SFマンガの金字塔『サイボーグ009』に捧げる、豪華執筆陣9名によるオリジナル小説集
河出書房新社のプレスリリース
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、石ノ森章太郎による傑作SFマンガ『サイボーグ009』を原作とした豪華執筆陣による小説集『サイボーグ009トリビュート』を、河出文庫より2024年7月8日に刊行いたします。
■天才マンガ家、石ノ森章太郎による不朽の名作『サイボーグ009』
『サイボーグ009』は、1964年「週刊少年キング」7月19日号より連載が開始され、その後も「週刊少年マガジン」、「冒険王」、「COM」、「マンガ少年」、「週刊少年サンデー」、「SFアニメディア」など、複数の出版社のさまざまな雑誌で描きつがれてきた、石ノ森章太郎のライフワークとされる作品です。
■『サイボーグ009』誕生60周年を記念して、「九人の戦鬼」が集結!
2024年7月、『サイボーグ009』が誕生60周年を迎えることを記念して、辻真先、斜線堂有紀、高野史緒、酉島伝法、池澤春菜、長谷敏司、斧田小夜、藤井太洋、円城塔の各氏が集結(収録順)。
まさに「九人の戦鬼」と呼ぶべき豪華執筆陣が、このSFマンガの金字塔を原作としたオリジナル小説を競作。書き下ろしアンソロジー『サイボーグ009トリビュート』が誕生しました。
執筆者の一人で、『サイボーグ009』テレビシリーズ第1作(1968年放送)のメイン脚本家を務めた辻真先さんは、テレビシリーズ第1作の中でも名エピソードとして名高い最終回「平和の戦士は死なず」を、今回なんと自らの手でリメイク。
『サイボーグ009トリビュート』は、古参ファンはもちろん、初めて本作の世界に触れる読者にとっても、きっと心をつかまれ、魅了される珠玉のトリビュート作品集です。
■収録作品紹介
・辻真先「平和の戦士は死なず」
テレビシリーズ第1作の名エピソード、同題の最終回をオリジナル脚本家が自らリメイク!
・斜線堂有紀「アプローズ、アプローズ」
原作屈指の名作「地下帝国”ヨミ”編」後日譚。サイボーグ戦士、誰がために闘う?
・高野史緒「孤独な耳」
003のバレエ公演にともない、001=イワン・ウイスキーが初めて生まれ故郷に帰郷する。
・酉島伝法「八つの部屋」
ジェット・リンクはいかにして002になったか。ゼロゼロナンバー・サイボーグ誕生秘話。
・池澤春菜「アルテミス・コーリング」
その目と耳であるがゆえに、003=フランソワーズ・アルヌールが出会えた奇蹟。
・長谷敏司「wash」
60年にわたり戦い続けた004=アルベルト・ハインリヒ、過去の亡霊と再会。
・斧田小夜「食火炭」
張々湖飯店を見舞った奇妙な出来事が、006=張々湖を過去へといざなう。
・藤井太洋「海はどこにでも」
火星探査団救難船に潜入捜査中の008=ピュンマは、謎の事故に巻き込まれる。
・円城塔「クーブラ・カーン」
009=島村ジョーたち9人のサイボーグ。彼らは、楽園を築く者たちか。
■文藝別冊『総特集 石ノ森章太郎 増補新版』が6月26日発売!
同じく『サイボーグ009』生誕60周年を記念して、文藝別冊『総特集 石ノ森章太郎 増補新版』(KAWADEムック)が6月26日に発売。
マンガを革新した天才の巨大な業績を貴重なインタビュー、豪華寄稿陣によるエッセイでたどる唯一無二の総特集です。
書名:文藝別冊『総特集 石ノ森章太郎 増補新版』(KAWADEムック)
編集:河出書房新社編集部
仕様:A5判/240頁
定価:1,650円(本体1,500円)
発売日:2024年6月26日
ISBN:978-4-309-98071-3
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980713/
■書誌情報
書名:サイボーグ009トリビュート(河出文庫)
原作:石ノ森章太郎
著者:辻真先、斜線堂有紀、高野史緒、酉島伝法、池澤春菜、長谷敏司、斧田小夜、藤井太洋、円城塔
仕様:文庫判/512頁
定価:1,210円(本体1,100円)
発売日:2024年7月8日
ISBN:978-4-309-42122-3
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309421223/
※収録作「平和の戦士は死なず」(1968年放送TVアニメ『サイボーグ009「平和の戦士は死なず」』より):[協力]東映アニメーション ©石森プロ・東映アニメーション