川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでは、ここでしか観ることのできないオリジナルの短編アニメを2階「Fシアター」にて上映中!この度、『チンプイ』をテーマにした最新作の公開が決定しました。
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムのプレスリリース
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1、館長:小林順子
https://fujiko-museum.com/ )は、2025年5月21日(水)より、2階「Fシアター」において、
新作オリジナル短編アニメ『チンプイ エリさまのグッドラック』を公開いたします。
2025年は、まんが『チンプイ』の発表から40周年のメモリアルイヤーです。そのメモリアルイヤーにあわせ、この度、ミュージアム完全オリジナルの『チンプイ』短編アニメ作品を制作いたしました。
本作の監督を務めるのは、テレビアニメ『ドラえもん』のオープニングを始めとした数々のPV、MVを制作した日本を代表するアニメーションディレクターの依田伸隆。
キャラクターデザインは、『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』などを手掛けた浅野直之が担当。
そして、音楽は、日本国内にとどまらず海外でも活躍するヒップホップクルー「Dos Monos」のMC・トラックメイカーの荘子itが制作。
各シーンの最前線で活躍するトップクリエイターたちが藤子・F・不二雄の不朽の名作『チンプイ』に挑みます。
登場キャラクターの声優を務めるのは、久野美咲(チンプイ)、潘(はん)めぐみ(春日エリ)、山寺宏一(ワンダユウ)。豪華実力派の声優陣が作品をさらに盛り上げます。
2024年の「藤子・F・不二雄生誕90周年」イヤーを経て、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムは、これからも作品を未来につないでまいります。
開催中の原画展『藤子・F・不二雄が描く チチンプイ!科学と魔法のまんが展』とあわせて、どうぞお楽しみください。
■ 2025年5月21日(水)公開予定
タイトル:『チンプイ エリさまのグッドラック』
場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム内 2階「Fシアター」
※川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 完全オリジナル作品
<STAFF>
・監督:依田 伸隆(10GAUGE)
・脚本:芹川 梓
・キャラクターデザイン 作画監督:浅野 直之
・音楽:荘子it(Dos Monos)
・アニメーション制作:シンエイ動画
■ 依田 伸隆
【プロフィール】
映像ディレクター/制作会社10GAUGE代表。主に劇場作品の予告編やアニメーション作品のOP/PV、アーティストMVなどを手がける。2018年度東京アニメアワード・フェスティバル美術・色彩・映像賞受賞。スペースシャワーアワード2020 BEST ANIMATION VIDEO受賞。代表作に、ドラえもんOP(星野源主題歌Ver)、僕らまだアンダーグラウンドMV(Eve)、「君の名は。」予告編など。
【コメント】
チンプイは、F先生が描かれてきた「もし○○だったらいいな」という物語の系譜にはありますが、実際はその先に踏み込んで描かれている作品だと思っています。「だったらいいな」の先にあるとても魅力的なもの!是非お楽しみください!
■ 芹川 梓
【プロフィール】
脚本家。映画会社のアニメ宣伝プロデューサーを経て、独立。
TVドラマ、アニメ、サウンドドラマなど幅広い分野の脚本を執筆。
TVドラマ「よだれもん家族」(テレビ東京)、『薬屋のひとりごと』ミニアニメ「猫猫のひとりごと」、ドラマCD「Face」「宝石の監獄」(マウスシアター)オリジナル作品、その他サウンドドラマ脚本多数。
【コメント】
何度失敗をしても塀を飛び越えようとする前向きさ、納得できないことはきっぱりと断る潔さ、冒険やトラブルにも果敢に挑んでいくたくましさ。そんなエリちゃんの魅力をショートストーリーに詰め込みました。すこし・ふしぎなシンデレラに、是非会いに来てください。
■ 浅野 直之
【プロフィール】
アニメーター/キャラクターデザイナー
岡山県出身
主にテレビシリーズや劇場アニメ作品でキャラクターデザインなどを手がける。代表作「おそ松さん」「映像研には手を出すな」「うる星やつら」など
【コメント】
パンパカパーン!
まさかあのチンプイとエリちゃんに再び会える時が来るなんて!映画「ドラえもん」シリーズ以来、久々に藤子F作品に関わることができて本当に光栄です。どんな作品になるのか…自分が1番ワクワクしています!
■ 荘子it (Dos Monos)
【プロフィール】
1993年生まれ。中高の同級生のTaiTanと没と組んだヒップホップクルーDos Monosを率い、全曲のトラックとラップとギターを担当。映画劇伴やCM音楽も手掛けつつ、吉田雅史との共著『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』や、映画批評などの言論活動もおこなう。
【コメント】
「チンプイ!」と叫ぶだけで、元気な明るさと同時に、摩訶不思議な可笑しさが沸いてきませんか?チンプイの顔も見れば見るほど愛嬌だけじゃない、宇宙人としての底知れなさを感じて…。ステレオタイプのシンデレラストーリーに反旗を翻すエリちゃんのように、一筋縄で行かない、なのにその奔放さに自然と夢中になってしまう、子供から大人まで楽しめる音楽を作って、Fシアターをワクワクで満たしたいと思います!
<声優陣>
■ チンプイ役:久野 美咲
【コメント】
チンプイ役を演じさせていただきます、久野美咲です。長い間、たくさんの方から愛されているこの作品に関われることを、とても光栄に思います。ひょうきん者で愛らしいチンプイを表現できるよう精一杯がんばります!
■ 春日エリ役:潘(はん)めぐみ
【コメント】
藤子・F・不二雄先生の描かれた『チンプイ』の世界に、エリちゃんとして…想像もしていなかった未来がやってきました。どんな願いも叶えてくれるチンプイですが、真っ当なところに引き戻してくれるまでがチンプイの科法だと思うので、おてんばでズボラがチャームポイントになるくらい素直なエリちゃんの魅力を損なわぬよう、チンプイとワンダユウと一緒に皆さんを誘(いざな)えたらと思います!!
■ ワンダユウ役:山寺 宏一
【コメント】
藤子・F・不二雄先生の作品には声優として度々参加し、「3万3千平米」(NHK)ではドラマで主人公を演じさせて頂きました。今回ワンダユウ役を仰せつかり大変嬉しく思います!大好きな八奈見乗児さんのイメージが強烈に残っていますが、沢山の方々に楽しんで頂けるよう頑張ります!
■ まんが『チンプイ』について
1985年に「藤子不二雄ランド」(中央公論社)にて連載開始。1989年にはテレビ朝日系列にてテレビアニメが放送開始。
<原作版あらすじ>
12歳のおてんば少女・春日エリのところに突然やってきたのは宇宙人のチンプイとワンダユウ。
なんと2人は、エリがはるか宇宙にあるマール星の第一王子であるルルロフ殿下のお妃に選ばれたことを伝えに来たのだった。お妃になることを絶対に嫌がるエリと、なんとかエリを説得しようとするチンプイ、ワンダユウたちのドタバタ劇を描いたスペースシンデレラストーリー。
■ 施設概要
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
〒214-0023 神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1
開館時間:10:00~18:00
休館日:火曜日、年末年始 ※臨時休館、火曜特別開館あり
料金:
大人・大学生 1,000円 中学・高校生 700円 子ども(4歳以上) 500円 ※3歳以下無料
※入館は日時指定による事前予約制です。
※入館チケットは、ミュージアム公式サイト内のチケット販売ページより購入いただけます。
藤子・F・不二雄は、読んだ人の心まで笑顔にする、そんな「まんが」を、自身の居住地でもあった川崎市多摩区で、長きに渡り描き続けました。そして、藤子・F・不二雄が思い描いた「夢、希望、友情、勇気、大いなる好奇心、人を愛する優しい気持ち」を、今に、そして未来へ伝え続けるために、当ミュージアムは2011年9月3日、この地に誕生しました。そこには、あたたかみのある笑いが溢れ、子どもたちのありふれた日常と、こだわり続けた「SF-すこしふしぎ-」がいつも存在しています。
「Fシアター」とは
200インチスクリーンを備えた映像展示室です。当館でしか観ることのできないオリジナル短編アニメを上映します。
2F「展示室Ⅱ」では、『藤子・F・不二雄が描く チチンプイ!科学と魔法のまんが展』を開催中です。
「科学」や「魔法」をモチーフに描かれた作品を紹介し、藤子・F・不二雄ならではの夢のかなえ方を読み解きます。『ドラえもん』の未来のひみつ道具、『チンプイ』に登場するマール星の科法、『ジャングル黒べえ』で使われる魔法など・・・。
藤子・F・不二雄だからこそ描くことのできた「科学」と「魔法」の作品世界を、原画を通してお楽しみください。会期:前期 ~5/12(月)、後期 5/21(水)~10/26(日)※予定
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム公式サイト: https://fujiko-museum.com/
ミュージアムに関するお問い合わせ先:0570-055-245 (9:30~18:00 ※年末年始はお休み)
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