グリーグループのDADANが電子書籍業務DXのクラウドツールを開発、日本文芸社への導入が決定

グリー株式会社のプレスリリース

DADANはマンガ事業を推進する目的で、2022年7月15日に設立し、マンガプラットフォームなどの事業展開を行ってきました。その中で電子書籍業務の課題を解決するためのソリューションを必要とする声が多数寄せられたことから、「DEDEN」の開発に至りました。

「DEDEN」は、電子書籍管理業務に必要な書誌情報やファイルの管理、EPUB(※)や話分割などのファイル制作機能を備えたクラウドベースのツールです。煩雑になりがちな電子書籍の管理を一元化し、簡便で迅速に処理することが可能です。また、クラウド環境を活用することで、セキュリティを一貫して保つことが可能になります。今後は翻訳機能の追加も予定しており、随時アップデートを行う予定です。

(※)電子書籍ファイルフォーマットのひとつ

日本文芸社が抱える課題と導入理由

電子書籍市場は拡大の一途を辿っていますが、そのビジネス環境は複雑化し、データの作成や管理が非常に煩雑化しています。日本文芸社はより適切で効果的な自社作品の配信を行うため、DTP、自社サイトでの無料公開、直接納品及び取次を通した電子書籍ストアでのEPUB配信、電子書籍アプリなどでの単話や「待てば無料」での配信などあらゆるニーズに対して一気通貫で対応できるシステムとして電子書籍ビジネスを包括的にサポートする「DEDEN」の導入を決定しました。

日本文芸社 代表取締役社長 竹村 響氏のコメント

「DEDENの導入により、当社の電子書籍事業はもちろん紙媒体事業も含めたコスト、リソースが大幅に節約されることになります。このDX化はビジネスのスピードを大きく上げるとともに、より多くのコンテンツの弾力的な運用を可能にします。今後はさらに翻訳機能の追加などシステムをグローバル対応にアップデートするほか、DEDENから電子書籍取次事業者であるメディアドゥへのファイル・書誌の自動納品など流通のさらなる効率化を図るとともに、最終的にはデータマイニングのツールであり、経理処理も行える出版ビジネスの根幹を担うソリューションを目指して、DADAN様と開発に取り組んでいければと考えております。」

DADANは、今後もマンガプラットフォームの運営や電子書籍業務のDX化を通じて、より多くの作品が人の手に届くよう、プロダクトの機能開発・改善を進めてまいります。


「DEDEN」の特徴・提供価値

  • ファイル・書誌管理がラクに

    • シンプルで直感的に処理できるクラウドベースのインターフェースで、従来の複雑な書誌情報やファイルの管理作業が簡単になります。

  • EPUB制作+話分割が安く簡単に

    • 自動化された制作機能により、短時間でEPUBや話分割ファイルを作成可能。人件費や制作コストの大幅削減が見込まれます。

  • 納品にかかる手間を最小限に

    • 制作・登録したファイルを予め指定した納品先に自動納品。書誌情報は納品先の書式にあわせて自動変換されるので、納品における手作業を大幅に削減します。縦読みマンガの自動リサイズやサムネイル生成などにも対応しています。

  • 一貫したセキュリティ

    • クラウドプラットフォームにより、ローカル作業が限りなく少なくなり、セキュアな作業環境を維持します。ファイル閲覧も暗号化を行い、デジタルリスクを軽減します。

  • 自社メディア開発・運用を効率的に

    • 自社の連載や試読メディアのCMSとしても利用が可能。ファイルを一元管理するため、ファイル制作から連載、書店配信までシームレスに行うことが可能に。運用が大幅に効率化します。

  • 定期的なアップデート

    • 新規機能の追加など顧客の声を踏まえ、より使いやすいサービスを提供するため定期的にアップデートを実施します。直近では、翻訳機能のリリースを予定しております。

「DEDEN」の無料トライアルや導入相談、詳しいサービス内容は以下のリンクにてご確認ください。

DEDENサービスサイトURL:https://deden.jp/

DADAN株式会社について

DADAN株式会社は、グリーグループで培ったウェブサービス運用やエンジニアリングの強みを活かして、マンガプラットフォーム事業やマンガ制作スタジオ事業のほか、クラウドツール「DEDEN」など電子書籍業務DX事業を運営しています。
https://dadan.inc/

著作権表記
「ナナシの器用貧乏」©DADAN,Inc. ©highball ©HIFUMI SHOBO

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