【比類なき名著】『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』8月6日待望の刊行! 700冊近い官能小説から採取された、あまりに豊かな日本語の世界!

年間約300編の官能小説を50年間読みこなした編者による、圧倒的なオノマトペ辞典。巻末の出典一覧も必見! 「官能小説をお書きになる折には、参考にしてくださればありがたい」編者・永田守弘

河出書房新社のプレスリリース

『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』河出文庫

株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区/代表取締役:小野寺優)は、『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』(税込価格1,100円)を河出文庫より2024年8月6日に発売いたします。本書は、2012年刊行『オノマトペは面白い 官能小説の擬声語・擬態語辞典』(河出i文庫)の改題・新装版となります。

本書の編者・永田守弘さんは、1933年生まれの官能小説評論家です。

2020年に逝去されましたが、ご生前は50年以上に渡って年間約300編の官能小説を読みこなしてメディア展開を行った、官能小説界の第一人者と言われています。

最新作品の蒐集も常に怠らなかった永田さんが、およそ700冊近い官能小説群から採取して編纂したのが、本書『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』です。男女の身体の部位別に、さまざまな場面で表現された擬声語・擬態語のバリエーションの豊穣さ、日本語の面白さに読者は心底驚かされることでしょう。

読み物としても楽しめる本書ですが、好評発売中の姉妹編『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』と同様に、小説、漫画、映像作品などを創作する方々にとっても絶好の資料となります。

ベテランの編集担当者が「比類なき名著!」と賞賛を惜しまない本書『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』は、8月6日に河出文庫から発売いたします。ぜひご注目ください!

河出文庫『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』目次

■編者・永田守弘より(序文より一部抜粋)

官能小説のオノマトペ(擬声語・擬態語)は、いわば格別の世界だろう。とにかく多彩で、情感と迫力があって、面白く、楽しい。読み慣れていくほど、かなりオーバー気味の用法、こそばゆい違和感への抵抗も薄らいで、味わいが出る。

格別の世界という理由の一つは、文芸の一般的な文章作法では、オノマトペの多用はよくない、とされていることにもある。文章読本などでは、多用は慎重にとか、なるべく使わないようにとか、戒められていたりする。

それが、官能小説では、まるで事情が違う。オノマトペのない文章はワサビのない鮨のようだ、と言われるぐらいに、よく効いて、淫心をかきたてる。オノマトペの使い方で、読者の淫情がまるで違ってくるほど、肝要な役目を果たしている。

だからといって、オノマトペを多用すればいいとか、官能小説では使い方がやさしい、というわけではない。効果的に、しかもなるべくユニークな、新鮮味のある感覚で使おうとすると、作家にはそれぞれ苦心が必要とされる。

■本文ためし読み!

・女性編 [鼻][口唇]にかかわるオノマトペ

『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』河出文庫

・男性編 [全身]にかかわるオノマトペ

『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』河出文庫

■編者紹介

永田 守弘(ながた・もりひろ)

1933-2020年。東京生まれ。半世紀以上にわたり官能小説を読みこなし、新聞、雑誌などに紹介してきたこの分野の第一人者。古今東西のポルノにも精通。『官能小説用語表現辞典』『官能の淫髄』など著書多数。

■新刊情報

河出文庫『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』

旧書名:オノマトペは面白い 官能小説の擬声語・擬態語辞典

編者:永田守弘
仕様:文庫版/432ページ
税込価格:1,100円(本体1,000円)
発売日:2024年8月6日

ISBN:978-4-309-42132-2

URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309421322/

■好評既刊

河出文庫『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』

編者:永田守弘
仕様:文庫版/368ページ
税込価格:990円(本体900円)
発売日:2021年10月6日

ISBN:978-4-309-41851-3

URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309418513/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。