ししたくなる。なぜだろう? もう会えない誰かや目に見えない何かとも、“プレゼント”でつながれる。『ぼくのお父さん』『マンガ ぼけ日和』の矢部太郎が贈る、新作コミック。
◾️著者紹介
矢部太郎(やべ・たろう)
1977年生まれ。お笑い芸人・漫画家。1997年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。 初めて描いた漫画『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。
他の著書に『大家さんと僕 これから』『「大家さんと僕」と僕』(共著)『ぼくのお父さん』『楽屋のトナくん』『マンガ ぼけ日和』がある。
◾️書籍データ
【タイトル】プレゼントでできている
【著者名】矢部太郎
【発売日】2024年3月27日
【造本】A5判ソフトカバー
【定価】1210円(税込)
【ISBN】978-4-10-351215-8