一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟のプレスリリース
一般社団法人 日本アニメフィルム文化連盟(以下「NAFCA」)は、2024年12月27日付けで理事の福井智子および咲野俊介が代表理事に就任することをお知らせいたします。また、現代表理事の植田益朗は同31日付けで代表理事を退き、顧問に就任いたします。
2023年4月に設立したNAFCAでは本年第一回アニメータースキル検定を開催し、約350名が受検しました。NAFCAでは今後も新体制の元、アニメ業界のクリエイターの間口を広げること、そしてアニメ業界の未来のための活動を行ってまいります。
【新代表理事経歴】
福井智子 FUKUI Tomoko
デジタルハリウッド大学 教授、動画監督
代表作:『コードギアス 奪還のロゼ』(動画検査)
『機動戦士ガンダムUC』(動画検査)
『ガンダム Gのレコンギスタ』(動画検査)
咲野俊介 SAKUYA Syunsuke
声優・俳優(大沢事務所所属)
代表作:海外ドラマ『S.W.A.T.』シリーズ
主人公 ダニエル・”ホンドー”・ハレルソン役吹き替え
アニメ『ピンポン THE ANIMATION』ドラゴン/風間竜一 役
【新代表理事のコメント】
NAFCA代表理事 福井智子
「アニメーション業界にとっては、どちらもなくてはならない二つの演じる立場の両者、声優とアニメーター。改めて考えれば、共通点も多く、抱えている問題も似ていました。
協力し合いながら、アニメーション業界をより良くして行こうという思いを持つことは、不思議ではありませんでした。
急迫した問題点の一つにアニメーターの技術の継承があります。口伝が当たり前でしたが、時代の流れの中で困難を極め、先送りされ、行きつくところまで来てしまいました。
考えた末に、アニメータースキル検定、テキストを作る事になりました。
アニメーションを広く多くの人に知ってもらい、その中からアニメーターを育てていく事は、「願い」でもあります。
お互いに刺激を受けながら、より良い未来に向かって、咲野新代表理事と協力し合い、頼もしいスタッフと共に活動していきたいと思います。
引き続き、日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)をよろしくお願いします。」
NAFCA代表理事 咲野俊介
「近くて遠い存在だったアニメクリエイターの皆さんと私たち声優
しかし、日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)の運営に関わる中で見えてくる数々の課題は同じでした
慢性的な人材不足、ままならない技術の継承、伝統芸能や伝統美術が辿ってきた路が、アニメ業界の未来にも待ち構えている気がします
世界中にファンが居て、政府も認める成長産業である日本のアニメ、十年後も二十年後もそのもっと先も、世代を超えて楽しめる作品を世に送り出すため、福井新代表理事とともに、両輪となってNAFCAの活動を進めて参りたいと思います
今後とも日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)をよろしくお願いいたします」
【新顧問のコメント】
NAFCA顧問 植田益朗
「私事、植田益朗は本年12月31日をもって、一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)の代表理事を退くこととなりました。
NAFCAの立ち上げから、今日に至るまでの活動に多大なご協力をいただいた方々に心より御礼申し上げます。
本来当NAFCAはプロデューサー職の人間が代表を務めるのではなく、クリエイターが代表を務める組織でなければならないと考えておりましたが、立ち上がりは組織運営経験者が行うことが良いと思い、代表職を引き受けました。
NAFCAの当初の目的のひとつである、アニメータースキル検定の第一回目の実施と、検定用ガイドとしての教科書作成を無事終えることが出来、一応その役目を果たせたと考え、これ以降は当法人の顧問としてサポートして行く所存でございます。
新しい体制で、アニメ業界の明るい未来に向けてNAFCAは活動してまいりますので、引き続き皆様のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
略儀ながらご報告に変えさせて頂きます。」
日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)について
2023年4月設立。アニメプロデューサー、監督、アニメーター、声優等からなるアニメの業界団体。「アニメに未来があることを信じたい」をスローガンとして、製作側もクリエイター側もどちらの意見も加味しながら、業界の課題に取り組んでいます。
公式サイト:https://nafca.jp/