株式会社新潮社のプレスリリース
その7月の文庫化に続き、シリーズ2作目にあたる感動の完結編『大家さんと僕 これから』が、新潮文庫8月新刊に登場します!
大家のおばあさんとその家の2階を間借りしている芸人の「僕」のちょっと変わった〝二人暮らし〟を描く、矢部太郎さんのほっこり日常マンガ『大家さんと僕』。
2017年の刊行以来人気を広げ、2018年には手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2020年にはNHKでアニメ化もされ、現在までにシリーズ累計140万部を突破しました!この『大家さんと僕』は、今夏、新潮文庫の年間最大フェアである「新潮文庫の100冊」目玉新刊の一つとして7月新刊に登場し、話題を呼んでいます。
そして、続巻にして完結編であるシリーズ2作目『大家さんと僕 これから』が、8月新刊として連続文庫化となりました!
『大家さんと僕 これから』でも、「大家さん」と「僕」の二人暮らしは楽しく継続中。新宿ランデブーに繰り出したり、「僕」以前の住人に嫉妬してみたり、台風の中の無茶ぶりに応えたり。そんな大切な日々にも、終わりの足音が近づいてきて……。
ページをめくるたび、ほっこり笑いと、感動の涙が止まりません!
▶描き下ろしのカラーイラスト、小川糸さんによる寄稿を収録
『大家さんと僕 これから』の文庫特典には、矢部さん描き下ろしのカラーイラスト8点を収録。
さらに、『ツバキ文具店』『ライオンのおやつ』『とわの庭』も人気の作家・小川糸さんによる寄稿「解説にかえて」を収録しています。
「矢部さん、私泣いちゃいましたよ。」
「そんな大切な人に、一生のうちひとりでも出会えたということは、もうそれだけで人生の宝くじに当ったようなものなのではないでしょうか。」(小川糸「解説にかえて」より)
▶著者・矢部太郎さんのコメント
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『大家さんと僕』が文庫になって、たくさんの方に手に取ってもらえてとても嬉しいです。
このたび『大家さんと僕 これから』も文庫になることになりました。
巻頭のカラーページは今の僕が描いた『大家さんと僕』です。
じつは1作目には春と夏、2作目の『これから』には秋と冬と、季節をイメージしたイラストを収録しています。一緒に過ごした季節を感じながら漫画を読んでもらえたら嬉しいです。
巻末には小川糸さんから解説にかえて、お便りをいただきました。あたたかな文面に胸がいっぱいになりました。
この『これから』は「大家さん」からいただいた、たくさんのお便りを返せぬままでいた僕が書いた、届かぬ手紙なのかもしれません。でも、きっと読んでくださった方の心の中に「大家さん」がいらっしゃって受け取ってもらえている。勝手にそんなふうに思っています。
また、しめっぽい話をしてと「大家さん」には笑われるかもしれませんが……。
新しい読者の方の心の中にいらっしゃる「大家さん」にも届いたら嬉しいです。
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新潮文庫版『大家さんと僕』と『大家さんと僕 これから』。
ふたりの「はじまり」、そして「これから」の一歩を是非、みなさまも一緒に見守ってください。
【書籍内容紹介】
大家のおばあさんと芸人の僕の〝二人暮らし〟は今年も更新。メール代わりに直接届く手紙、蒸し器ごと肉まんのお裾分け、台風の中の無茶ぶりや、完璧な遠隔指示で巡る伊勢丹お使いまで。けれど楽しい日々にも終わりの足音が……。おかえりなさい。いってきます。忘れたくない沢山の想いを受け取って、僕は「これから」の道を歩き出す。大ヒット傑作マンガ涙の完結編。カラーイラスト8P & 小川糸さんの寄稿を収録。
【著者紹介】
矢部太郎(やべ・たろう)
1977(昭和52)年、東京生れ。芸人・漫画家。1997(平成9)年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。2018年、初めて描いた漫画『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。他の著書に『大家さんと僕 これから』『「大家さんと僕」と僕』(共著)『ぼくのお父さん』『楽屋のトナくん』『マンガ ぼけ日和』『プレゼントでできている』などがある。
【書籍データ】
【タイトル】『大家さんと僕 これから』
【著者名】矢部太郎(やべ・たろう)
【発売日】7月29日
【造本】新潮文庫
【定価】880円(税込)
【ISBN】978-4-10-105362-2