~日本のアニメ等、次世代のコンテンツ業界を牽引できる人材育成を目指す~
文京学院大学のプレスリリース
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櫻井大樹氏招聘の背景
櫻井氏が率いる株式会社サラマンダーは、アニメ制作に最新技術を導入し、日本のアニメ産業が今後も世界をリードするための基盤作りを目指しています。本学経営学研究科は、他の大学院にはないコンテンツマネジメント・コースの強みを活かし、同社との連携協力を通じて日本のコンテンツ産業に貢献する新しい教育プログラムの実現を目指します。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『ポケモンコンシェルジュ』など数々の話題作を手掛ける株式会社サラマンダーの櫻井氏を客員研究員として招聘することで、本学での学びの幅が広がり、次世代のコンテンツ業界を牽引する人材の育成を目指します。また、櫻井氏は2008年から2018年まで本学経営学部で非常勤講師として「コンテンツ制作論」や「長期インターンシップ」を担当しており、彼の指導を受けた卒業生たちは現在、アニメ業界のプロデューサーとして活躍しています。
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文京学院大学大学院経営学研究科委員長 大野和巳からのコメント
コンテンツマネジメント・コースを擁する本研究科の強みを活かし、同社との連携協力のもと日本や世界のコンテンツ産業に貢献しうる人材を育成する新しい教育プログラムの実現を目指しています。日本アニメに憧れを抱くアジア地域を中心とする海外の留学希望者をメインターゲットに、アニメ制作現場で就業体験し、最先端のアニメ制作を学ぶ機会を提供します。将来的には、国境を超えてアニメ制作の現場を支えることのできるクリエイティブな人材を輩出し、本学が日本と世界を結ぶグローバルハブになるというビジョンを描いています。学生募集においては、本教育プログラムを2025年度前半に海外に発信し、2026年度入試の留学生募集強化につなげていきたいと考えています。
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株式会社サラマンダー(Salamander Pictures)について
2023年6月に設立され、櫻井大樹氏が代表取締役に就任した同社は、現在のアニメ制作現場の強みを活かしつつ、持続可能な成長を目指しています。新しい技術を活用したアニメ制作に挑戦し、反復作業や労力のかかる部分を効率的に補完することで、クリエイターがより創造的な作業に集中できる環境を提供しています。
株式会社サラマンダー(Salamander Pictures) 代表取締役社長 櫻井大樹氏(櫻井圭記)プロフィール
アニメプロデューサー・脚本家。
Production I.G. で、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本家としてデビュー。
その後、『精霊の守り人』、『レッドライン』、『おじゃる丸』などの有名作品で脚本家としてのキャリアを積む。『ジョバンニの島』という作品をきっかけにプロデューサーの仕事を開始。2017年にNetflixに入社し、アニメクリエイティブチームのディレクターとして活躍。
『バイオハザード : インフィニット ダークネス』、『極主夫道』、そして『グリム組曲』などのアニメをプロデュース。退社後、2023年6月に株式会社サラマンダー(Salamander Pictures)を設立し、新たなアニメの企画開発に取り組んでいる。