株式会社新潮社のプレスリリース
畠中恵さんの大人気「しゃばけ」シリーズが、文庫最新刊『こいごころ』の発売をもって、シリーズ累計1000万部を突破します。シリーズ第21弾となる『こいごころ』には、妖狐が若だんなに助けを求めに来る表題作など、心あたたまる5つの物語を収録。また、1000万部突破を記念し、特別プレゼントとして「特製レトロボトル入り鳴家飴」を用意しました。
2001年にシリーズ第1作が発刊されて以来、23年にわたって多くの人たちから愛されている大人気「しゃばけ」シリーズ。病弱な若だんなと妖たちがお江戸の難事件を解決していく本シリーズ作品は、このたび11月28日の文庫最新刊『こいごころ』の発売をもって、累計1000万部を突破します。
最新文庫の『こいごころ』はシリーズ第21弾となる作品で、妖狐や化け狸が登場する表題作「こいごころ」や、若だんなの誕生日を祝おうとして思わぬ騒動が巻き起こる「せいぞろい」など、心あたたまる5つの物語が収められています。
累計1000万部突破を記念し、しゃばけシリーズに欠くことのできない妖である鳴家(やなり)をモチーフにした特製の金太郎飴を作りました。東京・三ノ輪の老舗である金太郎飴本店とのコラボによって実現した特製飴を、今回は抽選で300名にプレゼント。飴の鳴家の愛らしい表情は、伝統によって培われた高い技術のたまものです。
ちなみに切り飴の一種である金太郎飴は江戸時代中期から作られていたとされ、もしかしたらお菓子好きな若だんなや長崎屋の妖たちも、その味を楽しんでいたかもしれません。
■内容紹介
寝込んでいる若だんなのもとに、妖狐の老々丸と笹丸が訪ねてきた。老々丸は、力の尽きかけた笹丸を若だんなの祖母・大妖おぎんのいる神の庭で暮らせるようにしてほしいという。だが、おぎんに知らせる術はない。困った三人は名僧・寛朝の力を借りようとするが、そこでは化け狸にまつわる信じられない事件が待っていた。そして笹丸に隠された秘密とは!? 優しさと切なさにあふれるシリーズ第21弾。
■著者紹介
畠中恵(はたけなか・めぐみ)
高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。また2016(平成28)年、「しゃばけ」シリーズで第 1 回吉川英治文庫賞を受賞する。他に「まんまこと」シリーズ、「若様組」シリーズ、「つくもがみ」シリーズ、「佐倉聖の事件簿」シリーズ、「まことに華姫」シリーズ、『けさくしゃ』『うずら大名』『わが殿』『猫君』『御坊日々』『忍びの副業』などの作品がある。また、エッセイ集に『つくも神さん、お茶ください』がある。
■書籍データ
【タイトル】こいごころ
【著者名】畠中恵
【発売日】2024年11月28日
【造本】文庫
【定価】737円(税込)
【ISBN】978-4-10-146143-4