海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」完成!アニメ監督が山梨県甲府市 樋口雄一市長を表敬訪問「海ノ民話のまち」に認定 完成アニメーションをお披露目 同日に地元の子どもや大人約80名を対象に上映会実施

表敬訪問:2025年2月15日(土)13時30分~13時45分 場所:遊亀公民館講義室1 上映会:同日 10時15分~11時 場所:リッチダイヤモンド総合市民会館芸術ホール

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年2月15日(土)に山梨県甲府市を舞台にした海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」が完成したため、アニメ監督が甲府市を訪問しアニメのお披露目と「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。

また同日、リッチダイヤモンド総合市民会館で同作品の上映会イベントを実施しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。

<弦間八兵衛と鮫>

山梨県甲府市の海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」や甲府市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。

https://uminominwa.jp/animation/78/

海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」のYouTube

①表敬訪問

<樋口雄一甲府市長コメント>

昔話や伝統芸能など、地域にとって大切な文化財は、過疎化や少子高齢化等の社会状況を背景に、その保護や継承が全国的に懸念されております。

この度、『甲府市史』でも紹介されている民話がアニメーションとなり、広く周知されますことは、郷土の歴史や文化の特徴を活かした地域振興に資するとともに、文化財の保存にもつながります。

さらに、「海との関わり」により、環境を大切にする気持ちを育む教材にもなりますことから、本誌としましては、今後、図書館や公民館のほか、各種学級等で有効に活用してまいりたいと考えております。

「海ノ民話のまちプロジェクト」関係者の皆様におかれましては、これからも日本各地に残された民話を発掘され、ストーリーに込められた「思い」や「教訓」を次の世代を担う子供たちへ語り継いでいただき、大切で美しい「ふるさと」を愛する「心」が醸成されますよう、お力添えをお願い申し上げます。

<表敬訪問 実施概要>

日時

2025年2月15日(土)13時30分~13時45分

会場

遊亀公民館2F講義室1 

所在地:甲府市青沼3-5-44(リッチダイヤモンド総合市民会館内)

プログラム

●司会挨拶

●海ノ民話のまちプロジェクト説明

●認定証・完成アニメパッケージ贈呈・フォトセッション

●海ノ民話アニメーション上映(約5分半)

●挨拶

・樋口市長から(海ノ民話アニメーションの感想・地域における活用構想など)

・沼田監督から(今回の作品に対する思い・地域の皆様へのメッセージ)

●報告事項

・上映会とフィールドワーク実施の報告

・コラボ菓子「海ノがらがら」について

●フォトセッション

②上映会・フィールドワーク

当日レポート(上映会・フィールドワーク)

・上映会・フィールドワークの詳細

甲府市主催のイベント「私の地域・歴史探訪スペシャル 柳沢吉保・吉里記念事業」の午前の部で、海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」を上映し、フィールドワーク「江戸時代の武家の生活や海との関わり/海なし県の山梨と海との関わり」と題し、スライドを使ったトークショーを行った。ステージでは、八兵衛が過ごした時代に詳しい有識者の信藤祐仁さん、沼田監督、そして山梨事務局の酒井がMCを務め進行した。

・最も伝えたいポイントや、こだわった点

江戸時代から甲府市大里地区に伝わる海ノ民話が、今の自分たちの生活につながっていることを紐解くことに重点をおいた。甲府に住む八兵衛が史実に残る「実在する武士」だったことから、八兵衛の日常生活を重要文化財に指定される江戸時代の古民家・高室家住宅の写真から伝えた。また、ステージ上で 沼田監督や信藤先生が解説するだけでなく、来場した子どもたちにも意見を聞きながら、民話『弦間八兵衛と鮫』から分かる山梨の文化を学んだ。

・海の学びの内容

民話の主人公・弦間八兵衛が海へ向かったことから、江戸時代の山梨と海を結ぶ物流について解説した。塩の道となっていた富士川舟運と、海産物を運ぶ中道往還について図を使って伝え、海との物流経路が当時から生活に密着した大動脈であることを分かりやすく解説した。また、江戸時代から海のない山梨県に住む人々は海へのあこがれが強く、多くの生命を育む海に対して畏敬の念を持っていたことを挙げ、今も昔も変わらない海の重要性を伝えた。

・参加者の様子(子どもたちの感想)

・サメがいたら怖いけれど、海は見に行ってみたいと思った。

・頭に来ても悪いことをしたら必ず自分に罰が来ると改めて思った。

・骨を踏まなければもう少し長生きできたのに…と悲しくなった。

当日レポート(コラボ菓子の紹介)(アニメの原画展示)

・アニメにちなんだコラボ菓子の紹介をした。

甲府市の老舗和菓子店「松林軒豊嶋家」による「海ノがらがら」が完成し、会場に来てくださった子どもや大人約80名にプレゼントした。

松林軒では、毎年節分の日に”がらがら”を販売。甲府市で節分の日に食べられる伝統的なお菓子・がらがらは、一辺が20cm程の三角形の焼菓子の中に鈴やおもちゃが入っており、振ると”ガラガラ”と音が鳴り、その音で鬼が驚いて逃げ出すとされている縁起物のお菓子。今回このがらがらを”海バージョン”で製作。焼菓子を磯の香り(塩と青のりを使用)に仕立て、中に入れるおもちゃをアニメーションにも登場するサメのフィギュアを子どもが大好きなガチャガチャカプセルに入れて包んだ特別バージョン。当日は、松林軒の店主も来てくださり、完成品ができるまでのご苦労など話してくださった。

「海ノがらがら」は、期間限定・数量限定で同日から発売中。

・沼田監督が持参してくださったアニメーションの原画などを並べ、来場者に自由に見てもらうスペースを作った。また、作品について監督自らが来場者とお話しする機会もあり、貴重な体験をさせていただいた。

<上映会イベント 実施概要>

名称

海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」上映会とフィールドワーク

主催

一般社団法人日本昔ばなし協会

共催

日本財団 海と日本プロジェクト

日時

2025年2月15日(土)10時15分~11時00分

会場

リッチダイヤモンド総合市民会館 芸術ホール

参加者

県内在住の子ども・大人約80名が参加。

プログラム

甲府市主催のイベント「私の地域・歴史探訪スペシャル 柳沢吉保・吉里記念事業」の午前の部で、海ノ民話アニメーション「弦間八兵衛と鮫」を上映し、フィールドワークを行った。

■上映会&フィールドワーク

・「海と日本プロジェクト」「海ノ民話のまちプロジェクト」概要説明

・『弦間八兵衛と鮫』上映

【フィールドワーク】​
・昔の人(武家)の生活や海との関わり/海なし県の山梨と海との関わり」等をアニメ監督の沼田心之介さんと、有識者の信藤祐仁さん(甲斐黄金村 湯之奥金山博物館長)と事務局担当者がトークショーを展開。当時の向けが住んでいた”高室家住宅”や”海産物の運搬経路”等を学び、当時の人たちの暮らしをスライドを使用して学ぶ。

・昔の話を学んだところで、再度『弦間八兵衛と鮫』を上映

・終了

■コラボ菓子のプレゼント/アニメーションの原画作品展示

・松林軒豊嶋家とコラボレーションした”海ノがらがら”を来場者にプレゼント

・『弦間八兵衛と鮫』の原画を展示し、監督自ら説明してくださった

<団体概要>

団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会

URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/

海ノ民話のまちプロジェクト

「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施するもので、「海との関わり」と「地域の学び」を、子どもたちに伝え語り継ぐことを目的としたプロジェクト。

日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションにして、次の世代を担う子どもたちへ、そして、さらに未来へと語り継いでいきます。

公式サイト https://uminominwa.jp/

公式Youtube https://www.youtube.com/@uminominwa

X(旧Twitter) https://twitter.com/uminominwa

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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