株式会社新潮社のプレスリリース
「電子書籍化不可能」と言われたある仕掛けで話題を集め、累計50万部突破、2023年の「最も売れた新潮文庫」となった杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』。その待望の続編『世界でいちばん透きとおった物語2』(新潮文庫nex)が1月29日に発売されました。発売されるやいなやSNSでは話題沸騰、完売店続出となり、発売2日で異例の大増刷が決定しました。
前作『世界でいちばん透きとおった物語』を読んだ読者には、「この衝撃のラストを言いたいけど、ネタバレになってしまうので何も言えない!」というつらい我慢をしていただいたと思います。SNSで情報が溢れる現代において、「ネタバレ厳禁」を、50万人の読者の方々に守っていただけたのは、奇跡です。その感謝の気持ちを込めて、全国書店にて『世界でいちばん透きとおった物語』感謝御礼フェアを開催しております。待望の続編『世界でいちばん透きとおった物語2』につきましても、くれぐれも「ネタバレ厳禁」でお願いいたします。
■書籍内容
新人作家の藤阪燈真の元に奇妙な依頼が舞い込む。
コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去したため、ミステリ専門雑誌『アメジスト』で連載中の未完の作品『殺導線の少女』の解決編を探ってほしいというものだ。
担当編集の霧子の力を借りて調べるうちに、小説に残された故人の想いが明らかになり――。
シリーズ累計50万部の新人作家と敏腕編集によるビブリオ・ミステリ第2弾!
■大ヒット御礼・続編刊行を記念して、スペシャルクイズ企画開催中!
続編『世界でいちばん透きとおった物語2』をお読みいただいた方はもうお気づきだと思いますが、作中で、前作『世界でいちばん透きとおった物語』の「ネタバレ厳禁」の大トリックに関する、謎解きが仕掛けられています。かなり難しいクイズだと思います。前作『世界でいちばん透きとおった物語』の50万部突破の御礼と、続編刊行を記念して、スペシャルクイズ企画を開催します。
課題文『世界でいちばん透きとおった物語』と問題文『世界でいちばん透きとおった物語2』をお読みいただいた読者の方の中で、このクイズ、正解のページ数が「わかった!」という方、ぜひ回答を新潮文庫nex公式XにDMにてお送りください。「正解」か「不正解」か、返信でお答えさせていただきます。正解された方も、くれぐれも正答は「ネタバレ厳禁」ご協力をお願いいたします。
※回答までお時間をいただくことがあります。ご了承ください。
※「正解」または「不正解」以外の回答は控えさせていただきます。ヒントなどは出ません。ご了承ください。
※本企画は予告なく変更または終了する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
■著者・杉井光さんのコメント
もともと前作は、霧子&燈真というコンビをなるべくインパクトのある見せ方で登場させたい、と思って書いたものです。おかげさまで多くの方に読んでいただき、最高のスタートを切れましたが、シリーズキャラクターとして永く愛される二人になれるかどうかはこれからに懸かっています。安楽椅子探偵ものとしての推理の愉しみ、作家ものならではの虚実入り乱れるプロット、もどかしい二人の関係変化など、シリーズが《離陸》するための魅力を目一杯詰め込みました。楽しんでいただければ幸いです。
■超話題作『世界でいちばん透きとおった物語』とは
「今までに読んだ本で一番の衝撃」、「本の形をした芸術作品」、「何を言ってもネタバレになるから、スゴイとしか言えない」などの口コミが発売直後から次々に寄せられ、YouTubeやSNSで話題沸騰、「王様のブランチ」「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2023」をはじめ各メディアで紹介され、一時は入手困難になった本作。重版に次ぐ重版をかさね、現在は計50万部を突破。2023年もっとも売れた新潮文庫となりました。
大人気イラストレータ「ふすい」さんによる美麗な描き下ろしイラストによる季節限定カバーも話題となりました。現在、50万部突破を記念した「冬季限定カバー」にて全国書店で大好評発売中
■著者紹介:杉井 光(スギイ ヒカル)
電撃小説大賞の銀賞を受賞し、2006(平成18)年電撃文庫『火目の巫女』でデビュー。その後電撃文庫「神様のメモ帳」シリーズがコミカライズ、アニメ化。ライト文芸レーベルや一般文芸誌で活躍。他の著書に「さよならピアノソナタ」シリーズ、「楽園ノイズ」シリーズ、『終わる世界のアルバム』、『蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ』などがある。
■書籍内容
衝撃のラストに、あなたの見る世界は『透きとおる』
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
■書籍データ
【タイトル】世界でいちばん透きとおった物語2
【著者名】杉井 光
【発売日】2025年1月29日
【定価】737円(税込)
【判型】新潮文庫nex
【ISBN】978-4-10-180300-5
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/180300/
【タイトル】世界でいちばん透きとおった物語
【著者名】杉井 光
【発売日】2023年5月1日
【定価】737円(税込)
【判型】新潮文庫nex
【ISBN】978-4-10-180262-6