海ノ民話アニメーション「うしろむき弁天ものがたり」が完成!アニメ監督が長野県飯田市佐藤市長を表敬訪問し「海ノ民話のまち」に認定 完成アニメーションをお披露目 アニメの舞台となった松尾地区で上映会を実施

表敬訪問:2025年2月1日(土)11時~11時30分 場所:飯田市役所 市長公室 上映会:同日 13時30分~14時 場所:松尾公民館 ロビー

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年2月1日(土)に長野県飯田市を舞台にした海ノ民話アニメーション「うしろむき弁天ものがたり」が完成したため、アニメ監督が飯田市を訪問しアニメのお披露目と「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。

 また同日、松尾公民館で同作品の上映会イベントを実施しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。

<うしろむき弁天ものがたり>

長野県飯田市の海ノ民話アニメーション「うしろむき弁天ものがたり」や飯田市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。

https://uminominwa.jp/animation/79/ 

海ノ民話アニメーション「うしろむき弁天ものがたり」のYouTube

①表敬訪問

<飯田市長 佐藤健様 コメント>

海ノ民話のまち認定証をいただき、ありがとうございました。

海ノ民話のまちに飯田市が関われるのかと思っておりましたが、先ほどプロジェクトの紹介の中で、すでに認定されている町がみんな海沿いの町でしたので、内陸部の飯田市が認定をいただくというのは非常に嬉しく、またびっくりもいたしました。監督のお話で、山と海をつなぐものとして川を取り上げていただいたことに、なるほどと思いました。

この物語のモチーフになったお話自体は私も知っておりましたが、こういう形で子供にも親しめるようなアニメーションにしていただきました。飯田市には天竜川沿いに「かわらんべ」という施設があり、これは地元の言葉で「カッパ」を表す言葉でもあります。その「カッパ」を登場させていただき、親しみやすいアニメーションにしていただいたので、ぜひ飯田市内の子供たちにも見ていただきたいです。

地域内に昔、こういう争い事があったことも、子供たちにとっていい意味で歴史を知る機会になると思います。これは今回のプロジェクトに限らず、地域の中に昔、争い事があって、それがこういう形で収まったという歴史的なものがいくつかあります。そういうことを子供たちに知ってもらえる機会があるのは大切ですし、何より三六災害についても知る導入として、これを使って勉強してもらうことができる教材をいただいたと思います。

大人でも、この後ろ向き弁天の話を知らない方が結構いらっしゃるかもしれないので、ぜひ上映会や地区での上映を通じて、多くの方に親しんでいただければと思っています。

<表敬訪問 実施概要>

日時

2025年2月1日(土)11時~11時30分 

会場

飯田市役所 市長公室 所在地:長野県飯田市大久保町2534

プログラム

●司会挨拶

●海ノ民話のまちプロジェクト説明

●認定証・完成アニメパッケージ贈呈

●フォトセッション

●海ノ民話アニメーション上映

●会談

 ・感想などフリートーク

 ・上映会とフィールドワークの予定

 ・活用、展開についてフリートーク

 ●飯田市 佐藤健様 ご挨拶

②上映会イベント

当日レポート(上映会)

民話の舞台の一つである飯田市松尾地区では、2月1日と2日に地域の文化祭が開催されるということで、

完成したアニメを地元の皆様に見ていただくいい機会になるのではと考え、同日に上映会を開催しました。

また、松尾公民館には民話の元となった領有争い「弁天公事」に関する「古地図」が保管されており、

普段は一般公開はされていないということで、今回その古地図を特別に展示をしていただきました。

上映会には、沼田監督にもご出席いただき、今回なぜ「うしろむき弁天ものがたり」が海ノ民話として

認定されたのか選定理由や、アニメ制作でこだわった点などを、お話しいただきました。

また、松尾史学会が発行した「松生」第33号から抜粋した資料を来場者に配布し、アニメに登場した「弁天厳島神社」についても説明。ロビーでの上映会であったため、松尾公民館に足を運んでくださった方々が、足を止めアニメを見ていたり、監督の話を聞いてくださったので、とてもいい上映会となりました。

上映会の最後には「天竜舟下り唄保存会」の皆さんによる舞踊の披露がありました。アニメの舞台にもなっている「天竜川」にはいくつか民謡があり、今回「うしろむき弁天ものがたり」が制作されることをきっかけに、歌詞に「うしろ弁天」が登場する『天竜舟下り唄』を残していこうと、保存会を発足され活動をスタートさせたそうです。今回のアニメ完成を記念して、「天竜川」にまつわる民謡を天竜舟下り唄保存会の皆さんに踊っていただきました。

また、上映会会場では「うしろむき弁天ものがたり」のコラボレーション商品として、長野県飯田市の伝統工芸品「飯田水引」を使用したオリジナル商品「水引ストラップ龍」と、長野県飯田市下久堅地区で漉かれた和紙「ひさかた和紙」を使用したオリジナル商品「しおり」を数量限定で発売いたしました。

このアニメを通して、飯田市に住む皆様が地元に愛着が湧き、歴史に興味を持ち、もっと飯田市のことを知るきっかけになれば嬉しく思います。

参加者の声

・海なし県の長野に、海につながる民話があるなんて思わなかった。アニメがすごく面白くて見やすかった

 です。天竜川は、私たちにとっても身近な川なので、大切にしなければと思いました。

・実際にあった話とは少し違ったが、素晴らしいアニメになっていて驚いたし、とてもうれしく思う。

 地元に伝わる歴史がこういう形で残るのは嬉しい。長く続いてほしい。300年も昔の三六災害について、

 アニメに取り入れていただいたことに感動した。

<上映会イベント 実施概要>

名称

海ノ民話アニメーション「うしろむき弁天ものがたり」完成上映会

主催

一般社団法人日本昔ばなし協会

共催

日本財団 海と日本プロジェクト

日時

2025年2月1日(土)13時30分~14時

会場

松尾公民館 (ロビー)

参加者

松尾地区の方々 およそ30名

プログラム

●海と日本プロジェクト「海ノ民話のまちプロジェクト」概要説明

●沼田監督 ご挨拶

●アニメ上映

●アニメについてのお話(沼田監督)

●感想発表(来場者)

●厳島弁天神社について

●舞踊披露(天竜舟下り唄保存会)

<団体概要>

団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会

URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/

海ノ民話のまちプロジェクト

「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施するもので、「海との関わり」と「地域の学び」を、子どもたちに伝え語り継ぐことを目的としたプロジェクト。

日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションにして、次の世代を担う子どもたちへ、そして、さらに未来へと語り継いでいきます。

公式サイト  https://uminominwa.jp/

公式Youtube https://www.youtube.com/channel/UCi0_5K6G1yYKYgBL9AFjeGQ

X(旧Twitter)https://twitter.com/uminominwa

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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