◆関西大学の情報技術とTRIGGERがアーカイブ検索システムを開発◆~アニメ業界に新風!若手アニメーター育成を目指す~

 

学校法人関西大学のプレスリリース

Ⓒ九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

 関西大学とアニメ制作会社の株式会社TRIGGER(英字表記 TRIGGER Inc./大塚雅彦社長、東京都)は、アニメ業界の中でも類を見ない試みとして、若手アニメーターの育成を目的としたアーカイブ検索システムの開発を進めています。

 本システムは、TRIGGERが保管している貴重な原画や動画を活用し、過去の技術を学ぶ教育ツールとしての役割を担います。関西大学の山西良典教授(総合情報学部)と吉良山陽太さん(総合情報学部   4年次生)がデジタルアーカイブや情報検索技術を応用した設計を進めています。2026年4月の完成を目指し、2025年3月8日の「ACTF(アニメ技術開発フォーラム)」にて初の公開発表を行います。

【本件のポイント】

・アニメ業界では類を見ないアーカイブ検索システム開発を通じて若手アニメーターを支援

・関西大学総合情報学部の山西良典教授の知見を生かし、情報検索技術を応用した学習環境を構築

・ACTF技術開発フォーラム(2025年3月8日)で初の公開発表へ

 ■アーカイブ活用による新たな学習環境の提供

 アニメ制作の現場では、原画や動画などの中間生産物が十分に保存されず、一定期間後に廃棄される事がほとんどです。作品をつくるプロセスは、若いアニメーターが技術を学び、将来の創作に生かしていくうえで大変有用な素材であるにもかかわらず、それが重視されない文化があるともいえます。TRIGGERは設立当初からそこに問題意識を持ち、作品クライアントの許諾を得たうえで素材をアーカイブしてきました。本プロジェクトでは、その膨大な資料を検索・閲覧できるシステムを開発し、若手アニメーターが過去の技術を学び、技術向上に貢献できる環境を整えます。

システム画面

■関西大学・山西教授の知見を活かした技術応用

 本プロジェクトでは、山西良典教授と吉良山陽太さんらのチームが開発したデジタルアーカイブや情報検索技術の最先端研究を応用。検索履歴の分析を通じて学習行動のデータを蓄積し、アニメーターのどのような技術が関心を集め、どのような学習効果が期待できるのかを研究します。これにより、アニメーターの技術習得を体系化し、業界全体のスキルアップを促進します。

■3月8日「ACTF技術開発フォーラム」にてシステム初公開

 本システムは、2025年3月8日に東京で開催される「ACTF(技術開発フォーラム)」にて初公開を予定しています。システムのデモンストレーションを実施し、アニメ業界関係者や研究者に向けて、活用事例を紹介します。

< アニメ制作会社 TRIGGERについて >

 2011年に設立したアニメーションスタジオ。『自分たちが楽しめない作品はお客さんも楽しめない』をポリシーに世界に向けてエンターテインメントを届ける。「キルラキル」「リトルウィッチアカデミア」「プロメア」「グリッドマンユニバース」など主にオリジナルアニメを手がけながら人材育成にも注力している。

▼本件の詳細▼

関西大学プレスリリース

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2024/No70.pdf

 

 

▼メディア関連の方▼
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▼本件に関する問い合わせ先▼

総合企画室 広報課

小林、伊地知、明原

住所: 大阪府吹田市山手町3-3-35

TEL: 06-6368-0007

FAX: 06-6368-1266

E-mail: kouhou@ml.kandai.jp

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