国際平和と女性エンパワーメント、アニメ文化等について、ローマ教皇フランシスコと約30分間の親密な対話
特定非営利活動法人キフジャパンのプレスリリース
2025年1月、岡山県出身でロサンゼルス在住のハリウッド俳優(映画『ラスト・サムライ』準主演など)およびプロデューサーである小山田真氏(ガーディアン・ガールズ・インターナショナル(GGI)会長、国際キフ機構(KIF)会長、Shinca Group代表取締役CEO)は、ローマ教皇フランシスコからの招待を受け、バチカン宮殿内の教皇公邸にてプライベート・オーディエンス(個別面談)の栄誉を賜りました。
この特別な面談には、小山田氏の夫人である南米コロンビア出身の女性エンパワーメント活動家ニア・ライト氏も同席。教皇と同じくスペイン語を母語とする彼女の存在により、約30分間にわたる親密な対話がスムーズかつ和やかな雰囲気で行われました。面談にはバチカン側の通訳も同席し、相互理解を深める意見交換が進められました。
プライベート・オーディエンスは、通常、国家元首や政府高官を対象としますが、著名な慈善活動家や社会的影響力を持つ個人が特別に招かれる場合もあります。今回の面談は、小山田氏の長年にわたる国際的な活動と影響力が認められた結果といえます。
小山田氏は、ハリウッドで25年以上にわたり俳優・プロデューサーとして活躍し、映画『ラスト・サムライ』で準主演を務め、米ディズニー映画『カンフープリンセス・ウェンディーウー』では日本人初主演を果たすなど、数多くの世界的にヒットした作品に出演しています。また、プロデューサーとしても約20年間、ロサンゼルスを拠点にした制作会社を通じて、多様な国際的なコンテンツの制作に携わっています。
さらに、小山田氏はエンターテインメントの枠を超え、国際的な慈善活動においても広く知られています。個人的な取り組みに加え、KIFおよびGGIを通じて、北米、中南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地で、20年以上にわたり国際人道支援、文化交流、国際教育、スポーツ交流、地域外交、ジェンダー平等の推進、青年リーダーシップの育成など、幅広い活動を展開しています。
特に近年では、GGIの活動を通じて、武道やスポーツを活用し、女性に対する暴力の撤廃を目指すグローバルプロジェクトを積極的に推進しています。この取り組みは、国連機関や各国政府、自治体、国際NGO、教育機関など多様なパートナーとの協力により、過去2年間で17か国以上で「ガーディアン・ガールズ」事業を展開し、国際的な広がりを見せています。また、この活動は、SDGs(持続可能な開発目標)の第5目標である「ジェンダー平等の実現」に貢献しており、世界中で高い評価と支持を得ています。
GGIは、2019年11月にケニア・ナイロビで開催された国際人口開発会議(ICPD25)を契機に発足しました。同会議は、デンマーク政府、ケニア政府、国連人口基金が主催し、約14,000名が参加しました。小山田氏は、KIFが実施していた女性エンパワーメントに関する活動の一環として招待され、その取り組みが大きな注目を集めました。
今回のプライベート・オーディエンスにおいて、小山田氏は教皇フランシスコと握手を交わし、日本から特別に用意した贈り物を手渡しました。贈り物の交換はこの場の慣例であり、双方が心のこもった贈り物を交換することで、交流をさらに深める機会となりました。
小山田氏からの贈り物
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「備前焼の手作り兜」
この兜は日本六古窯の一つ、備前焼で制作され、内側には教皇フランシスコと小山田夫妻の名前が刻まれています。小山田氏の故郷である岡山県からの特別な贈り物であり、日本の伝統において兜は子どもたちの未来の平和と安全を守る象徴として知られています。この兜は戦争ではなく平和を守る願いを込めたものとして贈られ、調和や強靭さ、そして次世代の平和を育む重要性を示しています。
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「サイン入り映画『Good Soil』のDVD」
小山田氏が主演・プロデュースを務めた映画は、1549年にフランシスコ・ザビエルら宣教師が薩摩国(小山田氏の父方の出身地である鹿児島県)にキリスト教を伝えた歴史を描いています。物語は、大名による激しい弾圧の中で新たな信仰を守るために立ち向かう天草四郎の父・甚平(小山田氏が演じる役)を中心に展開。この映画は、教皇が所属するイエズス会(ザビエルが創設メンバーの一人)と深い関わりを持つテーマ。 -
「ガーディアン・ガールズ公式ユニフォームTシャツ(フレーム入り) 」
教皇のお名前と小山田夫妻のサインを入れた特別なデザインで、GGIの核心的な使命「世界平和、安全、全ての少女と女性のエンパワーメント」を象徴する一品。これまでに数百人のプログラム参加者がこのユニフォームを着用し、女性の安全を守るための活動に参加してきました。その中にはキリスト教徒の女性も多く含まれています。
さらに、この日は偶然にも小山田夫人の誕生日であり、教皇も驚かれる一幕がありました。
この特別な日に際し、教皇から夫人に、これまで限られた人にしか贈られていない特別なギフトが手渡されました。