謝長廷・駐日代表が「伝統文化の継承と発展 文化の境界を越える霹靂布袋劇」展開幕式に出席

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターのプレスリリース

      謝長廷・駐日代表(後列中央)、王淑芳・台湾文化センター長(後列右3)、黄亮勛・霹靂国際マルチメディ ア社社長(後列右2)、小坂崇氣・ニトロプラス社長(後列左1)、安藝貴範・グッドスマイルカンパニー会長(後列右1)、虚淵玄氏(サンダーボルトファンタジー原案・脚本・総監修)(後列左2)

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと霹靂国際マルチメディア社(以下、霹靂社)による「伝統文化の継承と発展 文化の境界を越える霹靂布袋劇」展が6月20日に東京・虎ノ門の台湾文化センターで開幕した。会場には台湾人形劇「布袋戯」(ポーテーヒー)の最も伝統的な掌中人形から、金光人形、テレビ劇用人形まで100年にわたる人形の進化の展示、並びに台日合同制作のテレビ布袋劇『サンダーボルト・ファンタジー 東離劍遊紀』のキャラクターの人形やパネル解説、霹靂社との協力でミュージカル化された宝塚歌劇団で使用された衣装などの展示が7月29日まで行われる。

     「布袋戯」の伝統的な掌中人形

6月20日に台湾文化センターで開かれた開幕式には、謝長廷・駐日代表、黄亮勛・霹靂社社長、『サンダーボルト・ファンタジー』原案・脚本・総監修の虚淵玄氏、小坂崇氣・ニトロプラス社長、安藝貴範・グッドスマイルカンパニー会長らが出席し、それぞれ挨拶を述べた。また、開幕に先立ち、映像と音楽に合わせて人形師による実演が披露された。

     人形師による実演

謝長廷・駐日代表は、「8年前に『サンダーボルト・ファンタジー』が日本で放送された際、台湾の『布袋戯』が日本のテレビに進出することは、世界に踏み出す重要な一歩となると感じた。同作はその後、台湾と日本のファンから愛され、両国の文化的な友好交流の重要な成果の一つとなった」と述べ、子どもの頃によく観た伝統的な人形劇から、金光人形やテレビ特撮へと台湾で独自に進化を遂げた「布袋戯」のさらなる発展に期待を示した。

同日は、黄亮勛・霹靂社社長と『サンダーボルト・ファンタジー』総監修の虚淵玄氏との対談も行われた。ヒロイン・丹翡(タンヒ)のキャラクターを台日合同で設計した際に、日本のアニメのヒロインのように瞳を大きく、手も繊細に作った経験が、その後の台湾の「布袋戯」人形にも影響を与えていることなどのエピソードが紹介された。

           黄亮勛・霹靂社社長(左)と『サンダーボルト・ファンタジー』総監修の虚淵玄氏(右)との対談

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