アメリカン・マンガ・アワード

Anime NYCとジャパン・ソサエティーがマンガ業界における業績と貢献を称えるアメリカン・マンガ・アワードを発表

Japan Society Incのプレスリリース

Anime NYCとジャパン・ソサエティー(JS、在NY)は、来る2024年8月22日、JSにてアメリカ初のアメリカン・マンガ・アワードを開催いたします。本イベントは10万人の参加者が見込まれる今年のAnime NYCコンベンションの前夜祭として行われます。

今回初開催となるアメリカン・マンガ・アワードは、北米と日本のマンガ人気に大きく貢献した日本マンガ界のプロフェッショナルの優れた功績を称えるものです。北米におけるマンガ市場は過去4年間で4倍に拡大し、人気マンガシリーズは定期的にベストセラーリストの上位にランクインしています。『進撃の巨人』、『ワンピース』、『ドラゴンボール』、『僕のヒーローアカデミア』、『スパイ×ファミリー』、『美少女戦士セーラームーン』など、日本発の世界的なエンターテインメント・フランチャイズの多くはマンガシリーズから生まれたものであり、2023年のデータによれば、マンガは米国の書籍市場で4番目に大きなカテゴリーであると、サーカナ・エンターテインメント・ナレッジ・グループのシニア・エグゼクティブ・ディレクター、クリステン・マクリーンは述べています。こうした認識の下、アメリカン・マンガ・アワードは、マンガ家、素晴らしいマンガのストーリー、そしてアメリカやカナダの読者がこれらの素晴らしいキャラクターやストーリーを英語で発見し、楽しむことを可能にしている出版のプロフェッショナルを称えることに重点を置いて創設されます。

Anime NYCをプロデュースするLeftField MediaのバイスプレジデントであるMK Goodwin氏は、「ジャパン・ソサエティーとのパートナーシップにより、アメリカン・マンガ・アワードを開催できることを大変光栄に思います。マンガはその豊かなストーリーテリングと美しいアートワークで世界中の観客を魅了してきました。アワードの設立によりマンガ界の素晴らしい才能を紹介し、その文化的意義を称える場を提供します。」とコメントしています。

アメリカン・マンガ・アワードの殿堂は、アメリカにおけるマンガの成長と人気に大きく貢献した日本のマンガ家やマンガ出版関係者を称えます。

マンガ出版殿堂賞の第1回受賞者は、翻訳家であり『Manga! Manga! The World of Japanese Comics』(講談社インターナショナル)の著者でもあるフレデリック・L・ショット氏です。本作は、マンガの歴史、創造性、伝説的なクリエイターへの扉を開いた最初の英語書籍のひとつとして評価されています。
その他に、アメリカン・マンガ・アワードでは、最優秀新人マンガ賞、最優秀継続マンガシリーズ賞、最優秀翻訳賞、最優秀レタリング賞など、複数の部門が設けられます。ノミネート作品は、日本マンガ界の専門家や著名人で構成される審査委員会によって選出されます。

翻訳賞は、翻訳者および著者のマット・アルト氏(『Pure Invention: How Japan’s Pop Culture Influenced the World』)と依田寛子氏(『Yokai Attack!』および近日出版の『Eight Million Ways to Happiness』)が審査員を務めます。

最優秀レタリング賞は、コミック・レタリングのプロであるトム・オーゼコウスキー(『Uncanny X-Men』(マーベル・コミック))とネイト・ピエコス(Blambotフォント鋳造所、『The Essential Guide to Comics Lettering』著者)によって審査されます。ピエコスは、BlambotフォントのHome PlanetとThunderclapを組み込んだAmerican Manga Awardsのロゴのデザインを手掛けました。

最優秀出版デザイン賞候補は、紀伊國屋書店東海岸支社長の渡辺茂一氏と出版デザイナーのサシャ・ヘッド氏によって選出されます。

最優秀新刊マンガ賞、最優秀継続マンガ賞、最優秀古典マンガ新装版賞は、コミック・ジャーナリストのブリジット・アルバーソン氏(ICv2、スクール・ライブラリー・ジャーナル)、リンジー・ロヴァリッジ氏(アニメ・ニュース・ネットワーク)、シャエノン・ギャリティ氏(オタクUSA、パブリッシャーズ・ウィークリー)、ミノフスキー氏(@MinovskyArticle)、ニューヨーク公共図書館シニア学芸員(ヤングアダルト・サービス)のレニー・スコット氏によって選出されます。

マンガ部門、翻訳部門、レタリング部門、出版デザイン部門のノミネート作品は7月に発表されます。受賞者は、北米(米国/カナダ)のマンガ出版社で編集業務に携わるプロフェッショナルで、アメリカン・マンガ・アワードのウェブサイトから投票登録をした人、またはアメリカン・マンガ・アワード企画委員会から投票の招待を受けた人の投票によって決定されます。

アメリカン・マンガ・アワード企画委員会は、マンガ業界のベテラン、デブ・アオキ氏(『パブリッシャーズ・ウィークリー』誌および『コミックス・ビート』誌のコミック・ジャーナリスト、マンガスプレイングのポッドキャスト共同司会者)が主導します。授賞式の司会は、作家であり翻訳家のマット・アルトが務めます。
 
授賞式は、ジャパン・ソサエティーのランドマークビルにて、マンガ業界関係者とプレス関係者のみを招待して開催されます。日本人建築家・吉村順三氏の設計によるジャパン・ソサエティー本部は、米国大統領、日本の首相、ノーベル賞受賞者を迎えてきました。ジャパン・ソサエティーは100年以上にわたり、日米間のビジネス、政策、芸術、文化、教育において重要な役割を果たしてきた日米交流のハブとして重要な役割を担っています。

また、本イベントは、紀伊國屋書店、講談社USA出版、セブンシーズ・エンターテインメント、VIZ Media、Yen Pressなどの大手漫画出版社や小売業者が参加するAnime NYCの年次イベント(8月23日~25日、ジャビッツ・センター)に合わせて開催されます。

アメリカン・マンガ・アワードへの応募は現在受付中で、詳細なガイドラインと応募方法はAnime NYCのウェブサイトをご覧ください。アメリカン・マンガ・アワードの詳細や最新の発表については、https://animenyc.com/americanmangaawards/、Anime NYCとジャパン・ソサエティのソーシャルメディアでお知らせしています。
 
【Anime NYCについて】
Anime NYCは東海岸最大のアニメコンベンションで、日本のポップカルチャー、漫画、アニメーションをフィーチャーしています。日本文化への入り口を提供するイベントとして、在NY総料理より総領事賞を受賞しています。Anime NYCは、ユニークな展示、独占上映、大規模なパネル、日本の大物クリエイターの出演など、3日間にわたってファンとパブリッシャーが一堂に会するイベントです。次回は2024年8月23日~25日にニューヨークのジャビッツ・センターで開催され、日本のアニメ、マンガ、コスプレ、ファッション、フード、ゲーム、玩具などの祭典です。詳しくはwww.AnimeNYC.comをご覧ください。
 
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【Japan Societyについて】
Japan Societyは1907年(明治40年)にニューヨークに設立された米国の民間非営利団体です。個人・法人・財団からの支援・協力のもと、日本の芸術と文化、公共政策、ビジネス、教育等多岐にわたる分野において米国の人々に革新的な事業を提供している、全米随一の規模を誇る日米交流団体です。ニューヨーク市歴史的保存建築に指定されている吉村順三設計のJS本部ビルは、260席の劇場、アート・ギャラリー、語学センター、図書室、会議室などを備えており、ここを拠点に年間350を超えるプログラムを主催。日米相互理解の促進や、すぐれた次世代クリエーターの支援を理念に掲げ、日本の多様性を深く理解しようと願う世界の人々にとっての信頼できる案内役を目指しています。詳細は www.japansociety.orgをご覧ください。
 
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ジャパン・ソサエティーのプログラムは以下の財団・基金より支援・後援をいただいています。
 
Japan Society programs are made possible by leadership support from Booth Ferris Foundation, and the New York State Council on the Arts with the support of the Office of the Governor and the New York State Legislature.

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