福島県のプレスリリース
2025年3月12日(水)
福島県総務部広報課
\ 押山 清高 監督 最新作 /
ふくしままっぷ友の会PRESENTS
福島県総合情報誌「ふくしままっぷ」ブランドムービー
『赤のキヲク』
2025年3月27日(木)公開決定!
福島県は、2025年3月27日(木)より、押山 清高 監督の最新作となる完全オリジナル短編アニメーション『赤のキヲク』を下記特設サイトにて公開いたします。
27日の本編公開に先立ち、本日16時に『赤のキヲク』予告編を同サイトで公開いたしました。
■ブランドムービー『赤のキヲク』特設サイト
『赤のキヲク』 予告編より
本作は、福島県の今と魅力を詰め込んだ総合情報誌「ふくしままっぷ」を、よりたくさんの方々へお届けするために昨年12月に発足した「ふくしままっぷ友の会」の特別企画として誕生しました。
【福島県総合情報誌「ふくしままっぷ」】
大人にも子どもにも親しみやすい手書きのイラストと文字のみで表現した、折りたたみ式の福島
県総合情報誌。2016年の発行以来、累計発行部数は40万部を突破。監修は福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦さん、デザインはアートディレクターの寄藤文平さん。
■「ふくしままっぷ友の会」Webサイト
ー 監督・押山 清高が描く、ふるさとへの想い
本作の監督を務めるのは、劇場アニメ『ルックバック』で米アニー賞へのノミネートを始め、国内外で高い評価を受けたアニメーター・アニメーション監督の押山 清高 氏。
国内興行収入20億円を超え、社会現象を巻き起こした同作に続き、今回手掛ける最新作『赤のキヲク』では、自身の出身地である福島県を主な舞台に、主人公の成長を通じて“ふるさと”への想いを描く作品となります。
ー 監督自らが手掛ける、こだわりの映像美と音楽
押山監督は、本作においてアニメーションの監督・脚本・キャラクターデザインに加え、アニメーションや背景美術など全ての作画も担当。細部までこだわり抜いた映像表現と、アーティストのedda氏と共同制作した歌詞による音楽が融合した、渾身の一作に仕上がりました。
福島にゆかりのある方はもちろん、すべての人にとっての“ふるさと”を想うきっかけとなる作品。
本編公開まで、楽しみにお待ちください。
<あらすじ>
東京でグラフィックデザインの仕事をしている独身女性が主人公。
彼女は、赤べこの魔法をきっかけに、自身の原点や大切なものを振り返り、今の自分の姿を見つめ直していく。
◯『赤のキヲク』監督:押山 清高
1982年、福島県生まれ。2004年より株式会社ジーベックでアニメーターとしての活動を開始し、2006年には『電脳コイル』で作画監督を務める。
その後、さまざまな作品やアニメ制作スタジオで、監督・脚本・デザイナーなど幅広い役割を担う。2017年、アニメーション制作会社スタジオドリアンを設立し、短編『SHISHIGARI』を制作。
2024年、監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・原画を務めた劇場アニメ『ルックバック』を発表。同作は第48回日本アカデミー賞、第49回報知映画賞、第16回TAMA映画賞をはじめ、多くの賞を受賞した。
<主な参加作品>
『電脳コイル』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』『風立ちぬ』『スペース☆ ダンディ シーズン 2』『フリップフラッパーズ』『DEVILMAN crybaby』『SHISHIGARI』『ドラえもん のび太の新恐竜』『チェンソーマン』『君たちはどう生きるか』など
【メッセージ】
昨年、監督した映画の公開を通じて、世界中から大きな反響をいただき、私にとっても特別な一年になりました。
そして、今の自分があるのは、多くの人との関わりや、恵まれた環境があったからこそだと改めて実感することが増えました。
2011年の東日本大震災当時、私は東京で仕事をしていましたが、福島で被災した家族や大切な人たちのために、何もできなかったという思いがあります。
その経験から、東京で創作を生業にできている今の自分の状況は、ある意味で、大切なものの犠牲の上に成り立っているのではないかという気持ちを抱くようになりました。
今回の『赤のキヲク』は、そんな自分の中にあるモヤモヤした想いを、何らかの形で吐き出す手段として制作したアニメーション作品です。
私にとって、福島で生まれ育った20年間は、消えることのない多くの原体験を作り上げた時間でした。
本作では、そうした自身の実体験をもとに、故郷を離れた一人の女性が、自分の原点を振り返る物語を描いています。
福島を知らない方には、その存在を知るきっかけに、また、福島に限らず誰にでもある「自分の原点」に思いを馳せ、忘れかけていた大切な何かを再確認する機会になれば幸いです。
【作品情報】
制作・著作:福島県
タイトル:赤のキヲク
公開日:2025年3月27日(木)
※2025年3月24日(月)ふくしままっぷ友の会会員先行配信
企画・監修:箭内 道彦
福島県総合情報誌「ふくしままっぷ」デザイン:寄藤 文平
企画制作: 山川印刷所/齋藤 宏行、東北新社/井上 淳・春日 大輝
監督・脚本・絵コンテ・キャラクターデザイン・作画・背景:押山 清高
色彩設計:末永 康子
撮影監督:出水田 和人
主題歌:赤のキヲク
作詞:edda、押山 清高
編曲:中島 ノブユキ
歌:edda
アニメーション制作:スタジオドリアン
※先行配信について
「ふくしままっぷ友の会」にご参加いただいている皆さま限定で、2025年3月24日(月)正午より『赤のキヲク』本編を先行視聴いただけるURLをご案内いたします。※一般公開は3月27日(木)12:00を予定。
「ふくしままっぷ友の会」への参加を希望される方は、ふくしままっぷ友の会Webサイト(https://fukushimamap.jp/)の応募フォームよりお申し込みください。
《すでに(3月12日(水)16時まで)にお申し込みいただいている方》
「ふくしままっぷ友の会」お申し込み時に登録いただいたメールアドレス宛てに、先行視聴用URLをご案内いたします。
《これから(3月12日(水)16時以降)お申し込みいただく方》
「ふくしままっぷ友の会」申込時の完了画面と自動返信メールにて、先行視聴用URLをご案内いたします。
【画像データURL】
https://drive.google.com/drive/folders/1R-4plZv6dI00xAUqkkjPw4GcBlgqxbVw?usp=sharing
※予告編動画の使用については下記事務局までお問い合わせください。
【お問い合わせ】
ふくしままっぷ友の会事務局 (mail:info@fukushimamap.jp)
◯『赤のキヲク』企画・監修:箭内 道彦 (福島県クリエイティブディレクター)
クリエイティブディレクター
東京藝術大学美術学部デザイン科教授。郡山市出身。
タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」、リクルート「ゼクシィ」など、既存の枠に捉われない話題の広告キャンペーンを数多く手掛ける。
福島県クリエイティブディレクターとして、福島県公式イメージポスターをはじめ、「ふくしまプライド。」「ふくしままっぷ」「MIRAI2061」「ふくしま 知らなかった大使」「もっと 知って ふくしま!」「福、笑い」「ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま」など様々な発信を監修。 2011年大晦日のNHK紅白歌合戦に出場したロックバンド「猪苗代湖ズ」のギタリストでもある。
【メッセージ】
「その赤い色はいつもそこにいた。黙って、んだんだと頷いて、それぞれの人生を、それぞれのそばで見守り、肯定し続けながら。」
福島の今と希望を、あなたの目の前につなぐ地図
そんなふくしままっぷに、本宮で生まれ育った押山 清高 監督が、ふるさとへの思いとともに新しい力を吹き込んでくれました。
「知ってもっと近くなる。行ってもっとすきになる。」ふくしまの魅力をもっともっとたくさんの人へ、
友の会とInstagramとこの素晴らしいアニメーションが、ふくしままっぷをより立体的に、ベコ太郎と一緒に、届けていきます。
箭内 道彦
◯福島県総合情報誌「ふくしままっぷ」デザイン:寄藤 文平
グラフィックデザイナー
1973年生まれ。2000年に有限会社文平銀座を設立。広告やプロジェクトのアートディレクションとブックデザインを中心に、ロゴデザイン、挿画、執筆活動などを行う。著書に『ウンココロ』(実業之日本社)、『死にカタログ』(大和書房)、『元素生活』(化学同人)、『ラクガキマスター』(美術出版社)、『デザインの仕事』(講談社)ほか。
【メッセージ】
「ふくしままっぷ」は、それをみる人ごとに新しい発見があるような、それぞれの福島を見つけるマップとして考え、作りました。
このたび、「ふくしままっぷ」をきっかけとしながら、押山監督の福島をアニメーション作品として表現くださいました。
「ふくしままっぷ」の作り手としてうれしく、さらに、ひとりの押山監督ファンとしてもうれしく、まさに、うれしいうれしいことでした。
制作を通じ、押山監督が「自分にとっての福島」というものをブレることなく大切にされていることが伝わってきました。僕自身は福島県出身ではありませんが、そのような自分にとっての福島というものがあって、僕もそれを大切にしてゆきたいと思いました。
この作品がより多くの人に届き、観る人ひとりひとりにとっての福島に想いを巡らせる契機となることを願っています。
寄藤 文平
【福島県総合情報誌「ふくしままっぷ」とは】
「ふくしままっぷ」は、福島を知り、読んで、見て、感じて、みなさんの「好き」を見つけてもらうための地図です。200を超える名所、伝統行事、特産品、海、川、山、湖から、人々の活動や声まで、福島の魅力をひとつひとつ手描きで絵に描いてこれでもかと一枚に詰め込みました。このラーメンが食べてみたい。あの桜をみてみたい。あの山の向こう、この川の先、その森の奥へ。福島に思いを巡らせる小さな旅を、「ふくしままっぷ」はありったけの絵とたのしい知見で、応援いたします。なにかひとつ、できればたくさん、福島の「好き」を見つけてもらえますように。その「好き」を力に変えて、あかるく前に進めますように。それが「ふくしままっぷ」の願いです。
【ふくしままっぷ友の会とは】
はじめて「ふくしままっぷ」が作られたのは、2016年のこと。世の中で語られる「福島」の姿が、そこにある本当の福島の姿から、なんだかだんだんかけ離れていくように感じられていた頃。もっと福島の豊かで広くてイキイキとした楽しい姿を知ってもらおう。そんな思いから生まれたのが「ふくしままっぷ」でした。おかげさまで好評いただき発行部数40万部を超えるまでになりました。2023年には新たな情報を加え、「ひとつひとつ実現するふくしままっぷ」にアップデート。「どこで手に入るの?」「こちらでも配布したい」「みんなでもっと見たい」みなさんからのそんな声をいただくようになりました。その声にお応えする形でこの度・・「ふくしままっぷ友の会」が発足しました。「ふくしままっぷ」を通じて、みなさんそれぞれの福島の「好き」をわかちあって、あかるい力に変えてゆきたい。友だちとちょっと出かけるくらいの気分で、ぜひとも気楽にご入会ください。入会はもちろん無料です。
▪ふくしままっぷ友の会Webサイト
▪ふくしままっぷ友の会Instagram